
【保存版】Canvaをビジネスに使うときの7ルール|著作権・ロゴ・スタンプ・テンプレート販売まで
Canvaって、本当に便利です。
名刺、チラシ、SNS投稿、商品POP、営業資料…私のまわりにも、Canvaで作ってる人が本当に増えました。
私自身も「Canvaがある時代に生まれてよかった〜!」と思ったことが何度もあります。
でも、使いながらこう思うことはありませんか?
「これって商用利用していいの?」
「ロゴは商標登録してもいいのかな?」
「LINEスタンプを作って売っても大丈夫?」
Canvaは基本的に「商用利用OK」ですが、実はすべてが自由に使えるわけではありません。
この記事では、Canvaを“自分のビジネスで使う”ときに注意したいポイントをわかりやすくまとめました。
依頼を受けてCanvaで制作を行う「クライアントワーク」の注意点は、別記事で解説予定です。この記事では「自分のビジネスの宣伝や資料作成に使う」という視点で書いています。
1|Canvaは商用利用OK。でも“自由”ではない
Canvaは無料プラン・有料プラン問わず、基本的に商用利用OKです。
例えば、以下のような使い方は問題なし。
SNSで自分の商品を紹介する
クライアントへの提案資料を作る
お店やサービスのチラシ・POPを作る
セミナーや会社説明会で使うスライドを作る
つまり、ビジネス活動に使うのはOK!
でもここで注意してほしいのが、「商用利用OK=何でも自由」ではないということ。
Canvaの素材やテンプレートには、それぞれにルールや制限があるんです。それをここから説明します。
[ Point! ]
Canvaは商用利用OK!
誰かに「見せる」「宣伝する」目的でのビジネス利用は問題なし!
※販売する場合や一部素材は制限あり(後述します)
2|“商用利用OK”と“著作権フリー”は別のもの
Canvaを安全に使用する上でぜひ押さえていただきたいのがこれ。
Canvaの素材は「商用利用OK」だけど、「著作権フリー」ではありません。
「著作権」と「商用利用」、混同している方が多いのではないでしょうか。
実は私もこの仕事を始めるまでよくわかっていませんでした…が、Canvaを仕事で使うなら、ここの理解は必須です。
Canvaの素材やテンプレートには、それぞれ著作権者(=作った人)がいます。
つまり、素材やテンプレートを使うことはできるけど、「自分が著作者である」とは言えないということ。
例えば、私(島田あや)がCanvaに登録したイラストの著作権は私にあります。

そして、Aさんがこのイラストを使ってデザインを作成した場合、

デザイン全体にはAさんの著作権が発生する場合もありますが、元の素材(赤鬼)の著作権は私に残ったままです。
つまり、1つのデザインの中に、複数の著作権が共存していることになります。
Canvaが許可しているのは、「その素材を使ってビジネスに活用すること」だけ。素材自体の所有権や、著作権までは渡されていません。
後ほど説明しますが、販売や共有を行う際には著作権の所在が重要になります。
デザイン内に複数の著作権が混在していないか、誰がどの部分の権利を持っているかを意識することが大切です。
以上の事情から、Canvaの素材を使って作ったデザインは「著作権譲渡」することはできません。 なぜならデザインを作った人もそのデザインの著作権を100%持っているわけではないから。他の人にデザインの依頼をする場合にはご注意ください。
[ Point! ]
Canvaの素材やテンプレートは商用利用OK!※一部除く(後述)
でも、著作権は素材やテンプレートを作った制作者にあり、「著作権フリー」ではありません。
3|デザインやテンプレート販売はどこまでOK?
「Canvaで作ったデザイン、
ココナラやBOOTHで売ってもいいですか?」
これは、しばしばいただく質問です。
結婚式用のペーパーアイテムや、ご自身のサービスに使う教材の販売など、Canvaで作ったデザインを販売したいと思うことはあると思います。
Canvaで作ったデザインを販売すること自体は、素材のライセンス条件を守ればOKとされています。
ただし、この素材のライセンス条件がやや複雑。簡単にまとめるとこんな感じです。

テンプレートリンクって何?という方は、
以下のCanvaヘルプページを参照してください。
>> デザインをテンプレートのリンクとして共有する
なお、いずれのデザインも「自分で1から(白紙の状態から)作ったデザイン」であることが重要です。
Canvaの素材を単独で配置したものや、最低限の編集でつくったものはデザインとは呼べません( >> 参照 )。いずれの形でも販売は不可です。
例えば、先出の赤鬼イラストを配置しただけのTシャツを販売するのはNGです。そりゃそうです。私が泣きます(感情論だけでなく、ちゃんと規約的にNGです)。
Canvaに登録されているテンプレートを改変して販売することもしてはいけません。また、Canvaに登録されているテンプレートを「まるで自分で作ったように見せる」こともNGです。
たまにいるんです。改変販売している人や、実績ページや制作例にCanvaのテンプレートを置いている人。バレてないと思っているんでしょうか…日本のCanva公式クリエイターはバッチリ気づいております。心当たりがある方、今すぐ削除をおすすめします…ふふ
それから。
「このテンプレートをあなたも再販できますよ!」といった、再販権付き・譲渡可能なテンプレ販売(いわゆるMMR商材)が最近横行しているようです。
これはグレーゾーンです。何がグレーかというと、テンプレートの中身が確認できないことがグレー。この中に1つでもCanvaの素材が含まれていて、それに気づかずに購入者が再販してしまったら、これはもう規約違反です。(Canvaの素材は再販目的での販売は禁止されています)
ところがこの商材、大抵は購入するまで中身を確認することができませんね。……買わないことが一番だと思います。
これらのことを気づかずやってしまってた方も、ここで気づけたなら大丈夫。
デザイン販売を考えている方は、前の項の「著作権と商用利用は違うもの」を踏まえ、Canvaのコンテンツ使用許諾契約をよく確認して判断するのが安心です。
「じゃあこんな販売方法はどう?」といった個別の事例を確認したい方は、Canva公式サイトの以下のページが役に立つはずです。
>> Canvaを使って販売用のデジタルおよび物理的な製品をデザインする
[ Point! ]
Canvaで作ったデザインはルールを守れば販売可能!
使用する素材によってルールが異なるので、規約と公式ページでしっかり確認しましょう。
4|ロゴや商標登録には使えないことも
Canvaで作ったロゴは、名刺に入れたりSNSアイコンにしたり、とても便利。
でも、Canvaのテンプレートや素材を使ったロゴは商標登録できません。
「このロゴはうちのビジネスの顔にしよう」と思っても、商標登録するには著作権上・ライセンス上の制限があるんです。
商標登録を考えている場合には、
Canvaのテンプレや素材は使わず、完全オリジナルで作る
フォントも、商標登録できるライセンスのものを使う
など、慎重に設計する必要があります。
ロゴについてはこちらの記事で詳しく解説しているので参考にしてください。
>> Canvaで作ったロゴって、商用利用や商標登録していいの?に本気で答える記事
[ Point! ]
Canvaの素材を使ったロゴは原則商標登録不可。
ロゴを作りたい場合は、上記の記事で詳しく確認を!
5|LINEスタンプには使える?使えない?
CanvaでLINEスタンプのような画像を作ることもできますが、Canva素材を使ったLINEスタンプの販売はNGです。
Canvaの規約としてもNGですが、LINEの規約でも
当社または第三者の商標権、著作権、特許権、意匠権などの知的財産権を侵害し、または使用されている素材がサードパーティの利用条件に違反しているもの
は登録できないとされています。
Canva素材を使って画像を作り、
LINEスタンプとして販売する → NG自分で描いたイラストを使って画像を作り、
LINEスタンプとして販売する → OK
LINEスタンプを作る場合は、完全自作の素材を使うようにしましょう。
[ Point! ]
Canvaの素材を使ったLINEスタンプは販売不可。
自作のイラストなどで作成し、LINEの規約も確認して申請しましょう。
6|使い方に制限のある要注意コンテンツ
Canvaには基本的に商用利用OKな素材がそろっていますが、中には「これはビジネスには使えないよ」という特別ルールの素材も存在します。
たとえば以下のような素材は、使い道が限定されています:
Branded Content(企業やブランドとコラボしたコンテンツ)
Disney素材(Disney Content)
Editorial Use Only の素材(報道・ニュース限定)
こういった素材は、原則として個人的な使用や教育目的のみに限定されており、名刺やロゴ・グッズ・SNSの広告などに使うことはできません。
つまり、ディズニーキャラを使ったチラシやバナー、グッズの販売はアウト。
使いたくなっても、ビジネス目的では絶対に使わないようにしましょう。
[ Point! ]
Branded Contentやディズニー素材は商用利用NG!
かわいくても、名刺・広告・販売グッズなど「お仕事用途」には使えません。
7|NGな発信に使うのはそもそも禁止
Canvaは「自由に使えるツール」ではありますが、何にでも使っていいわけではありません。
公式の利用規約では、次のようなコンテンツへの使用を禁止しています。
ヘイトスピーチや差別的な発言
誤情報・詐欺的なビジネス
中傷・暴力・過度な性的表現
他人の権利を侵害する表現(商標・肖像など)
つまり、「何を作るか」だけでなく「どんなメッセージを伝えるか」も、使い方として問われます。
安心して使うためには、誰かを傷つける内容には使わないという意識もとても大事です。
[ Point! ]
Canvaは、誹謗中傷・差別・詐欺などへの利用は禁止。
誰かを傷つけるような発信には、絶対に使わない。
規約を知って、Canvaをもっと楽しもう
作ることは楽しいこと。
でもその楽しさを味わうには、「安心」が欠かせません。
ルールを知ってこそ、Canvaを心から楽しむことができる。
私はそう思います。
今日の記事は、Canvaを使うすべての人に知ってほしいことを詰め込んだ、ずっと書きたかったnoteです。SNSや職場等でシェアしていただけたらうれしいです。
あなたの活動が、Canvaでもっと簡単に、楽しくなりますように!
この記事ではCanvaの公式情報をもとに、ポイントをかみくだいてご紹介しました。より詳しい情報は、以下の公式ページもあわせてご覧ください。
■コンテンツ使用許諾契約
https://www.canva.com/ja_jp/policies/content-license-agreement/
■Canvaを使って販売用のデジタルおよび物理的な製品をデザインするhttps://www.canva.com/ja_jp/help/using-canva-to-create-products-for-sale/
▼ ロゴについての解説記事です。併せてどうぞ!
▼ AIに関する規約の解説記事も書いています。こちらもぜひ。
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