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Photo byhappy_aina

インフル念写【毎週ショートショートnote】

    深遠 たた

    私は風邪気味だったので、母に外出禁止といわれていた。どうやら母は私がインフルエンザかもしれないと疑っている。でも、熱も高くないし、体も痛くないから、もう気にせず外に出た。私は友達に会いに行った。昔から霊が見えたり、占いのようなことができる友達だ。体調を占ってもらおうと思った。

    「あんた大丈夫?インフルエンザじゃないでしょうね」

    「ちょっと微熱があるだけだよ」

    「本当?じゃあちょっと念写してあげるわ」

    「念写?それで風邪かどうかわかるの?」

    「そうよ。スマホで撮影してそこに写ったもので判断するのよ」

    そう言って友達は私の頭にスマホのカメラをあてて、目をつぶり、ぶつぶつとなにかの呪文を唱えた。一分ほど続いた呪文が終わった後しばらくして、シャッター音が聞こえた。

    画面を確認すると、一本の光の筋が写っていた。

    「これは霊ね。インフルエンザの霊よ」

    「イ、インフルエンザの霊?」

    「そう。わたしは世界で初めて『インフル念写』を成功させたの」


    (410字)


    たらはかに(田原にか)さんの企画に参加させていただきました。

    ※今日は自分の車の車検とタイヤ交換でした。


    *この記事は、以下の企画に参加しております。


     
     
     
    小説を書き始めたいと考えた男性51歳。小説書き方本等で独学で勉強中。書きたいことは頭の中にいろいろあります。公募してみたいと思っているがまだまだ全然の人。

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