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無力の証明でしたよ、信じるって、役に立たないことだったです

    飲み込んだのは、心配ではなかった。

    ワタシの常識では翻訳できない。
    ワタシの経験値では測れない。

    それでも、
    目の前にいるこの新しい生き物を
    肯定できるかどうか。

    震える息を、一度だけ吐いた。

    ワタシは、
    翻訳者の看板を下ろした。

    そっか。

    ワタシの口から出たのは、
    たった三文字。

    でもそれは、
    ワタシが初めて選んだ態度だった。

    分からないまま、信じる。
    役に立たなくても、そばにいる。

    分かった。見てるね

    そう言ったとき、
    娘はふっと笑った。

    その笑顔は、
    ワタシが今まで守ってきた
    どんな許可証よりも、
    ずっと眩しく見えた。





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    1979年生まれ・4人娘のママ。 2027年3月31日でこの肩書きも卒業𖠚ᐝ

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