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うつ病で“ちゃんと生きる”を手放した。私が見つけた、ゆるい生き方

    週5で働く。
    一人で生活する。
    人に頼らない。
    予定通り動く。
    100点を目指す。

    “ちゃんと”しなきゃ。

    「ゆるく生きる」なんて、うつ病になる前の自分なら選ばなかったかもしれません。
    バリバリ仕事をすることが「普通」だと思い、生きてきました。


    病気になる前は、“ちゃんと生きる”ことに必死だった

    “ちゃんと”週5のフルタイムで仕事をする。
    “ちゃんと”一人暮らしをする。
    “ちゃんと”自立をする。
    “ちゃんと”休みは家事と休息の予定を入れる。

    うつ病になる前は、“ちゃんと生きる”ことにとにかく必死でした。
    周りのみんなができていることだから、自分もできなきゃと思っていました。
    自分で自分の首を絞めていることには、うつ病にならないと気づかなかったかもしれません。

    それだけ、目の前のことに対して必死で、自分の内面や体調には見て見ぬふりをしていた気がします。
    完璧主義で頑固だったのです。


    うつ病になって、“ちゃんと”ができなくなった

    その生活が、うつ病になってすべて崩れてしまいました。
    本当に「すべて」です。

    会社に通うことも、
    一人で生活することも、
    予定通り動くことも、
    「すべて」できなくなってしまいました。

    少なくとも私の場合、とにかく気力と体力のメーターが一度空になってしまったような感覚がありました。

    なんで私がこうなってしまったんだろう。
    どうして体が動かないんだろう。
    周りはどんどん仕事をして生活しているのに。
    生活することすらできない。
    本当に情けない。

    頭も体もうまく動かず、ただただ呼吸しているだけの生き物になってしまいました。

    それでもギリギリまで手放せなかったのは、自分の力で生活することでした。
    週1回洗濯するとか、掃除をするとか、自分で暮らす範囲のことは何とかしなければいけないと思っていました。


    少しずつ手放していった

    それから少しずつ、“ちゃんと生きる”ことを手放していきました。

    ただただ横になって休む。
    復職をあきらめる。
    予定は1日1~2つだけ。
    その予定も調子が悪ければ守らなくていい。
    ピンチの時は親や周りの人に頼る。

    生きていればオールオッケー。
    100点じゃなくても、60点でも。
    ときにはもっと低くても、生きてさえいれば十分だと思えるようになりました。

    一度どん底を経験すると、自分にできることが少しずつ増えていくたびに、生きやすさを感じるようになりました。
    ですが、元の自分にもどろうとは思いません。


    私にとって「ゆるく生きる」とは

    私にとって「ゆるく生きる」は、何も頑張らないことではありません。
    今の自分にできる範囲を知って、それ以上を無理に要求しないこと。

    できる日はやる。
    できない日は休む。
    困ったら頼る。
    疲れる前に休む。

    そんなふうに、自分に合わせて暮らしを調整していくことです。

    実際の暮らしも、うつ病になる前と比べてずいぶん変わりました。

    カフェで作業する。
    午後から動く。
    疲れたら帰る。
    家事は親を頼る。
    できない日は横になる。

    “今のうつ病の私”を基準にして、できることとできないことを慎重に見極めていきました。


    それでも「このままでいいの?」と思う日もある

    SNSを見ていると、やはり“今のうつ病の私”と周りの人を比べてしまうときがあります。

    本当は病気じゃなくて甘えているだけでは?
    このまま仕事をしなくていいの?

    これを読んで、そう思う方もいらっしゃるかもしれません。
    私自身も、ときどきそう思ってしまいます。

    「ゆるく生きる=迷わなくなった」ではないのです。


    自分らしく、ゆるく生きることは、簡単なようで難しいです。
    多様な生き方を選べるようになったとはいえ、周りと違う道を選ぶことには、今でも迷いや怖さがあります。

    それでも、自分に合う「ゆるさ」を探していい。
    私はそう思っています。

    以前の私は、自分を人生に合わせようとしていました。
    今は少しずつ、自分に人生を合わせようとしています。

    私にとって「ゆるく生きる」とは、正しい生き方をすることでも、怠けることでもありません。

    今の自分に合う生き方を、自分で探していくこと。

    たぶん、それが私の見つけた「ゆるい生き方」です。


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    真面目で繊細、うつ病とぼちぼち暮らす人。 「自分らしく生きたい」と模索する人へ。 うつ病になってから見つけた、無理しないゆるい生き方を届けています。 適応障害→うつ病。休職2回・退職・再就職・再退職を経験。傷病手当金・自立支援医療・障害年金も利用中。

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