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捨てずに持っていた花柄に、ワードローブが追いついた

赤い花柄の服について、私は何度も書いている。

同じときに買った、赤と青の花柄。

同じ売り場で、同じ値段だった。

たぶん最初に目についたのは赤だったと思う。

かわいいな、と思って手に取って、
ラックをくまなく見ていたら青も見つけた。

違ったのはサイズ。

赤はM。
青はL。

セール品だったので、選べなかった。

でも試着したら、どちらも着られた。

じゃあ2枚とも買おう。

そのくらいの感じだったと思う。

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ところが実際に暮らしの中で着てみると、
青ばかり手に取るようになった。

赤も着られる。

嫌いでもない。

むしろ、かわいいと思って買ったはずなのに、
なぜかうまく使えない。

今年の春、私はこの2枚について何度も考えていた。

青は、そのままだとやわらかく流れるから、
ウエストで止める。

赤は、きっちり収めると詰まる感じがするから、
外に出して、上からデニムジャケットを羽織る。

そんなふうに、

青は止める。赤は抜く。

と考えたこともあった。

福袋に入っていたベージュのパンツと合わせたら、
赤を楽しく着られた日もあった。

赤は秋っぽいと思っていたけれど、
春も悪くないな、と思った。

それでも、まだ何かがわかりきっていなかった。

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そして秋。

春に考えていた組み合わせを、
ようやく本来の季節に着てみた。

赤の花柄。

福袋のデニムジャケット。

同じく福袋のベージュのパンツ。

鏡を見て、

あ。これでよかったんだ。

と思った。

ジャケットの前を閉めなくてもいい。

赤い花柄はかなり見えている。

でも、赤だけが前に出てこない。

上にはデニムの大きな面があって、
下にはゆったりしたベージュのパンツがある。

赤い花柄もちゃんといる。

でも、赤だけにならない。

春に考えていたことは、
どうやらそんなに外れていなかったらしい。

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そして今回、もうひとつ気づいた。

どうして青は、あんなに簡単に着られたんだろう。

たぶん、Lサイズだったからだ。

青はゆったりしている。

だから細身のパンツを合わせても、
上半身にある程度の量がある。

中に一枚着ることも比較的できる。

私にとっては、

「柄のある長袖Tシャツ」

みたいに使える服だったのだと思う。

一方、赤はMサイズ。

着られる。

でも、余白は少ない。

細身のパンツと合わせると、
上下ともコンパクトになる。

巻きスカートを一枚挟むとうまくいったこともあるけれど、
巻きスカートを使いたくなるのは、もう少し季節が進んでから。

赤花はコットンだから、
その頃になると今度は重ね着が必要になる。

でもMサイズなので、
中に厚いものを着込むのも難しい。

そう考えると、

この服を着やすい気温と、
この服がうまく見える組み合わせが使える時期。

その重なるところが、
案外狭かったのかもしれない。

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そして、もっと大きかったのは、

昔の私のワードローブには、
今の相棒たちがいなかったこと。

グレーデニムを買ったのは昨年。

ベージュのパンツも、
デニムジャケットも、
ベストも、

今年の福袋で入ってきた。

数年前の私は、
今より細身のパンツを履いていた。

そりゃ難しかったのか。

赤花が悪かったんじゃなくて、

赤花が働ける環境が、まだなかった。

そんな見方もできる気がしてきた。

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服を整理していると、

「何年もあまり着ていないなら、手放した方がいい」

という考え方もある。

それはたぶん、ひとつの目安としては正しい。

でも今回の赤花については、

捨てずに持ち堪えて、よかった。

と思う。

何年も経ってから、
突然その服に合うものが入ってくることがある。

自分の着方が変わることもある。

そして、服そのものは何も変わっていないのに、

ワードローブのほうが、
あとからその服に追いつくこともある。

嬉しくて,ドヤっ😆

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同じ売り場で、
同じ値段で買った赤と青。

最初は、ほとんど色違いくらいに思っていた。

でも青は、最初から一人でも動ける服だった。

赤は、相棒が必要な服だったのかもしれない。

それがわかるまで、ずいぶんかかった。

そして今、

数年前に買った赤い花柄を見ながら、

お前、こうやって着る服だったのか。

と思っている。

服って、なかなか面白い。

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