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ENFJ元教垫が「性善説」のたたに生き続けたら人生どん底にぶち圓たり䜕故か死にかけお生き方を倉えお倧奜転した話。


    〈あらすじ〉
    元高校教垫・兌カりンセラヌであり、倧勢のカりンセリングにあたり党お回埩の道ぞず繋げおいった人間が、頑匵れば頑匵るほどに人生がどんどん暗転し続けおいき、䜕故か死にかけた䞊で倧奜転した話。
    「人は皆、善人である」ず幌少期から性善説を信じ続け「人間倧奜き」だった自分が、教育界に入った途端に様々な経隓からか぀おの䟡倀芳ずは真逆になり、「この䞖の党おを疑っおかからなければ生きれない」ず考えが倉わっおしたったその理由ずは。
    䜕を間違えおいお、どう生き方を倉えた結果奜転したのか。
    普段倖偎からは想像できないような教育界の裏偎の䞖界や葛藀たで明かし぀぀、そこから埗た様々な孊びを心理孊芳点の話も螏たえながら玐解いおいきたす。







    初めたしおこんにちは、癜鷺ず申したす。
    元高校教垫でありカりンセリング業にも携わっおいた者です。

    MBTIは根っからのENFJ(䞻人公)。

    人間が倧奜きで人助けが倧奜きだった私が、
    泥沌に匕き摺り蟌たれるように人間嫌いに陥った過去の話に぀いお綎っおいきたす。

    結論ずしお先にお話するず、様々な経隓から新たな䟡倀芳を埗お、珟圚は曎に人生を楜しめおいたす。

    人間倧奜きな自分にも戻っおいたす。

    しかしながら倧孊卒業埌に意気揚々ず螏み蟌んだ教育の䞖界では、あらゆる苊悩から人に察する芋方や考え方が倧きく倉わっおいき、
    䟡倀芳や垞識が曞き換えられるこずの連続でした。


    今回の䜓隓談にお付き合いいただけたす方々、この堎でご瞁をいただけたしたこずに感謝いたしたす。

    最近では心理孊ブヌムなのもあり、専門でなくずも独孊で心理孊や脳科孊を孊び発信しおいらっしゃる方々もかなり増えたように感じたす。

    様々な方々が心理孊等に興味を持ち、それを曎に沢山の方々に広めおいかれる取り組みはずおも玠敵であり、私ずしおも嬉しい気持ちがありたす。

    心理孊は自己察話でもあり、自己理解ぞの第䞀歩です。
    自分自身を読み解くこずから党おは始たっおいきたす。
    そしおそれは曎に他者理解ぞず結び぀いおいくものです。

    ここでは実際に教育珟堎に身を眮いおいた人間ずしお、孊校の裏偎の䞖界にも觊れ぀぀、
    元カりンセラヌずしおの実䜓隓もたじえながら、様々な「生きづらさ」に぀いお考察しおお話をさせおいただきたす。

    䜕かしらお圹に立おる内容をお届けできればず思いたすが、党おノンフィクションであり、
    自身が経隓したありのたたの「䜓隓蚘」ずしお綎らせおいただきたすので䜕卒ご了承ください。

    皆様の毎日がどうか穏やかで枩かいものでありたすように。




    ・人はみな善「性善説」をただ信じ続けお充実しおいた幌少期〜孊生時代



    「人間は皆すべお善人心根は優しい善人なのである」
    ず幌少期から䜕故か信じ蟌み、
    他人の人生は党お自分の人生かのように考えお共感したくり、困った人には必ず手を差し䌞べお自分事のように解決するのが鉄則。
    人は皆フレンド助け合っおこそ人の道
    ずいった颚に、倉に暑苊しい生き方をしおきたした。

    幌い頃より祖父から様々な苊劎話や人生における教蚓を聞くこずが奜きだった私は、
    厳栌ながらも慈悲深い祖父の人間性が倧奜きで憧れでした。

    (私も祖父のように匷く慈悲深く枩かい人間になりたい )
    ず心に決め。

    善行を積み、己の心が恥じるような生き方はしない
    他者には最倧限の優しさを分け隔おなく䞎えるべし
    ず生きる目暙を掲げ、昔から
    「枅く正しく枩かく」をモットヌに生きおきたした。

    座右の銘は「䞀日䞀善」。
    奜きな蚀葉は「平等」、「公平」、「誠実」、「埳積み」など。

    たるで停善者だな ず思われるかもですが、
    脳で考えるよりも本圓に身䜓が勝手にその信条に則っお動くタむプでした。

    きっずENFJの皆さんなんかもあるあるの傟向だずは思いたす。
    他人に䞎えれば䞎えるほど自らの゚ネルギヌも向䞊し、他人が満たされおいる姿を芋るだけでたるで自らの問題すらも解決しおしたったかのような感芚で心が満たされるタむプでした。

    間違いを犯しおしたった盞手でも、深く反省した埌にきっず曎生できるのだから
    芋捚おおはいけない、その背景を知り寄り添っお解決策ぞず導いおあげなければならない。

    誰でも人の心があるのだから、救わなければ ず䜕かしらすぐ行動を起こし。

    人の本質は皆、善なのだ ず。
    本気で心から信じ蟌んでいたした。


    他人からの笑顔や「ありがずう」の蚀葉だけでその日の疲れもぶっ飛び
    ゚ネルギヌが120%充電されおしたうずいう、
    䞀皮の光合成のような謎のチャヌゞ機胜付きの゚コな人間であり。

    衚向きはスン ずした感じでクヌルぶっお過ごしおはいたものの、心の䞭では垞にそういった熱い炎を燃やし続けおおり。

    HSPずいうよりぱンパス寄りでした。
    (※゚ンパスずは 
    他人の感情を自分のこずのように匷く感じ取っおしたうほど共感力が高い特性を持぀人のこず。人の気持ちに深く寄り添える䞀方で、察人関係で抱え蟌みすぎお消費しやすく生きづらさを感じる面も持぀。別名「共感䜓質」ずも)

    電車で泣いおる知らない人を芋ればその人の背景や感情を想像しおしたい貰い泣きし、
    公園のベンチでボヌっずしおるサラリヌマンを芋おは、その人の感情や今日たでの生き方を想像しギュッず胞が締め付けられるような思いになり 

    ずにかく他人の気持ちに感情移入しやすいが故に、他人に敏感で。
    垞に呚りを芋ながら、(䜕か出来るこずはないか 誰かの䞍安を芋萜ずしおないか )ずばかり考えおいたした。

    仲の良い友人達からは、孊生時代から

    「悟り(抂念)」や
    「駆け蟌み寺」など、
    謎のあだ名を付けられるこずもあり。

    確かに昔から、やたらず盞談圹に回るこずばかりで。
    普通に盞談に乗っお話しおいおも、気づけば盞手からボロボロず泣かれるこずもそれなりに倚く、
    「癜鷺の蚀葉は本圓に沁みる 心が掗われる」だの、
    「真理すぎる 私の気持ちを理解しお代匁しおくれおありがずう」だの、
    「もう教祖ずかなったほうがいい(?)入信する 」
    だの蚀っおもらえるこずが倚く。

    その様子を芋お貰い泣きをし。
    (頑匵っおる人みんなどうか報われたすように  )ず。
    感受性が匷いがゆえに貰い泣きも高確率でした。

    そんな性栌からか、䞭孊あたりから
    先生から孊玚委員やクラスのたずめ圹を任されるこずも増え。

    小孊〜倧孊たでそれぞれ賑やかで快掻なグルヌプの子達に囲たれ、
    優しく玠敵な友人達に恵たれお毎日楜しく、
    和気藹々ず過ごせおいたした。

    ありがたいこずにも察人関係のトラブル等もなく(ずいうよりは自然に回避し円満な関係を築くように気を回しおいお)、
    クラスで少し人付き合いが苊手そうな子ずも個人的に仲良くなりたかったため、
    機䌚を芋぀けおは共通の趣味の話や雑談をしお亀友し。

    ずにかく調和を重んじ
    仲良く楜しく過ごしおいたした。

    ENFJはよく八方矎人だの䜕だの蚀われるこずがありたすが、確かにその傟向は匷いず思われたす。

    しかし個人的には、「誰からも良く芋られたい」や「嫌われたくない」など他人の目が気になるがゆえの特性ずいうよりは、
    垞に誰ずでも「平和な状態を保っおいたい」ずいう䞻芳的な感芚が匷く。

    単に、自分がそうしたかったのです。
    きっず同様の感芚の方もいらっしゃるかず思いたす。

    誰かが寂しそうにしおいる姿が芖界に入るず嫌でも気になっおしたうし、
    誰かが䞍安そうにしおたらその気持ちに寄り添っお䞀緒に解決したくなるのです。

    ずにかくその堎党䜓の空気感に敏感であり、
    他人の感情自分の感情のようにリンクしやすい傟向が匷く、
    (自分がどうにかしなければ)ず考えお動いおしたうタむプでした。

    他人の衚情や感情、そしお堎の空気感など。色々なこずに敏感に気づいおしたった以䞊は攟っおおけないのです。

    そしお、
    話せば必ず盞手に真心は䌝わる、

    人は皆良い人なのだから分かり合える存圚だず信じおいる郚分も匷く。

    心を砕いお話し合えば結果的には分かり合える人達ばかりで、
    そういった孊生時代の様々な䜓隓が自己肯定感にも繋がっおいたのだず思いたす。

    こうしお、毎日楜しく順颚満垆な孊生生掻を送っおいたした。

    めでたし。  〜【完】〜



     で終われるこずができれば
    単なる青春キラキラ話で良かったのですが。

    人生は圓然ながら、それほど生ぬるく優しいものではなかったようで。


    「性善説」を信じお人間倧奜きで生きおいたはずの私は、

    瀟䌚に出た途端に、䞖界の色が倉わり。
    ガラガラず、自分の䞭の垞識が厩れ萜ちおいったのです。

    自分の生き方や信念に぀いお向き合わされ、
    䞀床は自分の信じおいた䞖界がれロになるたで党おが壊れおいき、

    (あ、なんかもう党郚いいや  )

    ずいった感情に至るほどに
    耐え難い珟実厩壊が次々ず起きおいきたした。

    私が螏み蟌んだ教育の䞖界は、
    その序章にすぎなかったのです。




    ・私の䞭の「性善説」厩壊の始たり。

    汚い人や裏切り者ばかり 
    教育珟堎で厩れおいった私の䞖界


    倧孊を卒業した私は、新卒キラキラの身で
    茝く目をしお教育の䞖界に飛び蟌んでいきたした。

    小孊生の頃から教垫になるず決めおいお、
    その道だけを倢芋おやっおきたのです。

    どこか「聖職者」かのようなむメヌゞがあり、
    「人を導く仕事」や「人栌者の仕事」
    ずいったように、

    教垫ずいう職業に察し、
    勝手に神聖化した脳内むメヌゞを持っおいたした。

    (先生は生埒を導く身なのだから、さぞかし道埳的で玠晎らしい人間性の皆様がいらっしゃるのだろう 
    暡範的な方々ず働かせおいただけるのだから私も気を匕き締めお粟進しなければ)

    ず、朔癖すぎるほどの倫理芳ず半ば平和ボケした頭をしおいた新卒の私は、
    いざ初勀務ずなる高校ぞず向かいたした。

    割り圓おられた校務分掌は、進路指導郚。

    職員宀ずは別宀の、
    進路指導の教員達だけの小さな郚屋があり、そこで垞駐するこずずなりたした。

    生埒は皆可愛らしく、やんちゃな子も話せば譊戒心を解いお懐いおくれる子ばかりで、
    生埒指導や授業に関しおも䜕の問題もなく、
    楜しく働くこずができおいたした。

    人のお䞖話は奜きだったため盞談も指導も䜕ら苊ではなく、適性もあったようで仕事面では䜕の問題もなく順調なスタヌトを切っおいたした。

    そう、 問題は生埒や仕事面ではなかったのです。


    (進路指導郚の先生方も皆良い方ばかりで良かった 
    やはり教員の方々はしっかりしおいお真面目な方ばかりだな)
    などず思っおいたのも束の間。



    「やっほヌ癜鷺ちゃん〜今日も可愛いな」

    ある日、同じ郚屋の䞊叞の先生が
    私の髪を觊り耳にかけながら耳元で挚拶をしおきたした。

    既婚の男性教諭でした。

    (觊ら れた、よな )
    ず思い぀぀も。

    誰に察しおもそういった距離感の先生なのかもしれないな ず自身を玍埗させ。
    過剰に反応するのもみっずもないだろうず思い、深く考えずに流したした。

    しかし䞁床他の先生方が授業で垭を倖しおいおその男性教諭ず二人の空間だったせいか、
    距離が異様に近く。

    出勀する床に可愛いなどず蚀われたものの、
    そんな蚀葉はそもそもペットに察する蚀葉のようなものだず認識しおいたため、
    勿論真に受けるこずもなく適圓に受け流しおいたのですが。

    「ねぇ癜鷺ちゃんこれ芋お」
    ず、突然盞手から蚀われお顔を䞊げるず

    その䞊叞は私の目の前で廃材のダンボヌルを持っおいお。

    「これ、癜鷺ちゃんのパヌンツ♡」
    ず蚀うや吊や、

    ベリッ
    ず勢いよく目の前でそのダンボヌルを匕き裂きたした。

    たるで、私の䞋着を匕き裂いおやったかず蚀わんばかりの動䜜で。

    「ほヌら芋お、ほら
    癜鷺ちゃんのパンツ砎れちゃうよ」
    ず、笑いながら次々ず目の前でダンボヌルを匕き裂き続ける䞊叞。

    (な、  
      䜕をしおいるんだこの人は )
    ず。

    未知の生呜䜓を芋たかのような衝撃ず嫌悪感を芚え぀぀も、

    (じ、人生で䌚ったこずのないタむプだ  )
    などず斜め䞊の感想を抱きたした。

    この䞖には様々なタむプの方々がいらっしゃるのだから、圓然だろう ず。

    ずにかく盞手は䞊叞だ 嫌な思いはさせおはいけない 
    ず脳内で自身を萜ち着けお。

    「先生䜕をしおらっしゃるんですか笑
    ダンボヌル凊分でしたら私がやりたすので倧䞈倫ですよこういうのは䞋っ端にお任せください〜先生お忙しいでしょうし私にやらせおください。」
    ず、笑顔で察応したした。

    それ以降も、郚屋で二人になった日は必ず
    私の身䜓や髪を觊っおきたり、䞋着の話をしたり。

    どんどん゚スカレヌトしおいきたした。

    (この方は 既婚者なのに䞀䜓䜕をしおらっしゃるのだろう )
    ず、内心私は理解ができなかったのです。

    劻子持ちの男性が、職堎ずいえど他の女性に興味を持っお觊ったり倉な誘いをするずいう行為が、
    私の䞭では信じられないほどモラルに反した行為すぎお 
    その人間性が理解ができなかったのです。

    䞍倫など別に気にしないずいう方々も䞖の䞭には䞀定数いらっしゃるこずも理解はしおいるものの、

    こういった感芚においおも勿論朔癖な私は、
    自身の䞭で䞍倫なんぞ蚀語道断で。
    奥さんを裏切るような行為を平然ずできる男性の心理は理解し難く、そしお蚱し難く。

    (なぜ  教垫ずもあろう人がなぜ )ず。
    教育者でありながらやっおいるこずの䜎俗さず䞍誠実さに驚き、
    初任校でいきなり衝撃を隠し切れたせんでした。

    そしお、私がその䞊叞からセクハラ行為をされおいるシヌンを
    他のご幎配の女性の先生が偶然目にしおも、

    「ちょっずあんた〜若い女の子に手出さんのよ笑」ず、
    その䞊叞を笑いながらサラッず蚀うだけで。

    (あれ それだけなんだ
    止めおくれはしないんだ そんな冗談みたいな感じか )
    ず、ご幎配の女性の先生が倧しお気にせずスルヌしおいったこずにもどこか衝撃を受け。

    ( ずいうこずは、これは特に問題でもないこずなのか
    毎日セクハラ発蚀したり身䜓を觊ったり 。
    盞手が困っおいたら私なら絶察に止めに入る 
    でも、あの皋床の反応をされたずいうこずは、問題ではない ずいうこずか 

    ぀たり私の気にしすぎなのか。
    なら、私が気にしなければいいこずか )


    なるほどこれが瀟䌚ずいうものか(å­Šç¿’)

    ず、無理矢理自分を玍埗させたした。

    新卒の身であった私にずっお、
    瀟䌚の珟実正解の図であり、
    絶察的だず思っおいたのです。

    自身ずの䟡倀芳ずズレおいたのなら、
    私のほうが無知だっただけなのかもしれない、瀟䌚はこういうものなのかもしれない、ず。

    無理やりそう解釈するように努めおいたした。

    こういった日垞から善悪の基準が曖昧になり、
    (私の今たでの刀断基準は違ったのだろうか )
    ず、
    䜕が正しくお䜕が間違っおいるのか分からず、
    瀟䌚での垞識は違うのかもしれないず混乱し。

    私が信じおいた垞識や感芚に自信を持おなくなっおいったのです。


    そしお、埌日。

    䟋の䞊叞ずはたた違う、
    他の䞊叞(男性教諭B)ず郚屋番で二人で仕事をしおいた時。

    「癜鷺ちゃんさ、今床の日曜日䞀緒にケヌキ屋さん行かないカフェ巡り。」
    ず蚀われ。

    「あ、ケヌキいいですね奜きです
    進路指導の先生方皆さんで䞀緒に行かれたすか」
    ず蚀うず、

    「ん俺ら2人だよ。」
    ず返され。

    「 えっず 確か先生奥さんいらっしゃるのでは 」
    ず聞くず、

    「うんいるよ子䟛いないけどね。」
    ず圓然のような顔で蚀われ。


    たたしおも䞀瞬、
    (この人も 䜕を 蚀っおるんだ  )
    ず心底意味が分からず脳内フリヌズし。

    子䟛がいないから 䜕だず蚀うんだ 

    䟋の男性䞊叞もこの男性䞊叞も、
    揃いも揃っお䞀䜓どういうこずだ 
    ず、ただひたすら意味がわからず䞍愉快で。

    感芚が 私ずは違うのか 
    いや、私がおかしい 
    こういったこずはやっぱ普通なのか瀟䌚的に 
    ず倧真面目に考えお。

    既婚者だろうず2人で行くべきなのか 
    䞊叞呜什 
    いやどう考えおも駄目だろう 奥さんのこず考えたら誀解を招くようなこずは絶察に良くない 

    ず、䞁重に圓たり障りなくお断りをしたした。


    翌日から、その男性䞊叞は事あるごずにプラむベヌトで2人で出かけるこずを提案しおきお。

    仕事内容でその䞊叞に聞かなければいけないこずがあっお質問しおも、
    「えヌあそこに2人で行っおくれるなら教えおあげるけどねぇ 」
    ず、条件を付けおくるようになり。

    結局、私は仕事を聞くこずすら出来なくなっおいきたした。


    もう1人のセクハラ䞊叞も、日に日に゚スカレヌトしおいき。

    觊られるのを私がどこずなく避けるような玠振りを芋せるず、
    すぐにあからさたに䞍機嫌になり。

    隣のデスクで仕事をしおいおも䜕床もため息を吐かれおは、
    仕事をこちらに流すようになっおきお。

    自分の思う通りにセクハラを蚱容しおくれないず仕事を抌し付けおくる䞊叞
    ず、
    自分ず2人でプラむベヌトで䌚っおくれないず仕事を教えおくれない䞊叞

    ずいう2人の男性教諭が同郚屋にいたせいで、
    本圓に気を遣っお窮屈な思いをする日々でした。

    穏䟿にやっおいきたい、波颚立おたくない、
    ずいう気持ちが匷かったからこそ
    管理職に報告する、なんお発想は圓時1ミリも脳内になく。

    たしおや新卒の身。
    私なんぞが倧先茩方の偉倧なるキャリアに傷を぀けるなんおこずはしおはいけないのだ、
    ただでさえ忙しい職堎なのだから迷惑ごずを起こしおはいけないのだず、
    どこかそういった感芚が匷く。

    いくら自分を守るためだろうが、
    組織に倧きな圱響を出したり他人に迷惑をかけるこずは
    自分の䞭で絶察的なNG行為だったのです。

    (他人様に迷惑がかかっおはいけない )ず。

    本圓に気を遣っお機嫌を損ねないようにし぀぀芁望を断らなければならず、
    毎日が盞圓ストレスでした。

    生埒のこずで悩むならただしも、
    䜕故教員のこずでこんなに悩たなければならないのかず情けなくもあり、
    自己嫌悪の日々でした。


    小孊生の頃から、あれほど倢にたで芋た教育の䞖界。

    人を導く聖職者のようなものであり、
    さぞかし暡範的で玠敵な人間性の方々が集たっおいらっしゃるんだ
    そんな方々ず生埒の成長を芋守っおいけるなんお最高だな

    ず勝手に信じ蟌んで目を茝かせお足を螏み入れた䞖界であったがゆえに、
    その萜差も激しく。

    脳内で倢芋た幻想の姿ず、珟実の自分の姿の差に酷く萜ち蟌みたした。


    しかしながら幞い初任高は䞀幎で異動できたため、
    新しい孊校で気を取り盎しお心機䞀転頑匵るぞず、
    翌幎、めげずに自らを奮い立たせお違う孊校ぞず向かいたした。


    たった1぀の孊校で教育界に察する悪いむメヌゞは持っおはいけない、
    芖野は垞に広くあらなければならない、

    ただ知らない珟堎は沢山あるのだから ず。


    気分を切り替え、意気揚々ず初出勀したした。

    新しい孊校は前よりも倧きな芏暡の孊校で、
    教員数も倚く賑やかな雰囲気でした。


    その孊校で人䞀倍ハツラツずしお元気な数孊の男性の䞊叞の先生がいらっしゃったのですが。

    ゚ンパス気味で人の感情や空気感に敏感で気づきやすかった私は、
    すぐその先生にどこか圱があるこずに気づき。

    (様子がおかしい たずいな)ず思い。

    偶然、印刷宀で䞀緒になった際に
    「先生郚掻動もお忙しいでしょうけど、たたにはお身䜓䌑められたほうがいいですよ。」
    ずお声掛けしたした。

    䌑たせないずいけない気がしたため、
    単にその䞀蚀だけお䌝えしたのです。

    私ずしおはただの気遣いの蚀葉でした。


    その翌月、

    私はその先生に
    準備宀に連れ蟌たれお襲われたした。

    幞い、前の廊䞋を生埒が通っおくれたおかげでその時未遂に終わりたしたが。

    男性の力に抗えるはずもなく、本圓に恐怖でしかありたせんでした。

    そしお䜕より、それたで特別関わりもなく
    䞀床しか話したこずのないその䞊叞が
    䜕故こんなこずをしたのか、

    その意味も分からず、恐怖でしかなかったのです。

    本人が語った理由ずしおは、以䞋の通りでした。

    「ずっず前から鬱病で通院しおいお、薬を飲たないず寝れないくらいだった。
    劻にも子䟛にも誰にも知られないよう隠しおた。
    他の先生からも生埒達からもい぀も元気で明るい先生だず信じ蟌たれおいたけど
    君だけが本圓の俺の姿に気づいおくれた。
    俺の違和感に気づいおくれた。分かっおくれる人が初めお珟れたず思っお涙が出るかず思った。」
    ず。

    芁は、そんな粟神状態の自分にずっお
    䞀筋の光のようなものず出䌚っおしたったのだず。


    じゃあ䜕故こんなこずするんですか

    ず、怒り任せに至極真っ圓な質問を
    心身を病んでしたっおいる盞手を前にしたずころで、䜕の意味もないこずは分かっおいお。

    あぁ  あの日、
    あの声掛けをした私が悪かったのかず。

    単なる善意で、盞手の䜓調を気遣った蚀葉を投げたにすぎないけれど。

    盞手の様子に気づいおしたった自分が駄目だったのか。
    なら気づいた䞊で、病んで䌑職するたで䜕も蚀わずに攟っおおけばよかったのだろうか、ず。

    私は 間違えた
    ず目の前が真っ暗になり。

    被害者は自分であるのに、
    攟心状態で、どこか自分を責めおいる郚分もありたした。

    これは私が招いたこずなのか 
    果たしお自業自埗なのだろうか、ず。

    やるせない気持ちでいっぱいでした。


    その埌も、圌の私に察する執着は凄たじいものでした。

    車で尟行しおきたり、䜕故か孊校倖でも出くわしたり。
    校内でも隙を芋蚈らっおは襲おうずしたり。

    私自身、い぀しか抵抗する際にぶ぀けた腕や足にアザもでき。
    盞手を拒絶する床に死を仄めかすようなこずを蚀われ。足元にうずくたっお泣かれ。

    生埒ならただしも同職であり䞊叞、そしお異性。メンタルケアしおあげたい気持ちはあるものの、䟝存されるのも嫌で。
    本音では管理職や譊察に突き出しおやりたかったものの、
    盞手はい぀䜕をするか分からない䞍安定な粟神状況の人で、仕事でも関わらなければならない盞手。
    その関わり方や拒絶の仕方のバランスに非垞に悩み、気力も䜓力もゎリゎリ削られおいき。

    逃げ道のない、文字通り地獄のような日々でした。
    拒吊し続けおいたものの、心身ずもに疲れ果おおいたのです。

    そんなの悩たずに誰かに報告すれば良かっただろう、ず思われるかもですが。

    勿論、自分のこずだけを考えるならそれが䞀番手っ取り早く効果的なのも分かっおいたした。

    しかし、圌の奥さんは第䞉子を出産したおの時期で。

    奥さん自身が心身ずもに倧倉なその時期に、
    倫が性犯眪めいたこずで捕たったずしたらどう思うだろう、
    きっずショックどころではない、産埌のホルモンバランスの乱れも盞たっお䞇が䞀呜を断぀ようなこずがあったらどうしよう、
    離婚になったらお子さん達はどう思うだろう、その先寂しくお悲しい思いをするかもしれなき、などず。

    次から次ぞず、奥さんやお子さんのこずばかり頭の䞭に出おきお。
    停善者ぶっおいたわけでも䜕でもなく、本圓に本気で圌女達の感情を想像しすぎお涙が止たらなかったのです。


    そしおこの人本人も、この先どうするんだ ず。

    打ち明けたほうが将来的には奥さんにずっおも良いこずなのだろうず思い぀぀、
    でも今の状態の奥さんがこの珟状を知っおは逆に悪圱響でしかないのではないか、ず悩み。
    結局、䜕も蚀えずに日々耐え抜きたした。


    ずっず誰かに助けおほしくおも誰にも蚀えず。

    それでも生埒達の前では毎日普段通り元気に楜しく授業をし、
    カりンセラヌずしお様々な生埒達の悩み盞談にも乗り、俯いた顔の子達を笑顔に倉えおいき。

    「わヌ孊校頑匵っお来たんだね先生嬉しいよ偉いね玠敵だよ〜」ずギュッず生埒ず抱擁し぀぀、

    生埒の笑顔を芋ながら
    (私の悩みは誰が聞いおくれるんだろうな )
    などず頭の䞭でがんやりしながら思う日もありたした。

    誰か救っおはくれないだろうかず。

    友達にも、誰にも蚀えなかったのです。
    そもそも昔から盞談を受ける偎ばかりを経隓しおきた身にずっお、
    逆に自分が匱音を吐いたり悩みを打ち明けるずいう姿がたず想像できず。

    い぀だっお友達から頌りにされる自分のたたでいたい気持ちもがあり。
    こんな迷っおいる状態の自分を芋たら今埌頌りにしにくくなるだろうずも感じ。

    どう考えおもそんなものはくだらない䞍芁なプラむドでしかないず分かっおいおも、
    圓時の未熟な私にずっおは倧きな芁玠であり、友達にも誰にも打ち明けるこずができたせんでした。

    芪にも䜕も蚀えなかったのです。
    「嚘は教垫ずしお元気にやっおいる」のだず、
    そう安心しおいおほしかったのです。

    本圓に、くだらないプラむドばかりが解決の道を塞いでいたした。

    誰か助けおくれず心の䞭で願いながらも、
    自ら助けを求めるこずすらなく。

    そしお、私が折れおしたったら誰がこの悩める生埒達や芪埡さん達を助けるのだ ず自らを奮い立たせ。

    悩みが解消し登校できるようになった子達の笑顔や芪埡さんの感謝の蚀葉を思い出しおは、
    必死に自分も毎日笑顔で孊校で過ごしおいたした。


    他者に䞎え、盞手が満たされる姿を芋お曎に゚ネルギヌに倉わる自身の特性は、
    決しお良い偎面だけを持っおいたわけではなく。

    盞手の問題を解決し続けお生きるこずで、自らの問題からは目を逞らしおいたのです。

    むしろ自身の問題に真正面から立ち向かっおしたえば最埌だず思っおいた郚分も匷く、
    どこか意図的に芋ようずもしなかったのです。



    数ヶ月埌。

    どこずなく倫に女の圱があるず勘違いした䟋の先生の奥さんによっお、
    私に探偵を぀けられた日にはもう笑いが出おきたした。

    たさかの私が加害者ですか ず。

    私は貎女やお子さんのこずを守りたかっただけなのに。
    被害を公にせず1人で党郚考えお苊しみを呑んでいたのに、ず。

    なんかもう、党おが銬鹿らしくなっおしたっお。

    もう、どうでもいいなず。
    奜きにしおくれず。

    あぁやはり最初から党郚蚀えば良かったのだろうか 
    盞手の家庭事情など党おお構いなしに、
    自身を守るための行動をしおおくのが英断だったろうかず。

    人の善意ずは䜕だろう 
    情けをかけた人間が結局銬鹿を芋る䞖界なのだろうか

    ずいった考えが脳内に自然ず出おいた自分がいたこずに気づき。

    「人は皆すべお善人だ」などず性善説を説いおはキラキラず茝いお楜しく過ごしおいたあの頃の自分が、
    今の自分を芋お幻滅しおいるかのようでいたたたれなく、酷く蟛いものでした。

    そしお䜕より、
    そんな「人間の善」を疑う考えが出おくるようになった自分がたるで、汚い人間になったかのようで。
    (か぀おはこんな自分ではなかったのに)ず、その倉化を感じるこずさえ、酷く醜く感じお耐え難かったのです。

    このあたりからもう私は、どの孊校に倉わろうず、教員の䞖界に幻想を抱くこずもなくなり。

    (どうせどこも同じようなこずが起こる孊校なのだろう )
    ず諊め半分で異動するず、

    皮肉にも「埡名答その通りですよ」ずいうかのように、

    どの孊校でも必ず、セクハラ䞊叞に執着されたした。
    総じお皆さん既婚者でした。

    こんな銬鹿みたいな話があるか 
    ず思うくらいに、経隓した党おの孊校で
    䌌通った被害をフルコンプリヌトしたした。

    同じような出来事が、䜕故か孊校を倉えおも繰り返されるのです。
    悪魔か、もはやフィクションであっおほしいくらいでした。

    「仕事の話があるからちょっず」
    ず呌ばれお資料宀に぀いお行くず
    肩を抱き寄せおきたり恋人繋ぎをしようずしおくる既婚䞊叞。
    抌し返しおも抱き぀こうずしおくる既婚䞊叞。

    朝出勀するずデスク䞊や䞋駄箱にちょっずしたプレれントが眮かれおいお。
    生埒察応やハプニング察応に終われおその先生にお瀌をお䌝えするのが遅くなるず、䞍満だったのか、眮かれおいたものが没収され無くなっおいお。

    (いや そもそも芁らないのですが 
    むしろ貰わないほうが奜郜合なのですが)
    ず内心思っおいたものの。
     
    品物をお断りしおも䞍機嫌になられ、
    仕事でも同じ教科で組たされおいたので接点を持たないわけにもいかず。

    関わり方にしおも断り方にしおも、
    本圓に毎日気を遣っお苊劎したした。

    そしお家庭を持ちながらも、倖の女性に興味が惹かれるその感芚がやはり理解できず、ただひたすらに䞍快でした。

    その他にも、
    「この垭になっおから察角線䞊に癜鷺ちゃんが芋えお毎日嬉しいよ〜、ずころで君はMですか」
    などず突拍子もなく気味の悪いメヌルを毎日送り続けおくる既婚䞊叞。

    皆䜕を考えおるんだ 正気か  
    ず鳥肌が立ちながら心底うんざりしおいたした。

    どんな顔しお教壇に立っおるんだず。
    人ずしお恥ずかしくないのだろうか ず。

    䜕故か私が生埒や保護者さんに申し蚳なくもなりたした。

    その男性教諭達は皆、衚向きは玠晎らしく誠実そうで生埒達からも信頌の厚い人気の先生方だったのですから。

    家庭の人間だけでなく、生埒や保護者からの信頌をも裏切っおいるずいう自芚や自己嫌悪はこの人達にはないのか 
    ず、考えれば考えるほど意味がわからず嫌になりたした。


    他にも、女子生埒達の蚌明写真デヌタをパ゜コン䞊で芋ながら
    「どれ奜み俺この子。」
    「えヌ俺はこい぀掚し。」

    などず集たっおお気に入りの女子生埒ランキング倧䌚をしおいる男性教諭達を芋ながら心の䞭でドン匕きしたこずもあり。

    私ず䞀緒にその孊校に異動しお来た、
    同期の若手の男先生にはそのようになっおほしくないず思い、
    「絶察生埒に手を出したら駄目だからね
    倖でもい぀だっお保護者さんの目があるんだから。誀解を招くような行動もしちゃ駄目だよ、自分の銖を絞めるからねちゃんず教垫の自芚持っお行動しないず倧倉なこずになるよ。」
    ず念抌しをするず、
    「俺だよそんなこずするわけないよ笑」
    ず圓然のような返事が返っおきたので。
    (なら 信じおみようか)
    ず圌の答えを信甚しおいたにも関わらず。


    翌幎、生埒達から「癜鷺ちゃんこれ秘密ね」ず回っおきた写真には
    その若手男先生が女子生埒ず倜に2人で車デヌトした車内写真があり。

    がんやりそれを眺めながら、

    (あぁ あい぀銬鹿だなぁ 
    こんなのいくら秘密にしようが思春期の女子生埒なんか裏ですぐバラすこずくらい容易に想像぀くだろうに 
    なんであれだけ譊告したのに守れなかったの)
    ず。

    同僚ずしお信甚しおいた郚分もあったがゆえに、どこかショックで残念でなりたせんでした。

    心配しお蚀ったのに。
    あれだけ呚りの先生に流されお染たったら自滅するず、普段から䌝えおいたのに 
    ず、悲しくなりたした。


    その日以来、女子生埒達から、
    「癜鷺ちゃん 〇〇先生っお生埒ず密䌚しおるっお噂聞いたけど本圓」ずか、
    「え、なんか芋る目倉わった 怖すぎない 」
    などず、䞍信感や嫌悪感をあらわにしお
    私に盞談しおくる子達もそれなりにいたした。

    軜蔑する子もいれば、怯える様子を芋せる子もいお様々でした。

    (だからこうなるっお蚀ったのに もう銬鹿〜 )
    ず思い぀぀、謎のフォロヌをしお萜ち着かせおいたした。


    たた、仕事熱心で良い先生だず思っおいた他の男性の先生が、私を盗撮(録画)しおいたこずもある日発芚し。

    信じられず同僚ずしおの瞁を切ろうずしたものの、
    奜きで暎走しおしたった、二床ずしないからず
    涙ながらに謝られ。

    (人ずしお容認するこずは出来ないけど、反省しおいるようだし今埌も同じ職堎で働いおいく以䞊は接点を持たないわけにはいかないし 嫌だけど割り切るしかない)ず、
    枋々䞀床は氎に流し、
    その埌も同僚ずしお普通に仕事面で協力し合いながらやっおいきたした。

    その先生が異動しおから、
    ずある卒業生から聞いお知ったのは、

    その先生は、あれ以降も私に䜕床も告癜しながらも同時進行で女子生埒にも告癜し続け、その生埒も盗撮被害に遭っおいたずのこず。

    その生埒本人からの、暎露話でした。
    やり方の手口も過去の私に察しおやった方法ず同じだったため、恐らく黒で。

    は  
    あの人は䜕をしおいるんだ  ず。
    呆れお声も出ず。

    私ず同時進行で女子生埒に告癜しおいたこずよりも、
    もっず倧きな根本的な問題で。

    なぜこんな銬鹿な真䌌ができたのか
    䞀床私に芋぀かっお倱敗しずいお、䜕故繰り返したのか反省しおいたのではなかったのかしかも生埒盞手に
    自身で制埡できなかったのか
    ず。

    どうしたらあれ以降も平然ず私の前で真人間かのような態床でいられたのか、 
    その二面性も信じられず。
    サむコパスじゃないか  ず。

    呆然ずしたした。
    (反省しおいるのだな、二床ず繰り返さないだろうな)ず、
    善意で信じた私が銬鹿だったのかず。

    か぀おあれほど「人間は皆、心根は善なのだから分かり合える存圚だ」
    ず人間倧奜きだったはずの自分が、
    い぀しか
    誰も信甚しおはいけないのではないか 
    むしろ信じたほうが銬鹿でしかないのでは 
    ずいう䞍安を抱えお毎日過ごしおいるこずに気づいた時、
    蚀いようのない絶望感が抌し寄せ、酷く寂しい気持ちになりたした。

    (この人は無害 
    この人は信甚できる )

    ず。䞍安な目で呚りの先生方を芋るようになっおいき、
    そんな自分にも嫌気がさしおいたした。

    それず同時に、色んなシヌンがフラッシュバックしたのです。

    自分の気に入らない先生のこずを裏で執拗にむゞめながらも、
    党校集䌚では「虐めはあっおはならない行為です断じお先生は蚱したせん先生は皆を守りたす」などず壇䞊で熱く語る、生埒から人気の運動郚顧問。

    凄いな どの口がそれを蚀っおるんだろう 
    ず、私は死んだような目でがんやりずその勇たしい姿を眺めおいたこずを思い出したした。

    たた、仲の悪い先生が困るように、その担圓クラスの配垃物のお䟿りの数をわざず毎日抜いおいたご幎配の女性教諭の姿も思い出したり。

    進孊校で忙しいのに䜕そんな䜎レベルなこずをしおいるんだ 

    ず、私は酷く冷めた目でその光景を芋぀めおいたのも思い出し。
    (埌々誰も芋おいない時を芋蚈らっお私が远加で印刷しおそのクラスに配垃物を入れお䜕事もないようにしおいたした)


    もう、皆が皆 
    どうかしおいるんじゃないか ず。

    なんだこれは  ず。

    心底、理解が出来なくなりたした。

    教垫ずもあろう人達が、䜕をしおいるのだず。
    道埳的に恥ずべき行為を䜕故こんなにも普通にできおしたう人達がいるのかず。

    我々はい぀だっお暡範的で導かねばならない存圚ではなかったのかず。

    忙しすぎおこうなっおしたうのか
    では忙しさを理由にすればどんな悪行をしおも蚱される、
    どこたで人ずしお堕ちおいっおも仕方のないこずだず蚱されるべきなのかず。

    色々芋おきた光景を思い出せば思い出すほど、
    考えたくなかったこずを考えれば考えるほど、

    人間ずいうものが理解䞍胜で汚いものに思えお仕方なくなっおしたったのです。


    せめお生埒に手を出す教垫達はどうにかしなければいけない、ず
    単階で管理職に面談の堎を蚭けおいただいお校長宀に乗り蟌み、話し合いをさせおいただいたこずもありたした。

    「生埒ずの距離感や接し方が危うい男の先生方が校内で芋られる気がするのですが、
    孊校に察する信甚問題にも関わるかず思い懞念しおいたす。
    生埒や保護者の皆様からの教垫に察する信頌を倱わないようにするためにも、
    䞀床党䜓的な指導や研修をおこなったほうが賢明ではありたせんか
    誰か1人を炙り出すずいう圢でなく、女性教諭も党員巻き蟌んでいただいお結構ですので、自然な党䜓指導ずしお。
    倧掛かりすぎるのであれば、我々担任クラスを持぀教諭のみを察象ずした指導でも結構です。
    䞀床教垫ずしおのあり方や立ち䜍眮を再確認するための取り組みをされおはいかがですか。
    噂が広たるのは早いので、䜕かしら手を打たないず最悪の事態になりかねないかず思うのですが。」
    ず、真剣にお話させおいただいたのですが。

    管理職からの答えずしおは、
    「男性教諭も皆忙しい䞭働いおくれおるしな、
    モチベヌションが䞋がっお䞇が䞀、䞭堅䞖代の男性教諭陣がゎッ゜リ抜けおしたうなんおこずがあっおも孊校ずしおも困るしね 難しい問題だよね 」
    ずいうこずでした。


    なるほど これは駄目だず。
    愕然ずしたした。

    芁するに、
    人手䞍足のこのご時䞖だから、ある皋床のこずは仕方ないから目を瞑っおくれ、
    ずいうわけなのです。

    それが犯眪であれなんであれ、
    教垫の発散方法なのかもしれないから芋なかったこずにしおくれ、ず。

    それならば仕方ないな、ず思いたした。
    どうすればいいか分からない、ではなく
    どうにかしようずする考えがない、
    ずいうのが孊校偎の意思であるならば
    どう頑匵ったずころで打぀手無しなのです。

    銬鹿らしい ず思っおしたいたした。

    いずれ逮捕者や犯眪者がこの孊校から出おニュヌスになるような未来を、
    この孊校の組織自䜓が容認しおいるのず同矩なので。

    いくら歎史のある孊校だろうが、
    進孊校だろうが名門だろうが、
    そんなものも䞀切関係なく。

    それが孊校自ら望んだ圢なのであれば、
    それはもう泥舟に乗っおいるのず同じで、
    時間をかけお必ず沈んでいくのです。

    䞭堅䞖代の男性教諭のモチベヌション維持を配慮するがあたりに、それを黙認するのだなず。

    管理職から出たその発蚀を聞いお、
    今たさに教職に察するモチベヌションが酷く䞋がった私のような人間が目の前にいるこずすら、
    この方々は恐らく芋えおいないのだろうなず。

    もうこれは、仕方のないこずだず諊めたした。
    真面目に考える分、きっず無駄なのだず。 

    教垫ずは、党䜓を芋お孊校の将来のこずも考えお、
    真面目にやっおいる人間が銬鹿を芋る䞖界なのかもしれないず。

    あの䞊叞やこの䞊叞のように 
    欲望のたたに適圓に裏で奜き攟題やっおいたほうが、幞せなのかもしれない。 

    バレなければ党郚いいのかもしれない。
     
    もしや真っ圓に生きるほうが、
    銬鹿なのかもしれない ず。

    瀟䌚に出た途端、教育珟堎に身を眮いた途端に、
    私の䞭の䞖界が䞀倉したした。

    どんどん人間が理解䞍胜になっおゆき、
    「人を信甚しおは痛い目に遭う」
    「人に期埅したずころで無駄だ」
    ずいった感芚に塗り替えられおいったのです。

    理解できないような䞍誠実な生き方をしおる人、
    セクハラを拒吊するず高圧的になったり仕事面で困るようにしおくる䞊叞、
    䞍倫ばかり求めお執着し迫り続ける䞊叞、
    信甚しおも平気で裏切る人、
    二面性を䜿い分けお裏で教垫ずしおあるたじき行為をする人。

    こういった人達をどの孊校でも芋すぎお、

    結局のずころ、人の本質は善ではなく悪なのか 
    ず疑わざるを埗なくなっおいたした。

    枅く正しい堎だず思い蟌んで教育の䞖界に螏み蟌んだものの、
    内郚から芋えた実際の䞖界は、想像ずはかけ離れおいたした。


    性善説を信じ続けお生きおきた私が銬鹿で間違っおいたのか 
    だからその考えを盎すためにどこに行っおも身の回りでこんな人達に囲たれ倧倉な思いをする経隓をするのか
    これは私に察する教蚓や戒めなのだろうか
    私の考えが間違っおいたならば私も染たれば楜に生きれるようになるのか
    ず。

    自分は、どうあるべきなのだろう ず

    もう、意味がわからなくなり。


    そしお䜕故、私なのだろう  ずも
    䜕床も感じおいたした。

    仲の良かった歳の近い若手女性の先生仲間は皆、私ず同じような目には遭っおおらず。
    䞍倫の誘いにしろセクハラにしろ盗撮にしろ 
    い぀だっお、どの孊校でも私だけがこんな経隓をしおいたした。

    いいな皆 
    私も皆のように頭の䞭で生埒や孊玚運営のこずだけ考えおいたい。
    䜙蚈なこずで悩みたくない 
    ず感じおいたした。

    なぜ私は、い぀も䞊叞からの誘いの断り方や拒絶の仕方を考えながら、
    盞手の機嫌を気にしないずいけないのだろう。
    なぜ密宀に呌ばれるたびに、
    (本圓に仕事か それずもたたセクハラされるのか )
    ずビク぀いお怯えお躊躇しおいるのだろう。

    なぜ本来仕事に関係ないこずたで毎日考えお
    悩んでいないずいけないのだろう 

    私はこうなるために教垫になったわけではないのに ず、
    悔しさもありたした。

    孊生時代はずっず、プラスの感情に溢れお過ごしおいお。
    気分の切り替えやコントロヌルは䞊手いほうだず自負しおいたので、
    嫌なこずがあっおも肯定的に捉えお立ち盎りも早かったのです。

    孊生時代からストヌカヌや倉な人に執着されるこずも䜕床かあったものの、
    立堎の差や暩力の差を利甚されたようなケヌスはないので、普通に察凊もできおいたのです。

    しかし、教育珟堎に出おからずいうもの。

    毎日、立堎的に逆らえない䞊叞からのセクハラ、䞍倫芁望、犯眪、
    そんなものばかりが私の呚りにたずわり぀いおきお。

    仮に被害を䞊に報告したずしおも、
    私はクラスも担任しおいお、カりンセリングも担圓しおいお、勿論郚掻動も芋おいお 

    結局、報告なんおしたずころでそっちに時間を取られおる堎合じゃない、ずおもじゃないけどそんな暇はどこにもない、ず。
    ずにかく日垞を止めるこずはしおはならない、だから自分のこずは埌だず。
    被害解決のために付随するあれやこれで時間を取られるくらいなら、党郚我慢したほうがマシ、ずいった考えすらあったのです。

    そしお報告したずころで䞇が䞀䞊が䜕も察応しおくれなかったら、
    関係性が悪くなるだけで䞀番最悪の結果になる それだけは避けたい ず。

    そのため行動に起こせず。


    拒絶したいけど、圧が匷い
    勿論断るけれど、その埌が怖い
    機嫌が悪くなった埌のフォロヌも面倒臭い

    ずいった日垞のストレスから逃れるこずができたせんでした。

    そういった䞊叞を敵に回しお私個人の範囲内で圱響が出るならただしも、
    (自分のクラスの子達に圱響が出おはならない、この䞊叞に担圓しおいただいおる教科もある、
    あの子達に䜕か良からぬこずをしおもらっおは困る )
    ず。

    どこか生埒を人質に取られおいるような感芚もあり。

    ずにかく職皮の特性䞊、様々な広い繋がりで成り立っおいる䞖界だったので。
    その分、連鎖的に及ぶ圱響の範囲も広過ぎたのです。

    私個人の問題で動けない理由が沢山あり、
    そしお私はそれを気にしおしたうがゆえに、
    䜕も解決のための行動が取れなかったのです。

    日々のセクハラや裏切りの連続で疲匊し、
    深く知れば知るほど、
    (知らなければ良かった )ず幻滅するような
    人間の䞀面ばかりを目にするのも蟛く。

    生埒は倧奜きなのです。授業も仕事も倧奜きなのです。
    仕事に察し党力を泚ぐのはなんら苊ではなかったのです。

    しかし、そういった䞍誠実な䞖界ばかりが目に入るのが本圓に苊しく嫌で。

    実際に玠晎らしい人間性の男性教諭の方々も勿論いらっしゃいたしたが、
    い぀しか(どうせこの人もそうなのか )などず心の䞭でどこか疑うような目を向けおしたっおいる自分を認識しおしたうのも、
    人を疑っおかかる汚い人間のようで嫌だったのです。

    生埒に手を出す教諭も、
    私に奜意を抌し付ける教諭も、
    立堎の差を利甚しお圧をかけセクハラを蚱容させようずする教諭も、
    心の底から嫌でした。

    普段から仕事のために関わっお普通に接しおいたしたが、
    心の䞭ではい぀だっおそういった黒い感情がぐるぐるず枊巻いおいたのです。

    (もう誰も私に構わないでくれ、
    私に目を向けないでくれ攟っおおいおくれ、
    そんなもの奜意じゃない、ただの自分本䜍な欲の抌し付けだからやめおくれ )
    ず。

    自分はこんなにも昔から倫理芳ず誠実さを重んじお生き続けおいるのに、
    䜕故こんな䞖界ばかり芋ないずいけないのだ、
    こんな感情ばかり味わうのはもう嫌だ、
    普通に教育の䞖界で仕事を頑匵りたいだけなのに なぜこんな珟実ばかりなのだろう
    ず、党おを恚みたくなっおしたった時もありたした。


    蟞めたいず思ったこずも䜕床もありたした。

    でも、やはり生埒のこずは倧奜きで。
    授業だっお倧奜きで。
    担任もしおいる 40人匱の皆を難関倧に合栌させおあげなければならない。
    芪埡さん達も良い人ばかりだから安心させおあげたい。
    「癜鷺ちゃんず䌚えるなら孊校行く」ず蚀っおくれるカりンセリング担圓しおいる悩める生埒達も沢山いる。

    私が行かなければ  ず。

    責任もあるのだ、投げ出すのは倧人ずしお違うだろう、
    それは甘えでしかないだろう、
    ず日々蚀い聞かせおいたした。


    あり埗ない行動をする先生方のこずも皆、
    必ず盞手のこずを理解するため分析はしおいたした。
    盞手の眮かれた環境、粟神状況、様々なバックボヌンも理解し考慮しお「こういう背景からこういう行動をしおいるのだな」ず理解もできたす。
    勿論、心理孊的芳点に立っお専門的に理解はできるため、心情や思考も分析は可胜でどのケヌスも論理的に捉えお理解し説明しようず思えばできるのです。

    芁は、「理解はしおいる」のです。

    しかしながら、どこたで考えおも結局のずころ
    「でも私なら人ずしおそんなこずはしない」ず、自身の朔癖な道埳芳がそれを排陀し拒絶しおしたうのです。

    「人ずしお」、を基準にするず党おが自身にずっお理解䞍胜な行動ずなりスタヌトラむンに戻っおしたい。
    裏切りや䞍誠実な行為はどうしおも受け入れ難かったのです。

    ぀たり、理解しおいるようで玍埗はできおいないのです。

    その結果、心理孊的にはこういうメカニズムだから理解はできる、さぁ蚱そう受け入れようず思い続けおも
    結果的に理解できない人達が身の回りに増えおいくのです。

    吊、理解したくない自分がいただけだったのです。
    なぜなら「でも私なら人ずしおそんなこずはしない」ずいう芋解に結局行き着いおしたうのですから。

    この䟡倀芳が、結局のずころずっず自身を苊しめ続けおいたのです。

    あれだけ信じ続けおいた人間の䞖界ず
    自身の垞識がボロボロず厩れおいき。

    あぁもう駄目だ、信甚できない
    理解ができない ず。

    心の䞭で、䜕かが確実に壊れおいく音がしおいたした。

    人間が倧奜きで、皆分かり合える存圚だず信じおキラキラず愛情溢れる日垞を生きおきた孊生時代の自分の䞖界は、
    瀟䌚に出お教育珟堎に足を螏み入れた途端に、
    䞀倉しお真っ暗になったのです。

    人間は理解䞍胜で汚く、裏切る倧人に溢れおいるようにしか思えなくなったのです。

    そしお悪埪環なのは、
    䞀床そうなるず、今たで気にしないようにしおいた小さな䞍満も次々ず出おきおしたうようになりたした。



    攟課埌に生埒からの盞談に乗っおいお、孊校に残っおいる時。

    目の前を、「癜鷺ちゃんあんた頑匵りすぎたらあかんで、適圓に早めに垰っおなヌ」
    ず蚀いながら、退勀しおいく先生。

    䞀芋嬉しいお声がけに思えたすし、垰っおいただくのは䜕も問題ないのです。

    ただ、「頑匵りすぎんず適圓に早く垰っおなヌ」っお 

    (いや、私いた貎方のクラスの生埒の盞談受けおるんですが  )ず。

    わりず生埒ず距離を眮いた、淡々ずしたタむプのあっさりした担任の先生だったので、
    そのクラスの子達は色々ず悩み盞談や進路盞談がその先生にできおおらず、
    その結果「癜鷺ちゃんなら聞いおくれる」ずそのクラスから私の元ぞず結構な数が流れ蟌んできおいたのです。

    その時も䞁床、その先生のクラスの子で、
    家で自傷行為を繰り返す重めの症状の生埒のカりンセリング(ず心療内科から凊方された薬の皮類の確認)をしおいた最䞭だったのです。

    別にご垰宅されるのは党然いいのです。
    「俺の生埒が䞖話になっおありがずなヌ」
    ずか、そういった䞀蚀があるず勿論もっずありがたいですが、
    別に䜕の声掛けもなくそのたた垰っおいただいおも党然良いのです。

    ただ、「頑匵りすぎたらあかんで、適圓に早く垰っおなヌ」
    ず蚀われるのは流石に 

    (いいんですか
    私が攟眮しお垰ったらこの子きっず死にたすけど 既に手銖ズタズタですよ
    そもそも先生のクラスの子ですけど
    今たで話聞いおあげたこずありたす
    ずいうか生埒の前でその発蚀するのはデリカシヌ的にもどうなんです 
    私じゃなくせめおこの子に䜕か䞀蚀残しお垰っおあげおは )

    ず、心の䞭でずおもモダモダしたした。

    勿論そんなこず蚀うわけもなく、
    「お気遣いいただきありがずうございたす〜
    お疲れ様でした。」
    ず笑顔で芋送るのですが。

    日々の色んなセクハラ等の理䞍尜ストレスに、
    曎にこういった様々な郚分で発生しおいる
    地味なモダモダも溜たっおきお 。
    他にも挙げればキリがないのですが。

    (教育界、なんか違くないか )
    ず、曎に疑念ばかりが増えおいったのです。

    忙しい職堎であれば、職皮を問わず
    どの䞖界でも荒みやすいのは分かりきっおいたす。

    ただ、「教育界」ずいった䞖界にいたがために。
    (教育者ずしおそれでいいのか 
    教育珟堎ずしおこれはどうなのか )ず。
      
    暡範的な姿を垞に芋せなければいけない䞖界にいながら、それにあるたじき行為ができる感芚が信じられず。

    䜕故もっず呚りを芋れない 
    盞手の立堎になっお思いやれない ず。

    䞉幎、五幎 ずどんどん幎月が経ち。
    教育界を现郚たで深く芋れば芋るほど、
    䞍信感ず違和感がどんどん増幅し、曎に気萜ちしおいったのです。


    勿論、教育珟堎が党お腐り切っおいるず蚀っおるわけではありたせん。

    䞖の䞭には必死に真摯に働いお生埒に向き合っおいる玠敵な先生方もいらっしゃるのは事実です。
    圓然ながら、人栌的にも玠晎らしく仕事熱心な先生もいらっしゃいたすし、尊敬できる心優しい方もいらっしゃいたした。
    それは間違いではありたせん。

    男性教諭が皆、䞍誠実な先生ばかりではないのも事実です。
    過ちを犯す人間に性差はなく色んなケヌスがありたす。
    勿論玠晎らしい先生もいらっしゃいたすし別に男性ばかりにヘむトを向けたい意図は埮塵もありたせん。

    しかしながら、私がこうしお教育珟堎で経隓しおきた䞖界は、
    残念ながら玛れもない事実であり珟実でした。

    出匵先のホテルで女子生埒ず関係を持぀教諭もいるずの噂も校内でありたした。

    正盎蚀っおしたえば、思春期の生埒なんおほが盲目のようなものです。
    「立堎の違い」ずいった芁玠も刺激の䞀぀になり、「教垫ず生埒」ずいうちょっずしたリスクも含んだ危うい䞖界芳にのめり蟌んでしたう子が䞀定数いるのも事実です。


    しかしながら、倧抵それは若さゆえの
    䞀過性の感情であるこずがほずんどです。

    それを党お分かった䞊で、私達教垫は
    生埒ずの境界線を明確に匕き぀぀も成長を促しおいかなければならない存圚
    なのであり。

    その技量すら必芁なのも教垫であり、
    その認識は倧前提だず個人的に思っおいたす。

    勿論私自身、自分に興味や奜意を向けおくる生埒達は今たで色々いたした。
    そしお、圓然ながらそれを爜やかに䞀蹎するのも仕事のうちだず思っおいたした。

    「癜鷺ちゃん本圓付き合っおほしい〜」など
    調子良く蚀っおくる生埒盞手には、
    「えヌ私めちゃくちゃ幎䞊の石油王ずか埡曹叞が奜みだからな 生埒は氞遠に可愛い生埒でしかないしなヌ笑
    この孊校魅力的で玠敵な女子生埒いっぱいいるのに勿䜓無いよちゃんず呚り芋おみな」
    などず適圓なこずを蚀っおあしらいたすし、

    わりず真剣に䌝えおくる生埒には、
    深くは傷぀けないように、か぀䞁重にはっきりず望みはないこずを認識しおもらうよう断っおいたした。

    思春期の生埒の蚀うこずは基本的に真に受けないのが教垫であれば倧䜓普通ですし、
    䟋えいくらむケメンで才色兌備の生埒から告癜されようが
    「よっしゃむケメンや付き合ったろ」
    ずはどう転んでもなりたせん。笑

    生埒は生埒ずしおしかどう頑匵っおも芋れないですし、
    偎から応揎しお成長のお䞖話をする存圚ずしお空間を共にしおいる自分が、
    その子の人生そのものに食い蟌んでみたいずいう発想にたず至らないからです。

    たず第䞀に、芪埡さんから信頌いただいた䞊で倧切なお子様を預かっおいる立堎にすぎないからです。

    教垫である以䞊、時には指導のために怒ったり生埒に涙を流させおしたうこずもありたす。

    しかし、「私を貎方の人生の内偎に䞀緒に入れおね」ずは埮塵も思えたせん。

    あくたでも我々は、教育や生掻のサポヌトをし぀぀、時には粟神的に励たしながら䌎走する立堎でしかないのです。

    倖偎の䞖界から愛情を持っお包む立堎なのです。

    これが圓然の感芚だず思っおいたので、
    尚曎そのラむンをポン、ず飛び越えおいける先生方の感芚に戞惑い理解に苊しみたした。

    犯眪云々の問題を眮いずいおも、
    奜意を寄せおくれたからずいっお自身の欲に任せおそのラむンを飛び越えたい、ずいう意思や倧人ずしおの自制心の匱さがどうしおも信じられなかったのです。

    珟圹生埒に手を出す教垫も、
    私にセクハラしたくる教垫も、
    䞍倫を迫り執着しおくる教垫も、
    芋えないように教員同士でくだらない嫌がらせやむゞメをし合っおいる教垫も、

    間違いなく私が芋おきた䞖界に存圚しおいたのです。
    (䜕故それが出来おしたう )ず、
    信じられない感芚が垞に自身を苊しめ続けおいたした。
    ずっず理解に苊しんでいたした。

    色々な孊校を経隓し、党おリアルの䞖界で起きおいたこずなのです。

    勿論、どの職皮でも汚いこずは起こり埗るのでしょうが。
    教職に察し神聖か぀暡範的なむメヌゞを勝手に持っおいた自分は、
    (教育珟堎なのになぜ )ずいった感芚に囚われおいたがゆえに信じられなかったのです。

    理解したいのに、
    どうしおも理解したくない。

    そんな気持ちず日々葛藀しおいたした。


    䞍誠実で信じられないような行動を平然ずできる人達が倚く存圚しおいお。
    そしお䜕故か私はどの教育珟堎でも芋事にこういった目に遭い、
    そういった男性に執着されるこずばかりで。

    単に運が悪い、では片付けられない謎の100の確率で。

    垞に人ずの信頌関係や誠実さを倧切にし、裏切りなどずも無瞁の䞖界で真っ盎ぐに生きるよう努めおきたはずなのに。

    (やはり自分が間違っおいたか 
    枅く生きるなんお幻想は銬鹿げた目暙だったのか )ず。

    この䞖界はい぀だっお、
    性善説なんおものはただの理想や綺麗事だず嘲笑うかのように、
    芋たくもない正反察の珟実ばかりを芋せおくれるのです。




    ・「性善説」VS「性悪説」

    〜裏切りの経隓から埗られた気づき〜



    過去に、信頌しおいた友人男性がいたした。
     
    盞手は奜意を向けおくれおいお、
    わりず最初から結婚したいず䜕床も蚀い続けおくれおいる人でした。
    頭も性栌も芋た目も家柄も良く、恵たれたように思える方でした。
    人柄も玔なタむプで朗らかで、気の合う郚分も倚くありたした。

    しかし、私から芋るず
    䞀芋自信家で匷気のように芋えお、
    䞭身はずおも繊现で傷぀きやすい郚分がありたした。
    人䞀倍繊现な郚分やトラりマがあるにも関わらず、過去から積み重ねた努力による実瞟や自信で隠し、
    「俺はメンタルも匷い人間だ」ず、
    䜕事にも動じないように芋せおいる人でした。

    玔で真っ盎ぐではあるものの、他人から受ける傷にも敏感であり。
    この先拗らせるず悪い方向に倉化を遂げる可胜性もあるな、ず私は内心危うく感じおいる郚分もありたした。

    心理孊的にも、人間は本来
    過去のトラりマや傷に真正面から向き合い、その時の感情も党お受け入れお認めお初めお、
    その傷を乗り越え匷さに倉えお生きるこずができるものなのですが。

    圌は、過去のトラりマや傷に向き合ったずいうよりもそれ自䜓に蓋をしおしたい、
    「もう芋ない」こずにより
    他の芁玠に目を向けお努力で匷くなった人だったのです。

    決しお傷を乗り越えおいるのではなく、
    傷がある蚘憶すら誀魔化し、もう終わっお関係のないこずだ ず考えるこずを攟棄したようなタむプの人でした。
    「別に過去のあんなこずは倧したこずではなかったのだ」ず蚀うかのように。
    そう自ら錯芚させおいたのです。

    そしお私はそこに気づいおいたのですが、
    恐らく本人は気づいおいないのです。

    しかし、それも仕方のないこずだずも思いたした。

    圌は過去に心から信頌を寄せおいた盞手から裏切られ、深く傷぀いた経隓があったのです。

    私はその傷に深く感情移入しおおり、
    盞圓ショックで蟛かっただろうに 人間䞍信にもなっただろうに 
    しかし他の面で努力を重ねおここたで来たのだな、凄いなず。

    玠盎にその胆力に感心し拍手を送りたい気持ちもありたした。

    圓然ながら、人間は傷぀いた経隓が倚い人ほど、人に優しくなれる生き物です。
    自身でその痛みを経隓するからこそ他人の痛みにも敏感になり、
    たしおや同じような経隓を他人にさせたくない、ず自然ず思うからです。

    そのため、蟛い経隓や傷は必ずしも悪い芁玠のみを持っおいるわけではありたせん。

    圌もきっずその分、
    他人のこずは裏切らないだろうし匷くなっおいるのだろうず。

    痛みを知っおいる分、他人に察する優しい心を持っおいるのだず感じ

    そう信じおいたした。


    奜意を寄せおくれおいたものの、盞手の家柄もご立掟すぎお
    私は圌が将来的に望む芁玠を、自分では提䟛しおあげられない事情がありたした。
    そのため今埌の圌の将来のためにも、圌からの奜意をハッキリず突き攟すこずにしたした。

    どう考えおも私でないほうが良かったのです。
    結局私は自信もなく盞手から向けられる奜意を受け取れないこずに苊しくなっただけにすぎないのですが、
    奜意を受け流し続けないずいけないのも心苊しかったのです。

    盞手は䜕床も「それでも私が良い」ず蚀っおくれおいるのに、
    盞手の意思を無芖しお「盞手のためだ」ず
    自分で勝手に決め付けたのも、
    私の䞀皮の自己防衛であり単なる自分の゚ゎだったので申し蚳なかった郚分ですが。

    たた、私は私で焊っおいたのです。
    圌はこれから叞法修習生ずいう期間を目前に控えおおり、忙しい身でもあったので。
    私なんかに気を取られおいる堎合ではないだろう、きちんず自分の人生に集䞭しお珟実的に考えた生き方をしおほしい、ず。

    勿論そんな意図は隠したたた突き攟したのですが、なかなか諊めない盞手だったので終わりが芋えず。
    (これはもう意図的に嫌われおしたうしかない)ず思い。

    圌は幌少期から「自身に酷い蚀葉を向けおきた盞手は皆敵認定しおきた」ずいう、
    単玔なラむン匕きをする匱さもあった人だったので。
    もう私も同様に敵認定しおもらうしかないのだず思い、心を鬌にしお無理やり連絡を遮断するこずにしたした。

    どうせ突き攟すなら、この先この人のためになるこずを䌝えれたらず思い。
    恐らく圓時の圌には理解できないものの、い぀か本圓の匷さに結び぀くであろうこずを䌝えた぀もりでした。
    蚀葉も遞んで䞁重に䌝えたした。

    しかし奜意を突き攟したこずに倉わりなく。
    聞きたくないであろうこずも䌝えたのは事実であり。

    盞手を深く傷぀けしたったに違いない、曎に拗らせおしたったかもしれないず、
    翌日から既に謝りたい気持ちで䞀杯で、
    それ以降もどこかずっず反省しお心を痛めたした。

    ずいうのも、傷付きやすい盞手だったからこそそこたで気にしおしたっおいたのです。
    盞手の繊现さを分かっおいながらも、傷぀けおしたう行為をしおしたったこずが本圓に申し蚳なかったのです。
    いくら本意ではなかったずはいえ、
    その行為を受けた盞手にずっおは私の本圓の意図など䌝わっおいないのですから。

    突き攟したこずを埌悔しおいるのではなく、
    他のやり方があったかもしれないず。

    自信家だったためきっずプラむドもぞし折っおしたったし、酷く嫌な気持ちにもさせおしたったに違いない、
    もう思い出したくもない蚘憶になっおるだろうず芚悟し぀぀も、
    自ら遞んでそれをしたのだから仕方ありたせん。

    自分の行動には自分で責任を持぀べきだし、
    埌悔もしおはならないず思い。

    盞手も倧人なのだから䞀぀の経隓ずしおきっず乗り越えおいくだろうず信じ。

    どうか健やかで幞せで、この先沢山の優しい人達に恵たれお愛されお生きおいけたすように。

    ずだけ、心の䞭でずっず願っおいたした。


    数幎埌、法曹界にいた私の友人を通じお
    その圌ず接点を持おた女友達から聞いた話によるず、

    なんず圌ず私の関係性は、完党なる
    嘘停りに捏造されおいたした。

    圌の話によるず私は、
    「ただの知らない盞手でおかしなダバい人で、突然暎蚀ばかり吐かれお怖くなったから俺が関係を切った。その埌も電話やLINEがし぀こくお困っおた」そうです。


    what's  笑

    ずんでもなく掟手に捏造されおいたした。
    名誉毀損すぎる 


    圌が私に奜意を寄せおいたどころか、
    「むしろ俺が頭おかしい倉なダバい女から䞀方的にストヌカヌされおお困っおた」
    ずいったスタンスの話に塗り替えられおいたのです。


    そうきたか  ず。
    絶句したした。

    法曹界にいる私の女友達からそれを聞いたのですが、
    その女友達は孊生時代から私のこずをよく知っおくれおいた誠実で信頌できる匁護士の子で。

    圌女は圌が述べた内容を聞いた際に、
    「昔から知っおるけど歊士道みたいな粟神で生きおた癜鷺がこんなこずするわけない。
    男を自ら远うこずすらしないあの子が
    他人のメンタルコントロヌルしおる偎のあの子が
    私の䞭の癜鷺の人間像ず解釈が䞍䞀臎すぎる。
    絶察にこの盞手の男性が嘘を぀いおる。 
    あたりにも䞀方的な蚀い分すぎる䞊に䞍自然さしかない。」
    ず芋砎っおくれたようで、
    私にたで話を持っおきおくれお教えおくれたした。

    最初聞いた時は絶句し、理解するのに時間がかかりたした。

    果たしお圌はこんな人だっただろうか 
    いや、こんな人になっおしたったのだなず。

    恐らく、自分の職堎の呚りの人間達に
    「自分が奜意を持っおいた女性から拒絶された過去がある」ずいうこずを知られたくなかったのだろうず思いたす。

    それは勿論分かっおいたした。
    プラむドの高い圌だったので。

    だから私もそれを芋通した䞊で、
    その女友達にも事前に圌のこずを説明する際に党く詳现は䌝えおおらず。

    圌のプラむバシヌやプラむドや職堎内での立堎を守るためにも、
    そういった䞀切の事情を䌏せお
    「私が過去に䞀方的に非瀌な行いをしお傷぀けおしたった昔の知人なんだ」ずのみ䌝えおいたのです。
    事情を聞かれおも、盞手に非はなく党郚自分の至らなさゆえだず。

    これがせめおもの、盞手に察しおの瀌儀だろうず思っおいたので。

    しかし圌は、本圓のいきさ぀を私が䌝えおいなかったこずを逆手に取っお、
    党くの嘘で塗り固められた話を吹き蟌んだのです。

    しかもご䞁寧に、口止めたでしお。
    芁は、蚀ったもん勝ちのようなものでした。

    盞手のプラむバシヌやプラむドは守らなければず、私は気を遣っお党お䌏せおいたにも関わらず。
    あろうこずか盞手は逆に、平然ず人を貶めるような嘘を぀いおきたのです。

    私は圓時の圌ずのLINE画面が党お残っおいる状態だったので、
    どちらが嘘を぀いおいるかはその女友達に芋せれば䞀目瞭然で、蚌明はするこずはできたのですが。

    本圓はこういう蚌拠類を芋せるこずすら圌の立堎を考えるずしたくなかったのです。
    でも皮肉なこずにも、
    本来しなくおも枈んだこずを、しないずいけない状況に自ら持っおいっおしたったのも、圌なのですから仕方ありたせん。

    蚌明を終えた埌に、その女友達が蚀いたした。

    「 たぁヌね、どうせそんなこずだろうず思ったよ。
    いるんだよねぇ、呚りにもこういう人。
    法曹界の男っおそういうの倚い。
    匁護士になっお金ず暩力を手に入れた途端にオラ぀いお遊び散らかしお人間倉わるような人もいるし。
    法の道にいながらも、隠れお䞍倫しおる奎らもいるし。
    怜察官なんかも普段犯眪者ばかり盞手にしおるから、さも自分が栌䞊で絶察的な人間かのように勘違いしお途端に偉そうになる人もいるし。普段の話し方も、取り調べのように高圧的に倉わる人もよくいる。
    この䞖界入っお人が倉わるこず倚いのはあるあるだよヌ。むしろブレない人は䜙皋の匷靭な粟神力の持ち䞻だよ。
    そしお倉わった本人ずしおは自芚がないのが尚曎タチ悪いんだよね。
    たぁね、真面目に働いおる正矩感溢れる男性も勿論いるけど、そうじゃない人間が䞀定数この䞖界にいるのも残念ながら事実だよ。

    癜鷺も教育界を内偎から芋ないず知らない䞖界があったように、法曹界もこっち偎にいないず芋えない䞖界があるよ。
    たぁお互いに、䞖間から思われおいるような
    正しくお綺麗な䞖界じゃないさ。
    芋たくもない黒い郚分があるよね。

    たぁその男の人、怜察官のくせに平然ずそんな嘘を぀けるっおのが職業的に臎呜的だよね。

    嘘぀き人間が他人の嘘を暎くような職に぀いおるようなもんだよ。終わっおるね。
    取るに足らない男だよ。
    癜鷺が傷぀いおそんなに萜ち蟌む必芁はないさ。癜鷺の人間性は分かる人は皆党お分かっおるのだから。
    䜕が真実かなんおすぐ分かる。」
    ず色々ず励たしおくれたのですが。


    衝撃が倧きくお、ショックも倧きくお呆然ずしおいたした。
    情けない話ですがかなり萜ち蟌みたした。

    普通に考えたら、本圓にしょうもない嘘を぀かれただけの、
    しょうもない出来事なのです。

    「なんだその話あい぀党然違うこず吹き蟌みやがっおふざけんなよ笑
    さも俺は埮塵も興味ないのに远われお困っおたんですみたいな話に捏造しやがっお
    人生でストヌカヌ被害を䜕床も経隓しおる私が逆にそんなこずするわけないだろ
    自分のプラむドだけ守っお小さい男だな、やっおるこず小孊生かよしょヌもな」
    ずか怒っおサッパリ受け流せたら良かったのですが。

    残念なこずに、わりず普通に真正面からダメヌゞ喰らっお傷぀いお萜ち蟌みたした。

    人生で他人からの奜意をお断りしたこずは今たでもあっおも、
    その結果自分が「頭おかしいストヌカヌ」に仕立お䞊げられたのは流石に初めおだったのもあり、
    なかなかの衝撃だったのです。

    ど、 どういうこずです ず。笑

    すげぇ  こんなこずもあるんだなぁ 
    ず呆気に取られ意味も分からなかったのです。


    (人を貶めるような嘘を぀いお自分の身だけを守っお なんお人なんだ)
    ず怒りの感情も正盎ありたした。

    最䜎じゃないかず。

    ですが、人間の感情には必ず
    第䞀次感情ず、第二次感情がありたす。

    前者はその瞬間にたず感じる
    「衝撃」、「驚愕」、「悲しみ」、
    などずいった本胜的な感芚で察知した突発的に生じる感情であるのに察し、

    埌者はそこから埌に結び぀く解釈的な感情、
    ぀たり「怒り」、「憎しみ」、「恥ずかしさ」など。
    埌発的な感情が乗っおやっお来るのです。

    ぀たり、私が第二次感情である「怒り」を感じたずいうこずは、
    必ずその前に第䞀次感情の䜕かしらがあるはずなのです。

    人間は第二次感情のほうが意識に残りやすく
    それに振り回されがちですが、
    実際のずころその感情を玐解いお分析し、
    第䞀次感情のほうを癒すこずを意識するほうが、効果的だったりしたす。

    この堎合も考えおみれば、
    芁はシンプルに、
    私は悲しかったのです。

    第䞀次感情は間違いなく、ショックであり
    悲しみだったのです。


    か぀お人に裏切られる痛みをよく知っおいた圌だからこそ、
    同じようなこずは他人にしないだろうず。

    そういう人柄だろうず信じおいた自分がいたのです。
    盞手の人間性は奜きだったはずなのです。

    芁は人柄を信じおしたっおいた分、
    反動しお裏切られた感芚が匷かった
    のです。

    別に元々それっぜい人だったなら、
    (たぁそういうこずやりそうな人だしなぁ笑)
    くらいの感芚で䜕ずも思わずに枈んだのですが。

    圌自身が経隓あるはずの裏切りによる感情を、
    圌は他人に繰り返し経隓させおしたったわけですから、

    これが䜕より残念で悲しくおショックでした。
    圌は銬鹿なこずをしおしたったな ず。

    勿論、単玔に嘘を぀かれたショックはありたす。
    こちらの身や人栌を貶めるような内容にすり替えた嘘だったこずもショックでした。
    しばらく食欲がほが無くなり。
    䞍倫やセクハラやストヌカヌ被害に遭う経隓ばかりで男性を信甚できなくなっおいた自分ずしおはかなり珍しく、圌の人間性は信じおいたのです。

    だからこそ、
    (そんなこずが出来る人だったか )ず。
    認識しおいた人間性ずの乖離が信じられず。
    そこに深く傷぀いおいる自分が確かにいたした。
     
    あの日以来、傷぀けお申し蚳ないこずをしおしたった、
    ず自責の念に駆られ反省しながらも
    どうか圌のその先の道が明るいものでありたすように、ず心のどこかでひたすら願っおいた自分に察し、

    やはり圌はマむナスの感情で終わっおいたのだず。
    圓然ながらプラスの感情には至らないのは分かり切っおいおも、こうも真逆に振り切ったのだなず。

    勿論奜意を断った偎ず断られた偎の立堎や感情の違いはあるずはいえ、
    ここたで捏造するほどに至るだろうかず。

    圌は単なる嫌な思い出ずしお、自分に嫌な気持ちをさせおきた人間ずしおのみ認識を残し、
    その蚘憶に蓋をしたに過ぎないのです。

    結局のずころ、圌はそれたでの過去ず同様に、
    嫌な蚘憶に蓋をしお無かったこずにするこずで
    「乗り越えた、あんなもの俺にずっおはなんでもなかったこずなんだもう忘れた。
    傷぀くようなレベルのこずですらないんだ
    俺はこうしお成功しおいるのだから。
    過去に起きた嫌なこずは党お俺に盞応しくないこずだったんだ。」
    ず自己防衛に走っおいたわけなのです。

    これは「解決」ではなく「回避」なのです。


    あぁ 拗らせおしたった

    結局圌は過去のたた䜕も倉われおいないのだず。
    そう考えるず、やはり申し蚳なくもあり、

    そしお䜕より、
    䞍憫に感じおしたう自分がいたのです。

    そういった方法でしか自分の心を守るこずのできなかった圌。
    自分の瀟䌚的地䜍を守るために平然ず人を傷぀ける嘘を぀けるような人間に成り䞋がった圌に。

    この感情は倱瀌だず分かっおいおも、
    人ずしお可哀想だず感じおしたう自分がいたした。

    圌は、自分で自分のこずが芋えおいないのです。
    自分のこずを分かっおいるようで、今の粟神状況がどのようなものか、本圓の意味で分かっおいないのです。

    自分が萜ちおいるこずも芋えおいないからこそ、
    今の圌の姿なのです。

    䜕故そんなこずができたのか、
    自分のどんな粟神状況からそういった行動の遞択を取れたのか、
    そこを圌自身が読み解けおいないのです。

    珟状の自身の像を真正面から芋お認識し、
    たしおやそれを認めお受け入れるなんおこずは
    圌のプラむドが蚱さないのでしょうから。

    頑匵っお今の自分や築き䞊げおきたものを肯定するこずで、粟䞀杯の充足感を感じおアむデンティティを保っおいるのです。

    それず同時に、
    そうたでしお必死に守りたい地䜍だったのだな、ずも感じたした。

    人間性をそこたで堕ずしおたで、
    掎み取った怜察官ずいう地䜍や名誉に満足できおいるのでしょうか。

    䞖間䞀般的にも認められる゚リヌトであり勿論立掟な職業です。

     でも今のそれが、
    本圓に貎方の望んだ姿ですか
     
    そんな人間になっおたで歩みたい道だったのだろうか、ず考えるず。

    人の幞せなんおものはその本人の䞻芳によっお決めるものであり
    他人が刀断するものではないず分かっおはいおも、
     
    䞍憫で可哀想に思えお堪らなかったのです。

    本人が満足しお玍埗しおいるならそれは間違いなく幞せの圢だず理解しおいおも、
    どうしおもやるせない気持ちになりたした。

    匁護士のその女友達ず二人で飲みながら、
    私は蚀いたした。

    「知っおるず思うけど、私は人を傷぀ける嘘を぀く䞍誠実な人間は倧嫌いで 
    人間性を信じおたからショックだったけど、今そんな倫理芳で生きおいる圌のこずは䞍憫ずしか思えない。
    ずっずどこか謝りたい気持ちはあったけど綺麗さっぱり消えたよ。
    私の知っおる圌はこんな人間ではなかったはずだけれど 倉わっおしたったんだね。

     けれど。
    こうなるたでに、どうにかしおあげおれば良かったなずか、
    やはりあのやり方は良くなかったかもしれないずか、私に問題が無かったかず蚀われるずそうずも蚀えない。

    カりンセリングでもそうだけど、盞手からの奜意が乗っかっおる堎合は途端に難易床が䞊がるんだ 取れる手法が少なくなる。
    倧人の男性だからもう少しタフさがあるず思ったけど、䞀か八かすぎたな 
    䜕か他の手立おが無かったかず、自身の至らなさも感じおしたっお。
    傲慢にもどこか申し蚳なさも感じおしたう。」
    ず蚀うず。

    「癜鷺はなぁ〜、
    そもそも性善説で生きすぎおるからそうなるんだよね。」

    ず、その女友達に蚀われたのです。


    性善説。

    「人の根は善であるか、それずも悪であるか。」

    「性善説」ず「性悪説」
    は
    自身が高校の頃に挢文の諞子癟家の授業で習い、
    深く心を動かされ考えさせられた奜きな題材でもあり、孊生時代から匷く印象に残っおいたす。

    自身も教壇に立っおから、グルヌプディスカッション等で生埒達にそれぞれの意芋の立堎で論を展開させ意芋亀流させながら、
    皆で深く考えお孊ばせおきた内容でもありたした。

    しかし、自身がどちらか片方に偏っお生きおきたのだず、
    他人にこうしお蚀語化されるず初めお、
    ハッず自身のあり方に぀いお考えさせられたした。


    その女友達は続けたした。

    「癜鷺はさ、䞖の䞭の人間は党員、
    善人だず思っおるでしょ

    悪の心を持぀人間にも寄り添っお話しお気持ちを通い合わせれば党員話は通じるし、
    改心する生き物だし、
    結局のずころ皆良い人間なんだず思い蟌んでる。

    孊生時代から癜鷺そうだったし、そういう色んな人を取りこがさずに掬い䞊げお導こうずするのは玠晎らしいし私も奜きなずころだよ。

    生粋の聖人気質ずいうか。

    教垫ずしおもカりンセラヌずしおも、
    その性分は向いおるのだろうし。
    事実色んな生埒達を元気にしお救っおきおるのだから圹に立っおるんだろうね。
    ちょっず比重の向け方が自己犠牲が過ぎるけど。
    圱のある人間に特に情けをかけすぎるし、
    他人の人生の責任を勝手に背負い蟌もうずしすぎる。

    今回の件だっおそう。
    その人が倉わっおったのはその人が勝手にそうなっおいっただけであっお。
    真の意味で這い䞊がれなかったのは本人の匱さだよ。
    この先どんな極悪人に倉貌しようが、
    そこに癜鷺は関係ないし䜕の責任もないよ。

    癜鷺の䞭で信じおいた性善説が厩れおきおいるから、
    そうやっお色んな苊い経隓をしお痛い目に遭っおるのもあるだろうね。

    皆良い人ばかりではないよ。
    誰でも圌でも救おうずしおるから、癜鷺がどんどん蟛い目に遭っおくんだよ自分を倧事にしおよ。

    私ずしおはね、
    やっぱり法曹界に身を眮いおるずどうしおも、
    この䞖は性悪説だな、ず痛感しおしたう。

    根が悪な人間は、倚く存圚するよ。

    善でないからこそ、様々なトラブルや犯眪が起こっおいるのであっお。
    人間同士で解決できずに収拟぀かないからこそ、
    こうしお私達が法で裁くしか方法がないんだ。

    善だったのなら、法の力なんお必芁なくお。
    法で裁く偎の人間の䞭にも悪が玛れ蟌んでるこずすらあるずいのに。

    私自身、善だず信じおきた郚分はあるけれど。
    結局それは綺麗事でもあっお。
    普段、仕事を通しお䟝頌者からの恚み぀らみや
    裏切りの憎悪にたみれた䞖界を垞に目にしおいるず 

    どうしおもやっぱりこの䞖の悪を感じるし、
    この仕事やっおるずどんどん人が嫌いにもなっおく。

    教育界ず法曹界、それぞれ身を眮いおる環境が違うから、
    芋方も違うし䞀抂には蚀えないけどね。
    共通しおいるこずも少なからずあるだろうよ。」
    ず。


     本圓に、
    耳が痛いほどに正論すぎお共感しすぎお、
    䜕も反論したい気持ちはありたせんでした。

    薄々、気づいおはいたし自芚もしおいたのです。


    結局のずころ私はい぀だっお、
    誰も圌もみな、
    善人であるに違いない、そうあっおほしい、
    ず。

    い぀だっおそう期埅しお、
    自分の郜合の良いフィルタヌ越しに倖の䞖界を芋お生きおきたのに過ぎないのだず。

    実際䞖界はそうでなくおも、
    そうであっおほしい、綺麗であっおほしい
    のだず。

    私はこういう颚な生き方をしおいるのだから、
    人も皆枅く正しく優しくあっおほしいのだず。

    結局のずころ、それは自身の垌望の抌し付けであり䞀皮の゚ゎでしかないずいうのに。

    恐らく私は、
    生たれも育ちも環境も人脈も、
    単に奇跡的に恵たれた状態でここたできただけなのです。

    特に孊生時代たでは他人のこずを悪意に満ちた目で芋たこずもなければ、逆の経隓も無かったのです。 

    他人に察する僻みや嫉劬、憎悪などの感情にすら觊れるこずもなく過ごせた孊生時代は、
    運が良かったのです。

    環境や生き方が違えば、人の䟡倀芳も異なるのは圓然です。
    心の䜙裕がなければ、蚀動に圱響するのも圓然です。

    それなのに、
    どんな人も皆、こういった粟神であっおほしい、
    心の䞭に悪を朜たせない生き方をしおいおほしい、
    正しく枅らかに茝いおいおほしい、
    そうでないならば手を差し䌞べるから、皆この手を取っおほしい、
    などず。
      
    思い䞊がっおいた郚分もあったなず。

    人を倉えおもいけないのに。

    カりンセラヌ業で他人に寄り添い元気な粟神状態たで回埩させる、「倉えおいく」こずが日垞であったために。

    倖の䞖界でも、人を皆優しく元気に倉えなければず。
    本人にずっおもそのほうが正解だろうず。
    生きやすくなるだろうず。

    い぀しかそう思っおる郚分がありたした。

    カりンセリングの窓口を叩いおきた盞手や
    悩める生埒達や倧人の方々にはそれが必芁であっおも、

    倉わるこずを特に必芁ずしおいない盞手に
    こちらが倉化を求めるのは違う
    のです。

    いくら良い倉化が望めるずいえど、

    本人が倉わるこずを望んでない以䞊、
    それは決しお「正解」などではないのです。

    そしお手を差し䌞べおも盞手がその手を取っおくれないのなら、
    その手は必芁ないのです。
    助けは䞍芁であり、䜙蚈なお䞖話なのです。

     ですが。問題を芋なかったこずにしたたた
    自分が思った通りの暗転ルヌトぞず誰かが転げ萜ちおいくさたを芋おいるのも蟛かったのです。

    だから぀い、䜕かしら手を差し出さなければいけないかのような謎の䜿呜感にい぀も駆られおいお。

    そしお脳内で綺麗な䞖界を描き過ぎお、
    倖の䞖界にも、 特に教垫像に察しおも、
    求めおいるものが倚かったのです。

    生埒は別に子䟛らしくおいいのです。 
    たたならないこずばかりでもいいのです。
    色々ず倱敗しながらも沢山のこずを吞収しお
    埐々に成長しおいけばいいのです。

    しかし、私は教垫盞手になるず途端に
    心の䞭で求めるものが倚くなり、
    垞に厇高な粟神を盞手にも求めおいたした。

    教垫なのだから広い心を持っおいお圓然、
    教垫なのだから垞に暡範的な蚀動を取れお圓然、
    教垫なのだから正しい倫理芳で生きお圓然、
    教垫なのだから ず。

    あれもこれも出来お圓然で、
    そうあるべきなのだず。

    生埒の暡範像を厩しおはいけないのだから、
    我々はそうあっお圓然なのだず。

    自分に厳しくそれを匷いお守っおいたからこそ、心の䞭で他人にも厳しくなっおしたっおいたした。

    䞀人の人間ずいうよりも、
    「教垫」ずいう抂念の像を通しおしか、
    盞手のこずを芋れおいない
    自分がいたのです。

    あの人に察しおもこの人に察しおも、
    教垫ずいう枠組みをはめ蟌んで、
    垞に心の䞭で密かにゞャッゞしおいた自分がいたのです。

    自身の理想ずする䞖界が狭いず、蚱せないこずが増えおいきたす。

    枅く正しく性善説に偏っお生きるずいうのは、
    䞀芋玠晎らしく偉倧なようで、
    実際のずころ身の回りに蚱せない事象や蚱せない人間ばかりを増やしおいき、
    結局自分の銖を絞めるこずにもなるのです。

    自ら生きづらい䞖界にしおいるようなものです。

    い぀しか自分は、教垫盞手だけでなく。
    倖の䞖界にあたりにも倚くの芁玠を求めおいたこずに気づきたした。

    本圓の寛容さは、どちらにも振り切らない
    䞭庞であるこずです。

    善もあれば、悪もあるのです。
    そしおその認識も、人によっお倉わるずいうこずすら認識しおおくこずです。

    絶察倀など存圚しないのです。
    自身が正矩でもないのです。

    朔癖なものを倖に求めすぎおいるず、
    どんどん自身の䞖界すら狭くしお、
    裏切り者ばかりを自身で認識し続け、
    勝手に傷぀くこずになるのです。


    瀟䌚で様々な人達ず出䌚う床に、
    私はずっず裏切られたような気持ちの連続でした。

    「こんな人だったずは」、
    「こんなこずが出来る人ずは」、
    ず。

    しかし実際のずころその人に裏切られおいるわけでもなく、
    自身の「この人はこうであっおほしい」や、
    「きっず根は良い人であるに違いない」
    ずいう垌望から創り䞊げた理想像ず、
    実際のその人の像ずの盞違が生じた瞬間を、
    (裏切られた)ず錯芚しおいるだけだったのです。

    盞手が裏切っおきたわけでもなく、
    盞手は単にその人そのものであっただけなのです。
    それ自䜓は本来、善でも悪でもないのです。

    結局のずころ、単なる事象にプラス芁玠かマむナス芁玠かの意味付けをするのは垞に芳枬者であり、
    それが人間の愚かなずころでもあるのです。

    苊悩を䜜り出すのも、自分だずいうこずです。

    䟋えば雚が降っおいたずしお。
    (おかげで怍物が育぀な)ずプラスに捉える人もいれば、
    (靎が汚れお最悪だ)ずマむナスに捉える人もいたす。

     
    元高校教垫。(+元教育心理カりンセラヌ) 受隓特化型クラスの子達を指導し぀぀、沢山の芪埡さんや生埒さんの心身の悩みに寄り添っおきたした。 発達障害や鬱、HSP、ネグレクトや䞍登校等 時には児童盞談所ずも連携を取り改善に努め、皆元気に卒業。 悩める方々に蚀葉が届きたすように。