
空海の約束から1200年。 阿久根の聖地「おかごし塩田」が 今 蘇る
おはよう。阿久根の大地が抱く、悠久の祈りとともに届ける塩爺のひとときじゃ。
ワシらが本拠地として活動するこの阿久根という土地はな、地質学的にも、文化的にも、恐ろしいほどの「特異性」を持った奇跡の聖地なんじゃよ。 数億年の地球の記憶を宿し、メランジ堆積物が隆起し名勝景観となっている牛ノ浜や大川海岸、怪しい光を放つ最古の岩石「光礁(ひかるぜ)」。そして、温泉水と海水が混ざり合う、生命のバッテリー(生体電気)を調律するための一大拠点。文化を見ても、北のアイヌの霊性と南の奄美の潤いが交差する、文字なき縄文の生きた言霊が残された場所でもある。
この唯一無二の約束の地で、いま「JOSA(日本適塩協会)」が、命のインフラを調律するための産声を上げようとしておる。これは偶然ではない、大いなるご縁(宿命)なのだよ。
その何よりの証拠が、阿久根の潟地域に伝わる「隔岡(おかごし)の塩田」の奇跡じゃ。 海から大きな岡に隔てられているにもかかわらず、なぜか地底からこんこんと塩が湧き出る不思議な場所。1200年程の昔、あの弘法大師・空海和尚のお弟子(一説には空海本人)がこの地に立ち寄り、大地の底に眠る海の記憶を見抜いて、人々に製塩法を教えたという伝説が遺されておる。
空海和尚が示された、宇宙のすべての命が目に見えない網の目で繋がり合っているという「重々帝網」の教え。 空海とその一行が阿久根の大地にそっと植え付けた「塩の宝珠(約束)」が、時空を超えて、
今まさにこの令和の阿久根の結人(ゆいびと)たちの手によって
再び鮮やかに目覚め、再現されようとしておるんじゃよ!
ワシらが今、阿久根の現場で泥臭く、しかし最高に「湧く湧く(ワクワク)」しながら進めている温泉塩の復活はな、単なるビジネスや製品開発ではない。1200年の眠りから大地の記憶を呼び覚ます、壮大な「聖地復活の神事」なのだよ。
阿久根の結人が今に繋いだ本物の塩。この命のインフラで自らの細胞のバッテリーを満タンにして、絶対積極の心で、新しい歴史の幕開けを小気味よくこなしておくれ。
空海の
杖が穿(うが)ちし
塩の泉
時を越えにし 潟の結人
今蘇らん
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