
【CPS】生成AIはCPSのどこで使える?― 人の議論を補完する3つの使い方💡 0013 Practice
💡この記事は、こんな方に向けて書きました
生成AIを、実際の業務上の問題解決に使いたい人
部門をまたぐ問題を解決するプロジェクトを推進している人
CPS(ふせん会議術)の原因分析・解決策検討を充実させたい人
生成AIに「答えを作らせる」のではなく、人間の議論を補完するために使いたい人
💡CPSに生成AIを使ってみた
私はこれまで、CPS(Customer Planning Session)を使って、300回以上の問題解決会議をファシリテーションしてきました。
CPSでは、参加者全員で、このような流れで進めます。

目標
↓
問題
↓
原因
↓
根本原因
↓
解決すべき重要な根を絞る
↓
解決策
↓
活動計画
まで進めます。
では、このプロセスに生成AIを使ったら、何ができるのでしょうか?
私は、
参加者の代わりに、生成AIに答えを出してもらう
ためではなく、
参加者だけでは気づかなかった視点がないか、確認する
ために使っています。
PLS(Project Leading Skill)は、私が30年以上の企業改革の経験から体系化した、プロジェクトを成功へ導くための知識体系です。
CPS(Customer Planning Session:ふせん会議術)は、その中の「問題解決力」で使っている手法です。
💡実際のお客様の問題で、生成AIを試してみた
私は、実際にお客様で起こった業務上の問題について、
問題
↓
原因分析
↓
根本原因
↓
解決策
まで、過去に実際のCPSで検討した事例を生成AIに与え、
原因や解決策に、漏れ抜けがないか?
を確認してみました。
すでに人間が検討した結果があるため、
人間が実際に考えた原因・解決策
と、
生成AIが提示した原因案・解決策案
を比較できます。
この経験から、私は生成AIをCPSで使える場面を、主に次の3つと考えています。
💡使い方① 原因分析――「他に原因はないか?」
CPSでは、参加者から出された問題について、
「なぜ、この問題が起こっているのですか?」
と問いかけます。
さらに原因について「なぜ?」を繰り返し、根本原因を探します。
しかし、参加者が知っていること、経験したことだけでは、別の視点が抜けている可能性があります

そこで生成AIに、
「この問題について、考えられる原因は他にありませんか?」
と聞いてみます。
ただし、ここが重要です。
生成AIが出した原因は「事実」ではありません。
あくまで、
原因案
です。
生成AIから新しい原因案が出たら、参加者に、
「このような原因も考えられますが、実際に起きていますか?」
と確認します。
参加者による原因分析
+
生成AIからの原因案
↓
参加者全員で事実確認
という使い方です。
💡使い方② 解決策――「他に方法はないか?」
原因分析が終わったら、私は最近、すべての根本原因について解決策を考えるのではなく、
まず、解決すべき重要な根を絞ります。
そして、絞った根について、
「この根は、どうすれば解決できますか?」
と参加者全員で考えます。
ほとんどの場合、参加者から解決策案が出ます。
しかし、なかなか良い案が出ないこともあります。
そのときに使う「枠を壊す7つの切り口」の一つが、
「他業界を含め他社事例を調べる・生成AIに聞く」
です。
例えば生成AIに、
「この根本原因を解決するには、他にどんな方法がありますか?」
と聞いてみます。
ここでも、生成AIの答えをそのまま採用するわけではありません。
生成AI=解決策のたたき台
です。
出てきた案について、
自分たちでできるか?
根本原因を本当に解決するか?
過去に同じ案で失敗していないか?
を参加者全員で確認します。
解決策の作り方については、
👉 CPS0464 Practice
「根原因から『実行する解決策』を決める5ステップ」
で詳しく説明しています。
💡使い方③ 最後に「漏れ抜け」を確認する
3つ目は、
原因・解決策の漏れ抜けチェック
です。

例えば原因分析が終わった後、
「この問題について、他に重要な原因が考えられませんか?」
と生成AIに確認する。
解決策を検討した後なら、
「この根本原因に対して、他に検討すべき解決策はありませんか?」
と確認します。
そして生成AIから新しい案が出たら、
「これは当社にも当てはまるのか?」
を参加者が判断します。
つまり、
生成AIで漏れ抜けを探し、人間が事実と妥当性を確認する。
という使い方です。
💡私はSession前にも生成AIを使う
私はCPSのSessionをリードするとき、プリセッション(キックオフ)後に、参加者全員から2つづつ集めた「目標を阻害する問題」を目の前に並べ、
この問題はどういう意味だろう?
どんな原因が考えられるだろう?
原因を掘り下げると、どんな根がありそうか?
どんな解決策が考えられるだろう?
と言った内容を、頭でシミュレーションしておきます。
特に、私にとって初めての業界や、業務であれば、生成AIを使って、