
マンションでたくあん作ってみた〜沢庵食育のすゝめ
こころ
易きに流れると失うものがある。
時間が育むものがある。
変化の目まぐるしい世の中で、置いていかれないよう流行りの情報を追い求めてバタバタしているうちに、何か忘れものをしているような、しっくりこない気持ちになることはありませんか?
そんなとき、あまり目が向かなかったけれど、日常に組み込みやすいことをしてみる。寒い時期限定になりますが、たくあん作りなんていかがでしょうか。
手作りの天日干したくあんは、市販のお弁当や丼ものに添えてある黄色いものとは、一味も二味も違います。しみじみとじわじわくる味わいです。添加物なしのたくあんは今や絶滅危惧種です。先人の知恵と思いが込められたたくあんが消えてしまうなんて、寂しいしもったいないです。
できるまで時間はかかるけれど、作るのにずっと付きっきりということはありません。
たくあん作りは、忙しい日常とは時間の流れが違う世界です。作ることで、何か見えてくるものがあるかもしれません。
食育のすゝめ
天日干したくあんの作りかたは、意外とシンプルです。干した大根を、材料を合わせた保存袋に入れる(漬ける)だけ。ただ時間はかかります。
そこで、家族の中で時間に余裕のある子供(小学生が適任⁈)の出番です。大人は干す準備と漬けるときの要所要所を手伝うだけにして、大根を干す時間管理はお子さんに任せてみる。
日々朝と夕に大根を移動させていると、その変化が気になってくるし、不思議と慈しむようになります。
また大根を干していると、いろいろなことに目が向きます。一番は空模様。晴れ曇りに雨や雪、そして気温と湿度。日が暮れる時間や部屋に差し込む日の長さの変化を、ふとした時に感じることもあるでしょう。ほかにもベランダから見える景色など、自然や環境について気になったり、ならなかったりと、個性が垣間見れそうです。
親子の会話の幅が広がるかもしれません。
家族で協力して日本の伝統的な保存食を作ることは、いい思い出になると思います。
くれぐれも無理強いはしないで、興味が湧いたら、自由に作ってみて下さい。
あわよくば(⁈)それぞれのご家庭の「季節の風物詩」になることを願って(笑)
「つぼ漬け・たくあん」のマガジンもどうぞご参照下さい。