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砂時計 【俳句十句】

    汐田大輝

    銀河より遠き仔牛の眠りかな

    霜降や薄く笑えるマトリョーシカ

    百万の書の暗がりに鳴く蚯蚓

    冬隣伸び縮みする砂時計

    十一月特徴のない顔ふたつ

    筆箱に閉じ込めてある十二月

    ハロウィンの魔法は解けて街白む

    眼裏に積もる紅葉や果てもなく

    露けしや朝まで羊数えおり

    追憶は貨物列車の音がする

     
     
     
    ネット文芸家。主に現代詩と現代川柳。シュールな叙情と不条理なユーモアを好む。『現代川柳 満天の星』参加。電子版詩集『方位のない街』『あやかし』『カンデララ詩集』を公開。→ https://romancer.voyager.co.jp/author/309251/

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