
コロッケが旨いから、柴田理恵はTWICEでいいじゃんってこと
最近、コロッケが旨い。
いや、コロッケ自体はずっと昔から旨いに違いない。
変わったのはぼくの味覚だ。
子供の頃、コロッケが旨いと思った記憶はない。
夕食にコロッケが出ると、正直少し残念な気持ちだった。
しましま少年にとって、コロッケはあまりにしょぼかった。
コロッケではご飯をかき込めない。
中は真っ白だし、割っても何の汁も出てこない。
ソースを食べるための道具。
揚げ物界で唯一取り合いにならない存在、それがコロッケ。
スーパーでコロッケを買ってくる母の心理が分からなかった。
揚げ物コーナーを見渡してみよ。
コロッケの横には天ぷら、かき揚げ、エビフライ、カキフライ、タマネギフライ、ハムカツ、トンカツ、メンチカツ。
こんなにたくさんの素晴らしい"メンチ"、もとい"メンツ"が揃っているというのに(コロッケだけに、「うまい」こと言わんでええねん)、なぜわざわざ「コロッケ」にするのか。
もっと素晴らしい揚げ物たちがそこにいるではないか。
このオールスターの中で、コロッケだけ明らかに見劣りしているではないか。
母よ、それが分からないのか。
考えてみて欲しい。
TWICEに柴田理恵が混ざったとして、あなたには柴田理恵とTWICEが同等に見えるのか。
そんなわけはない。
柴田理恵は柴田理恵。
柴田がどんなに化粧をしても、どんなに痩せても、どんなにダンスがうまくなっても、それは柴田理恵。
あなたがやっていることはそういうことなんだ。
コロッケを買ってくるにしても、牛肉コロッケとか、カレー味とか、そういうのあるじゃん。
なんでノーマルコロッケ選んじゃうの。
柴田理恵も、いろんな柴田理恵がいるじゃんってこと。
ワイプで泣いてる柴田理恵。WAHAHAの柴田理恵。ドッキリにかけられた柴田理恵。
あえてノーマル柴田理恵は推さないじゃん。
と、ずっと思っていた。
ところが、ここ1年くらい、コロッケが旨い。
それも、旨すぎる。
マイナスからゼロになったのならまだしも、マイナスから100まで一気に昇進だ。
コロッケを食べる度、旨さが突き抜けてくる。
ただのジャガイモ料理なのに、なぜこんなにも旨いのか。
クスリが入っていると言われても、ぼくは信じる。
そして、それでも食べ続ける。
ソースを食べる道具だなんて、失礼極まりない。
もう今は、恥を忍んでソースなしで食べちゃっている。
牛肉コロッケを差し置いて、ノーマルコロッケを買っちゃっている。
オールスターの中で、やっぱりコロッケに一番心惹かれる。
母よ、当時のぼくは未熟で何も分かっていなかった。
あなたは正しかった。
コロッケは旨かった。
柴田理恵はTWICEだったし、ノーマル柴田が一番いい。