メインコンテンツへスキップ
見出し画像
Photo byyokoichi

“気持ちいいな”と思える場所      ─ 吉村順三の言葉から

    Shinji

    家の中でふと「この場所、なんだか気持ちいいな」
    と感じる瞬間があります。

    それは、光の入り方だったり、風の流れだったり、
    家族の声の届き方だったり。

    建築家・吉村順三さんの言葉には、そんな“ささやかな心地よさ”
    を大切にする思想があふれています。


    🪶 暮らしの中の「気持ちいい」を探して


    「住む人がそこにいて、“気持ちいいな”と感じる場をつくること――それが設計だ。」

    吉村順三

    この言葉を読むたびに、設計という仕事の本質は“図面を描くこと”
    ではなく、“人の気持ち”を想像することなんだと感じます。

    朝、窓から光がゆっくり差し込む瞬間。
    お気に入りの椅子に座ってコーヒーを飲む時間。
    そんな小さな時間を大切にできる場所こそ、
    吉村先生のいう「気持ちいい場」なのかもしれません。

    彼はまた、こうも言いました。

    「住宅は、人の生活と心理を包み込む器である。」

    吉村順三


    器とは、形を決めるものではなく、中に何が注がれるかで変わるもの。
    だからこそ建築は、住む人の生き方によって完成していくのだと思います。

    毎日の暮らしの中で、「この場所が好きだな」と思える瞬間を
    少しずつ積み重ねていくことが、
    いちばん自然な“設計”なのかもしれません。


    ☕ 暮らしの中で


    家を考えることは、自分の暮らし方を見つめ直すこと。
    完璧なデザインでなくても、
    自分や家族が「ここがいいね」と感じる空間があれば十分。

    “気持ちいいな”という感覚を信じて、
    今日も小さな暮らしを整えていきたいと思います。

     
     
     

    Shinji

     
     
    建築家・文筆家|韓国在住 日韓の住まいと建築文化を、設計実務の視点から考察。韓国の温かさと日本のミニマリズム、その間にある暮らし、時間の記憶、建築の余白を綴ります。「時間建築論」連載中。

    あなたへのおすすめ