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ムンバイ観光大満喫

ムンバイは、大学生のころから気になっていた街のひとつだった。

なぜなら、好きな曲に登場するから。

タブラという楽器が気になっていて、その流れで「インドにあるムンバイ」という街を知った。

どこにあるのかもよく分かっていなかったのに、「いつか行きたい」とぼんやり思っていた場所。

いざたどり着くと、クラクションと人と砂ぼこりと犬。宿の近くには、路上のピザ屋さんやパン屋さんがあって、今まで訪れた場所とは少し違う空気を感じた。

次の日、ムンバイの中心地へ出かける。

不覚にも満員電車に乗ることになり、押され押されながら移動。

周りの人たちに行き先を聞かれ、「こいつは降りないから座らせておけ」みたいな空気になって、席が空いた。しかも駅に着く前には、目の前のおばさんがちゃんと教えてくれる。

ちなみに、「こいつはCMSTで降りるぞ」という情報は、なぜか車内で共有されていた。というより、近くのおばちゃんがみんなの降りる駅を聞いて、勝手に共有していた。

席が空いたからといって、すぐ座るわけではない。

あれはなんだったんだろう。

チャトラパティ・シヴァージー・マハラジ・ターミナス。

なんどでも口ずさみたくなる、ちょうどいい長さの駅名で、すぐに覚えられた。

世界遺産の駅の天井を眺めながら外へ出ると、そこにはたくさんの人。観光客2割、サラリーマン7割、若者1割くらいの感覚。クラクションを浴びながら歩いて、ふと後ろを振り返る。すると、大きなお城みたいな駅がそびえていた。

かつてヨーロッパの植民地時代に作られた建物が、今では世界遺産や観光地になっていて、観光資源として人を集めている。

そう思うと、あの時代は、今のインドではどう受け止められているのだろうと少し気になった。街を歩くと、さらにヨーロッパみたいな景色が続く。

上を見上げているときだけ。それ以外は、サトウキビジュースを作る「がががが」という大きな音や、チャイを飲むおじさんたちがいる。

前を見るとインド。上を見上げるとヨーロッパ。

そんなムンバイが、なんだか楽しかった。混沌としているけれど、ある程度の秩序がある。

たぶん、それはサラリーマンが多い街だから。

最初に訪れたチェンナイはもっと混沌としていて、次のバンガロールはもっと整っていた。その中間くらいにあるムンバイの「ほどよい混沌」が、自分には心地よかった。

一本路地へ入れば、道端でビリヤニを作るおじさんがいる。

昼時になると、近くで働く人たちが立ち食いそばみたいに集まって食べている。

そういう日常を少しだけ覗けたことも、ムンバイを好きになった理由のひとつだった。また行きたいかと言われると、ちょっと分からない。

でも、「住んでみたい?」と聞かれたら、即答で「住みたい」と言える。

それが、ムンバイの思い出。

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しおん どこかの国で屋台のおやつを食べます

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