朝はチャイ、昼はミールス、夜はチャイ
インドでの日常。
朝はクッキーとチャイ。

あたたかいチャイは、暑い日でもなんだか嬉しい。
高いところから、シャーっと注いでくれる。
今のところ、よく見る土のカップには出会っていなくて、いつも銀色のカップ。地域によって違うんだろうね。

クッキーはほどよい甘さ。
甘いチャイと一緒に食べると、ちょうど同じくらいの甘さで落ち着く。
クッキーをチャイに浸して食べている人が多い気がする。
私はあれが苦手だ。
しなしなのクッキーが昔から得意ではなくて、オレオも牛乳には浸せない。
昼にはミールス。

ごはんとカレー、お漬物みたいなもの、激辛ソースがバナナの葉っぱの上に並ぶ。
食べる前には、だいたい水で葉っぱを濡らしてくれる。
そこへ、とことこと店員さんがやってきて、どかどかと料理をのせていく。
少なくなると、またやってきて追加してくれる。
座ったまま食べ放題をしているみたいな、不思議なシステム。
ここでたくさん食べることで、日々の食費をかなり浮かせている。
ありがとう、インドの文化。
場所にもよるのかな。
ムンバイやゴアでは見かけなかった。単純に見つけられていないだけかもしれないけど。
だいたい「もう終わり?」みたいな顔をされるので、「まだいけるよ〜」と、人生で初めてフードファイター魂に火がつく。
とはいえ、2回おかわりしたら限界。さすがに苦しい。
スプーンを持ってきてもらうことが多い。
どこからどう見ても観光客だからね。
でも、「いらないよ、手で食べるよ」とジェスチャーすると、ちょっと嬉しそうにされる。
たしかに日本でも、観光客が上手に箸を使っていると、なんとなく嬉しくなる。
たぶん、そんな感じなんだと思う。
所詮そんなものかもしれないけど、少しでも現地の人が喜んでくれると、こっちも嬉しい。
夜はチャイ。

仕事終わりのサラリーマンに混ざって、チャイを飲む。
お店によってスパイスや風味が違うのか、混んでいる店と空いている店は一目瞭然。
もちろん、よく分からないまま混んでいる店へ入る。
誰に注文したらいいのか分からない店内は、そもそも誰が店員なのかも分からない。
「チャイを運んでいる人は店員だろう」と目星をつけて、横を通るタイミングで注文する。
客はだいたいおじさんばかり。
外食している女性を見かけること自体が少なくて、チャイを飲んでいる女性はほとんど見なかった。
なんだろう、この違和感。
あたたかいチャイは、ただの飲み物とは思えないくらい満腹感がある。
これで夜ごはんにしてしまう日も多かった。
こうしてスパイスをたっぷり体にいれる日々は、どこか懐かしくておいしくて。
きっと旅が終わっても、チャイを作り、たまにはカレーもつくる。そういうことをして休日を楽しむ人生になるんだろうと思う。
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どこかの国で屋台のおやつを食べます