
【企画参加】お題 : 高校野球怪談|#毎週ショートショートnote
皆さま。
怪談野球、という競技をご存じでしょうか。
ルールは野球と同じですが、ボールを打つのではなく怪談の出来に三振やヒットの判定をして得点を競うのがユニークな点です。
さて。
ある私立校の怪談野球部に、超高校級だともてはやされた男子がいました。
甲子園で次々にホームラン級の怪談をかっとばし、鳴り物入りでプロ入りします。
が、彼の怪談話は高校時代に尽きていたのです。
ほんの数年で引退した彼は、謎の死を遂げます。実はこの甲子園にはその霊が……
「こわっ」
「ってか、怪談野球部ってなに?」
僕の高校には野球怪談部がある。
野球にまつわる怪談を収集する珍しい部活だ。
「でもその話、野球怪談じゃなくね?」
痛いところをつかれた。
「怪談野球怪談じゃないの?」
外野は色々とヤジを飛ばしてくるが、僕は一方向だけを見つめる。
視線の先、部長がゆっくりと宣言する。
「その怪談、ありとします」
僕は思わず拳を握りこんだ。
野球怪談部、新たな時代の幕開けだ。
———————
田原にかさんの以下企画に、参加させて頂きます。よろしくお願いします。
――――――
この作品を気に入って頂けた方は、以下も是非。
――――――
毎週ショートショートnoteの企画参加作品は、下のマガジンにまとめています。