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【超私的感想】 M-1グランプリ 2021

    「オープニングから30分近くがアヴァンVTRovertureってのがスゲー」

     とにかく数字を上げるためには手段を選ばないなぁ。
     この有り余る時間を今年の『R-1グランプリ』にあげたいぐらいだ(笑)。

     『M-1』を見る前の腹ごしらえで外出してラーメンを食べていたのだが、思った以上に提供に時間がかかって「やべっ! 開始時間に間に合わない!」と思って慌てて帰ってきたが、盛り上げの部分が長かったので余裕で本戦には間に合った。

     さて…買ってきた缶ハイボールを開けつつ、本戦を観戦。


    決勝・1組目:モグライダー

     『さそり座の女』はかわいそう…という。
     可能性を潰していく…「漫才か漫才じゃないか」というか。
     昨年度の【おいでやすこが】を彷彿とさせる歌ネタ。

     結果637点…トップバッターにしてみれば高い印象。
     審査員コメントみんな優しいし的確。


    決勝・2組目:ランジャタイ

     初の決勝戦進出。
     準決勝で色々波乱を巻き起こしたコンビ。
     「風の強い日をテーマ」に…これまた【マヂカルラブリー】を彷彿とさせるような…漫才か漫才じゃないかの漫コン漫才コント。
     ビジュアルからするとボケ・ツッコミが逆だが(笑)。
     ガンマイクが追いかけるのが大変そうだった。

     結果628点…7人中4人が80点台という、なかなか難しい判定。
     みんな渋い顔をしていたなぁ。
     立川志らく師匠が言う通り、確かに0嫌いか100好きかのどっちかしかないからだ。
     しかも、昨年優勝した【マヂカルラブリー】のネタを許してしまったがゆえに否定はしにくいもんな…。
     審査員で事務所の先輩であるサンドウィッチマン・富澤さんの「決勝だぞ!」の一言が一番笑えた。
     その通り(笑)。


    決勝・3組目:ゆにばーす

     ディベートをしよう!
     「コロナ賛成派・反対派」から「男女の友情はありか無しか」という構成の妙が光るネタ。
     男女コンビだから…ハラちゃんがあんな感じだから…様々な条件が全て整った状態で放てる最高のボディーブロー。
     (俺も中川礼二さんと感想が一緒)

     結果638点…暫定1位。


    決勝・4組目:ハライチ

     ここで出た、敗者復活組。
     40万票と2位の【金属バット】に3万票差で勝利し決勝へ。
     澤部さんがノリツッコミするネタではなく、お互い相方のやりたいことを否定する…ノリツッコミのイメージキャラ脱却したネタ。
     ただ、目新しさ…というか「王者じゃないかなぁ〜」というネタ。

     結果636点…上沼恵美子さんだけ98点という高得点。
     松本さんは様子見で、他は点数低め。
     ここで【ランジャタイ】が敗退。 


    決勝・5組目:真空ジェシカ

     会場が温まってきた頃に話題のコンビが登場。
     「市長をやってみたい」という練習ネタ!?
     「ミッキーは1人」という…世界で一番ポップな圧力団体に触れた勇気はスゴい(笑)。
     にしても、昨年度の【マヂカルラブリー】のネタが「漫才の壁」を壊したおかげでネタの内容が「漫才…なのか?」という波乱続き。

     結果638点…同点で1位。
     確実にポイントを取っていく…という松本さんの言葉がしっくり。
     ここで【ハライチ】が脱落。


    決勝・6組目:オズワルド

     大本命の登場。
     「お前の友達をくれ」というサイコパスなネタ。
     上手い!!
     言葉選びのチョイスから間の取り方まで完璧。
     昨年の「雑魚寿司」みたいなワードセンスが光る。
     他のコンビが38マイクから離れまくりのネタをやる中での「王道の漫才スタイル」が逆に目立つ。

     結果665点…ぶっちぎり。
     やっぱりだよね。
     ナイツ・塙さんの「たたみ一畳での笑い」というコメントが心に響く。
     「動きのある漫コン」じゃなくて「これぞ漫才」ってのが見たいんだな…多分。
     ここで【モグライダー】が敗退。


    決勝・7組目:ロングコートダディ

     「生まれ変わったら…」の練習。
     いきなりセンターの38マイクから外れまくる。
     「肉うどん(×2)」と「ワゴンR」に生まれ変わるネタ。
     いくら「漫才の壁」が壊れたとは言え、ちょっと自由にやりすぎかなぁ…面白いんだけど。

     結果649点…2位につける。
     自分は巨人師匠と近い意見。


    決勝・8組目:錦鯉

     「中年の星」の登場!
     合コンの練習がしたい長谷川。
     王道のツッコミ漫才、同じ中年としてはジワジワくるネタだった(笑)。

     結果655点…ここで【オズワルド】の決勝進出が決定。
     去年のパチンコネタと比べて格段に評価が高かった。
     尻上がりで盛り上がるネタは評価が高い傾向…というか、ネタはそうならないとね。
     そして【真空ジェシカ】&【ゆにばーす】が脱落。


    決勝・9組目:インディアンス

     ザキヤマさんみたいなボケをジャブのごとく連発する田渕さん。
     「怖い動画やりたい」というテーマで。
     「女性の叫び声が聞こえる」からの「楽天モバ〜イル!」は今日一番の大爆笑かも。
     上戸彩さんの元先輩米倉涼子をネタにするっていう…。
     これはネタが面白いかどうかより「決勝戦へ残すか? 残さないか?」のジャッジのような気がした。

     結果655点…同率2位。
     審査員が軒並み高評価だった。
     で、【ロングコートダディ】が敗退決定。


    決勝・10組目:もも

     ファーストラウンドのトリを務めるのは【もも】。
     俺は知らんかった。
     ネタは「(印象)ズレてる」っていう応酬。
     WボケならぬWツッコミ?
     そして「三代目JSB」のワードの時に、すかさず上戸さんを抜くスイッチング。
     「車掌顔」の時に中川家の礼二さんも抜かれてた。
     今大会のスイッチャーさん、相当台本(ネタ)を読み込んで来た??
     かなり優秀だ。
     (※公式配信の動画は審査員をカメラで抜いてないな)

     結果645点…そのまま敗退。
     巨人師匠の「言葉の殴り合いが遅かった」…まさに。。
     【錦鯉】・【インディアンス】がファイナルラウンドへ進出。
     もうちょっとエンジンかけるの早かったら分からなかったかも。


    ファイナルラウンド・1組目:インディアンス

     予選3位。
     テンション高い漫才…「スターになりたい!」をテーマに。
     ひたすらしゃべくり。
     「聖闘士星矢〜!」は世代のツボw


    ファイナルラウンド・2組目:錦鯉

     「猿を捕まえたい!」というネタ。
     ひたすらくだらねぇ(笑)。
     バカだな〜。
     あれをや演ってるの、50歳だもんな〜。


    ファイナルラウンド・3組目:オズワルド

     大トリ。
     「ラーメン屋の行列に割り込みされた」と…。
     ん? やべぇ…テンション低い。
     エンジンのかかりが遅くない?
     後半にかけての尻上がりが感じにくい…。
     まさかの「ロッチ現象」が!?
     失速っぷりが目に見えて分かった。
     この時点で俺的には【オズワルド】は脱落。


     「錦鯉かな」…と直感では思った。

     そして結果!!


    インディアンス:1票
    錦鯉:5票
    オズワルド:1票



     ってことで2021年大会の優勝は【錦鯉】!
     富澤さんと塙さんが泣いてる…。
     それを見て俺も泣いた(笑)。

     だって、長谷川さんなんて50歳まで頑張って…。
     苦労に苦労を重ねて、半世紀を生きての優勝だもん。
     そりゃ芸人仲間なら泣くわ。
     そして泣き顔を見せられる審査員の2人は強いと思ったし、素直に号泣出来る長谷川さんも好感が持てる。
     負け顔を見せられる芸人さん…共感力が強いよな〜。


     ファイナルラウンドをトータルで見て「一番、誰が馬鹿だったか?」で【錦鯉】だったな…という感じ?
     「ネタで見るか? 人キャラで見るか?」で考えると、人で見た大会だったのだろう。
     【インディアンス】は人としての知名度が足りなかったな…多分。



     にしても、今年はインフォマーシャルがやたら多いな…(笑)。
     大会の振り返りVTRもスポーツ中継並の早さで編集して出してきたし。


     (敗者復活は国民投票だが)決勝ラウンドは視聴者投票に媚びず、プロがプロを審査する…というのが『M-1グランプリ』の価値をブランディングしているしているのかね?
     そういう意味では、『キング・オブ・コント』もソッチに寄せてきているし。
     『R-1グランプリ』みたいに視聴者投票を入れると…なんか違うんだろう。


     久しぶりに読後感のいい大会だった気がする。
     だから『M-1』は面白い。


     …ん?
     今や『M-1』のMって、もしかして「松本のM」になっているのでは……??




    あくまで個人的見解に基づいて書いています

     
     
     
    テレビやラジオの世界で「放送作家(構成作家)」と呼ばれる仕事をしてます。 文字を扱うプロフェッショナル…の端くれです。 [考察][見解][創造][喜怒哀楽]をテーマに己の気の向くまま毎日noteを投稿中。 mixi歴は17年。 ハイボールが大好きな【昭和レトロ】のオジサンです。

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