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ラーメン業界の【1000円の壁】問題の本質

     とあるラーメン屋の店頭にこんなポスターが貼ってあった。

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    日本ラーメン協会

    「日本ラーメン協会」は
    【1000円の壁】
    を越えたいんです!


     …という【宣言】みたいなものだ。
     てか、そもそも「日本ラーメン協会」ってなんぞや!?

     設立は2008年らしい。
     そんな歴史のある”公”っぽい団体が提言するとはよっぽどのことなんだろうね。

     パッとホームページを見ても、何店舗ぐらい加盟していてとか、どこぞの有名ラーメン店の店主が役員に名を連ねてとか…よくわからないが。
     職人の団体ではなく、どちらかと言えば製麺とかそういう食材卸系や経営コンサル系の企業が立ち上げた集まりっぽい。


     まぁ…確かに、昨今の物価高で

    「ラーメンは、もはや日本人の国民食である!
    つまりインフラ(日常食)みたいなものだ!
    そんなインフラの値上げをするなんぞ許さん!」

     という庶民の声をいつまでも真に受けていたら、ラーメン屋がバコバコ潰れるばかり。
     ただでさえ、近年は「閉店ラッシュ」と言われているのに。

     「中華そば・390円」で頑張っていた大手チェーンの『日高屋』でさえ、420円に値上げせざるをえない状況なわけだし。
     「赤信号、みんなで渡れば怖くない!」とばかりに「値上げもみんなですれば庶民も納得してくれるだろう!」と、ラーメン業界(団体)としての足並みを揃えようとしたのかもしれない。


     ただぁ…!!
     ラーメン協会のこの宣言は勘違い…というかお門違いだと思う。

     だって、消費者は「ラーメンに1000円以上を払ってもいいよ」と思っているはず。
     ただし!!

    その値付けに見合わない味や量、質のラーメンを提供する店には意地でも1000円なんて払えるか!

     ということなんだよ。
     要は【一杯の満足度】の問題なのだ。

     俺が大好きな『豚山』のラーメンも近年は値上げを重ね、ついに「小ラーメン」が1000円の壁を突破してしまった。
     が!
     俺はそれでも1000円を出して食べに行っている。
     だって、美味しいし量もあるから【満足できる一杯】なんだもん。

     逆に…自分が「ハイレグどんぶり」と呼んでいる…。
     器の角度が急で、ほんの少ししか麺量が無いのに1000円…みたいなラーメンを出す店は自分は正直敬遠している。

     一方、少なくても超絶好みのラーメンなら1000円以上出してもいいと思っている派でもある。


     トータルして言うなら、質やら量やらで客を満足させていないのに「ラーメン店で1000円の壁を越えても許してね!」と宣言しても客からはそっぽを向かれるんじゃないの?
     閉店ラッシュの原因を「原材料費の高騰のせい!」と責任転嫁したらあかんよ。
     お店の努力が足りていないか、努力する方向を間違えていると思う。


     ちなみに、このラーメン協会のサイトに「ご当地ラーメン紹介」のコーナーがあったのだが…。
     東京のラーメン一覧を見ると

    東京ラーメン
    荻窪ラーメン
    油そば
    つけ麺
    八王子ラーメン
    背脂ラーメン

     と並んでいた。

     ん…!?

    「二郎(系)ラーメン」は?


     神奈川県に「家系ラーメン」があるのに「二郎系ラーメン」を入れてないのはおかしくない!?
     あ!!
     もしかして『ラーメン二郎』側が「うちの名前を使うな!掲載は絶対に止めてくれ!」ってグループ入りを断ったのかな?

     独立国家だもんな…『二郎』は。




     
     
     
    テレビやラジオの世界で「放送作家(構成作家)」と呼ばれる仕事をしてます。 文字を扱うプロフェッショナル…の端くれです。 [考察][見解][創造][喜怒哀楽]をテーマに己の気の向くまま毎日noteを投稿中。 mixi歴は17年。 ハイボールが大好きな【昭和レトロ】のオジサンです。

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