
自分を責めるクセが止まらない人へ|"心のブレーキ"を外す5つのワーク
ちゃんとやっているのに、「まだ足りない」と思ってしまう。
誰かに褒められても、「いや、たまたまですよ」とかわしてしまう。
夜、布団に入ると、今日の自分のダメだったところばかり再生される。
もし、あなたが日常的にこういう感覚を持っているなら、 この記事はきっと読む意味があると思います。
「また自分を責めてる」と気づいたとき
僕自身の話を少しだけさせてください。
数年前、僕は当時お付き合いしていた人との関係で、ずっと自分を苦しめていました。
遠距離恋愛でした。 見た目も中身もすごく好きで、一緒にいる時間は本当に幸せだった。 でも、離れている時間がどうしても怖かった。
少しでも連絡が途切れると不安になる。 相手の行動が気になって仕方がない。 その不安を、そのまま彼女にぶつけてしまっていました。
「自分に自信がない」 「嫌われるかもしれない」 「離れていったらどうしよう」
その恐れが、いつも頭の中を支配していて、 彼女がどれだけ安心させようとしてくれていたか、当時の僕には見えていませんでした。
結果、約1年後に別れを切り出されました。
失ってから気づく、ってよく言いますよね。まさにそれでした。
彼女はずっとサインを出してくれていた。 それに気づけなかった自分。 相手のせいにしてしまっていた自分。
そんな自分が情けなくて、何ヶ月も「どうしてあんなことをしたんだ」「もっとちゃんとしていれば」と、ずっと自分を責め続けました。
自分を責めるのは、あなたが弱いからじゃない
あの頃の僕は、自分を責めることで、どこかで「反省している自分」を保とうとしていたのだと思います。
責めていないと、自分が無責任な人間に感じてしまう。 責めることで、「少なくとも自分のダメさは分かっている」と言い聞かせていた。
でも、これは僕だけの話じゃありません。
脳科学の研究では、人間の脳にはデフォルトモードネットワーク(DMN)と呼ばれる回路があり、 何もしていないとき、この回路が自動的に「自分のこと」を考え始めることが分かっています。
そしてこのDMNは、ポジティブなことよりもネガティブなことに反応しやすいという特性があります。
つまり、「自分を責めてしまう」のは性格の問題でも、根性の問題でもなくて、 脳が初期設定でそういう動き方をしている、というだけの話なんです。
もう一つ、心理学的な視点もあります。
幼い頃から「ちゃんとしなさい」「もっと頑張りなさい」と言われて育った人は、 無意識のうちに「条件付きの自己肯定感」を身につけています。
「◯◯ができている自分はOK」 「◯◯ができない自分はダメ」
この回路が大人になっても動き続けていると、 何かうまくいかないたびに、自動的に「自分はダメだ」と判断してしまう。
これは、あなたが弱いからでも、甘いからでもありません。 長い時間をかけて形成された、心のクセです。
そして、クセだからこそ、少しずつ変えていくことができます。
僕がマインドフルネスに出会ったきっかけ
失恋の痛みの中でずっと自分を責め続けていたとき、 偶然出会ったのが、カナダ・バンクーバーで活動していたヨガの先生が開催していたマインドフルネスの講座でした。
正直、最初は半信半疑でした。 「呼吸を観察するだけで何が変わるんだ」と思っていた。
でも、日々少しずつ取り組んでいくうちに、変化が起きました。
自分の感情が乱れても、前より冷静でいられるようになった。 以前だったらイラッとしていたことに、反応しにくくなった。 そして何より、「また自分を責めてるな」と、一歩引いて気づけるようになった。
劇的に変わったわけじゃありません。 ある日突然「もう大丈夫!」となったわけでもない。
ただ、「自分を責めている自分」に気づけるようになった。 それだけで、心の余白がすこしずつ広がっていった感覚がありました。
この記事で伝えたいこと
この記事では、僕自身が実際に取り組んできた中で「これは効いた」と感じた5つのワークを、具体的な手順つきで紹介します。
どれも、特別な道具も、長い時間も必要ありません。 日常の中で、5分〜10分あればできるものばかりです。
全部やらなくていい。 5つのうち、1つだけでも「これならやってみようかな」と思えるものがあれば、そこから始めてみてください。
自分を責めるクセは、一晩では変わりません。 でも、「気づく」ことができれば、そこから少しずつ変わっていきます。
僕自身がそうだったように。
原因が分かったところで、「じゃあどうすればいいのか」が大事ですよね。
ここから先では、僕自身が実際に取り組んで変化を感じた5つのワークを、すべて具体的な手順付きで紹介しています。
ワーク①:思考の実況中継 ─ 自分を責めている瞬間に「気づく」ための3ステップ
ワーク②:「責めの言葉」の翻訳 ─ 自己否定の裏に隠れた本当の感情を見つけるジャーナリング(テンプレート付き)
ワーク③:5分間ボディスキャン ─ 頭で考えるのをやめて、身体の声を聞く方法
ワーク④:条件付き自己肯定の発見 ─ 自分を責めるクセの"根っこ"に触れるワーク(チェックリスト付き)
ワーク⑤:1日1つ「ありがとう」 ─ 脳科学に基づいた、最もシンプルで続けやすい習慣
どれも5〜15分あればできるものばかりです。 全部やらなくていい。1つだけでも、「これならやってみようかな」と思えるものがあれば。
また、有料パートでは、5つのワークに加えて、そのまま使えるワークシートも用意しています。スクリーンショットしてすぐに始められます。