メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo byshunji_yamakawa

放送作家のセカンドキャリア 〜アリキリ〜

    ここ最近、【中堅放送作家】たちの断末魔が至る所から聞こえてくる気がします。
    ここで言う【中堅】とは…業界歴20〜30年ぐらいの作家だと思って下さい。
    年齢で言えば「四捨五入して50歳」前後です。


    近年、テレビ局による広告収入がインターネットのソレと逆転現象を起こしているというニュースは知っているかもしれませんが、それに追い打ちをかけるように…2020年の新型コロナウイルス騒動で企業の広告出稿状況はさらに悪化の一途を辿っています。

    テレビ番組の制作にあたり、まず何に一番お金がかかるか?
    それは「人件費」です。
    出演者のギャラ、スタッフのギャラが制作費の中でかなりのウェイトを占めます。

    ただ、そこはわりと【聖域】に近く…。
    クオリティ維持のためにもなるべく削りたくないところです。
    なので、様々な経費を削ってきています。

    AD陣による「タクシー使用」の厳格化
    カメラの入ったバックは重たいが、ロケ先への往復でタクシーが使わないように言われ、電車に乗るよう推奨される。
    また、作家も深夜の打ち合わせは無くなり、タクシー券は出してもらえなくなった。

    収録でのケータリングが簡略化
    スタジオ収録で休憩の時の談話&栄養補給として置かれているケータリング。
    ここに置かれているドリンクの種類が減らされたり、お菓子の種類が減ったり…。
    もしくは”廃止”する番組も。

    ついに、俳優陣からもこんな”苦情クレーム”が出るようになっているようで…。

    ドラマの現場での「ロケ弁」の質が低下しまくっているようです。

    『崎陽軒』の「シウマイ弁当」が1食・1000円を超えてしまうご時世ですからね。

    特にドラマの現場は大所帯。
    なので、例えば100人のスタッフの弁当を1000円から700円のに変えるだけで300円×100人で3万円の節約。
    昼と夜にロケ弁が出れば2倍となる6万円の節約。
    撮影が10日に渡れば…トータルで60万円の節約になります。
    ほんと「塵も積もれば山となる」で、細かなところをガシガシと削りまくってきました。


     
     
     
    テレビやラジオの世界で「放送作家(構成作家)」と呼ばれる仕事をしてます。 文字を扱うプロフェッショナル…の端くれです。 [考察][見解][創造][喜怒哀楽]をテーマに己の気の向くまま毎日noteを投稿中。 mixi歴は17年。 ハイボールが大好きな【昭和レトロ】のオジサンです。

    あなたへのおすすめ