
AIの間違いは「文章」ではなく「枠」に出る。確認上手になる3点チェック
AIの文章、どこを確認していますか。
多くの人は、文章そのものを一生懸命読みます。誤字はないか、日本語は変じゃないか。
でも1年間AIに書類仕事を任せてきた私の実感は、逆です。
AIの間違いは、文章ではなく「枠」に出ます。
私は訪問看護ステーションで働く看護師です。AIに月次報告書の下書きを任せていますが、一番ヒヤッとしたのは文章のミスではありませんでした。報告書の「対象月」を翌月に設定されていたんです。
文章は完璧でした。でも枠が違う。人間とは逆のミスの仕方なんですよね。新人さんは文章がぎこちなくても日付はまず間違えません。AIは文章が流暢なぶん、日付や宛先みたいな「設定項目」をしれっと間違えます。
だから私は、確認を3点に絞っています。1人あたり4〜5分で終わる型です。
1つ目、事実の確認。
書かれている内容は、元の材料(記録や資料)に実在するか。AIは材料が足りないと、それっぽい内容を想像で埋めることがあります。だから頼むときに「材料にないことは書かない」と釘を刺し、確認でも突き合わせます。
2つ目、抜けの確認。
その期間の大事な出来事が落ちていないか。私なら入退院や状態の変化です。AIは「書いてあることの間違い」より「書くべきだったのに書いてないこと」の方が見つけにくいので、大事なイベントだけ先にメモしておいて照合します。
3つ目、枠の確認。
日付、対象月、宛先、様式。文章の外側にある設定項目を、最後に必ず目視します。ここが今日いちばん持って帰ってほしいポイントです。文章がどれだけ上手くても、枠が違えば事故になります。
この3点だけ見ると決めてから、確認が速くなって、しかも見落としが減りました。「全部ちゃんと読まなきゃ」と思っていた頃より、ずっと安心して任せられています。
この3点チェックを月次報告書に当てはめた実践版(実際の依頼文、個人情報の伏せ方、24人分を月2時間で回す段取り)は、こちらにまとめました。
▶ 月次報告書は「思い出しながら書く」ものではありません(有料・報告書編)
確認の型が決まると、AIは「怖い道具」から「確認すれば使える新人」に変わります。
この確認の型を含めた、医療・介護の現場で事故らないための運用ルール一式と1年間の実録は、この記事にまとめてあります。
今日の3点、次にAIの出力を受け取ったときにそのまま使ってみてください。順番は、事実、抜け、枠、です。
追記。この3点チェックを月次報告書に当てはめた実践版を書きました。実際の依頼文から、個人情報の伏せ方、確認の型まで、24人分を月2時間にした全手順です。
▶ 月次報告書は「思い出しながら書く」ものではありません(有料・報告書編)
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