
日本小説:正しい愛と理想の息子
著者:寺地はるな
日本、佐賀県出身。
佐賀から転居したタイミングで執筆活動を始める。
2014年にポプラ社小説新人賞を受賞。
2015年「ビオレタ」で小説家デビュー、
あらすじ
主人公の長谷眞(ハセ)、32歳。
相棒の沖遼太郎、30歳。
2人は違法カジノで働いています。
ある日、彼らはひとつの仕事で失敗をします。
沖のミスで多額の借金を背負ってしまったのです。
その借金を返すため、ハセは沖と共に様々な悪事を働きます。
ハセは、幼い頃から父親から虐待を受けて育ち、心の奥底に深い傷を負っています。彼は、その心の傷を埋め合わせるように、様々なものを手に入れようとし、愛を求めます。しかし、彼の愛は歪んでおり、周囲の人々を傷つけてしまいます。
一方、沖は、ハセの歪んだ愛に振り回されながらも、彼を深く愛しています。彼は、ハセを救いたいという一心で、様々なことをしますが、その行動は、かえってハセを追い込んでしまいます。
いよいよ借金返済のリミット目前となり、偽宝石を女に売りつけて二百万円作る必要がありました。
なんとか成功し、ようやく目標額に達したはずだった2人。
ところが、そう思ったのもつかの間、騙したはずの女に奪い返され無一文に。
絶体絶命のハセは、今度は老人を騙すことを思いつく。
しかし、彼らの行動は次第にエスカレートしていってて、2人の関係にも亀裂が入っていきます。