何もない日の四つ葉の話
母がまた北海道から来た。
この連休に宝塚雪組公演「ポーの一族」を観る為である。
ファンクラブのチケットの当落は3日前にならないと分からない為、地方組はチケットを取れたと仮定して飛行機を手配しておく。
母は、第二希望まで日程を出したが、人気演目の為2日とも落選。何も予定無く東京でシルバーウィークを過ごす事になった。
そこで、私の家で子供と私とまた3人で過ごす事にした。
と言っても、雨の為どこかに行く事も無く家で3人で遊んだ。最初は、子供に付き合って楽しくブロックなどをして遊んでいるが、段々眠くなってくると「ママー、バァバ寝ないのー!!」と子供から声をかけられる。
私の方は、北海道と軽井沢に旅行に行き若干体調を崩して回復してきた所だったので本当に無理したくなかった。だから、子供に母の所に行って欲しいのだが、母も2ヶ月前に心臓の手術をしていて若干不安である。2人共、不安を抱えるのに何故元気いっぱいの子供を預かってしまったのか。少し後悔をした。
昼になり、ウーバーでピザとポテトを頼んだ。
ポテトを母が子供も前で食べた事により、子供が癇癪を起こした。大泣きして、母に頭突きした。
このバァバ、前の北海道の時も、子供の目の前でソフトクリームを食べて子供に怒られている。懲りないバァバである。
少し抱いて落ち着かせた後、「しろまる」というぬいぐるみが生活を送るYouTubeを見せて気分が乗ってきたときにポテトを食べさせて一件落着。
午後は私は昼寝。
子供と母はお散歩に行った。
このコンビ、またケンカしなければ良いが。
眠っている間一回帰ってきたみたいで、ドアが一回開いた様な気がする。
2人が帰って、「これ、ママにって○○ちゃんが詰んでいたよ」と母と子供が四つ葉のクローバーをくれた。
私が具合が悪く寝ていると、いつも子供がおもちゃを持ってきてくれる。今日も何となく具合が悪い日だと思ったのかな?
「ありがとう」
と母と子供に感謝して、また一緒に遊ぶ。
旦那が帰ってきて、子供がテレビを観ている時に母とハンバーグの材料を買いに外に出た。
帰った時には、子供がお昼寝してた。
その間に私と母は久しぶりに一緒にハンバーグを作った。「いつもは計量カップ片手にやっているんだけどね」と言っていたが、私はフィーリングで作っているので大丈夫。ハンバーグは美味しく焼けたと思う。
夕食にハンバーグを皆で食べて、母は弟のマンションに帰って行った。
どこにも行かない、特に何かをしたわけでもない一日だった。
それでも、四つ葉のクローバーをもらい、母とハンバーグを作り、皆で夕食を食べた。
こういう何でもない一日が、後から思い出すと一番懐かしかったりするのかもしれない。
