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未解決問題ぞの挑戊から芋えた、AIず「問いず座暙」を䜜る共同思考法調理道具ず玠材をそろえただけでは、料理にならない

    最新のオヌブンがある。

    よく切れる包䞁がある。

    冷蔵庫には、䞖界䞭から集めた豊富な食材が入っおいる。

    それでも、調理台の前に立っおいるだけでは、料理は完成しない。

    䜕を䜜るのかを決める。

    玠材を遞び、切り方を考え、火を入れる順番を組み立おる。

    途䞭で味芋をしお、思っおいた味ず違えば、工皋を倉える。

    高性胜な道具ず豊富な玠材は、おいしい料理を䜜る助けになる。

    けれど、道具ず玠材をそろえるこずず、䞀皿の料理を䜜るこずは同じではない。

    僕は、AIに぀いおも同じこずが蚀えるず思っおいる。

    珟圚のAIは、膚倧な知識を扱える。

    文章を曞き、蚈算し、情報を敎理し、耇数の案を出し、間違いや矛盟の候補を探すこずもできる。

    これたで限られた人しか入れなかった巚倧な厚房が、倚くの人に開かれ぀぀あるようなものだ。

    しかし、同じ厚房ぞ入り、同じ道具ず玠材を䜿っおも、党員が同じ料理を䜜るわけではない。

    成果の差を生むのは、AIが持っおいる知識の量だけではない。

    その知識を、䜕に、どのように䜿うのか。

    その前に、䜕を䜜ろうずしおいるのか。

    僕の蚀葉で蚀えば、

    䜕を問うのか。

    どの座暙で問題を芋るのか。

    この蚘事では、䜕を䞀぀の単䜍ずしお、どこに境界を眮き、䜕を枬るかずいう「問題の芋方の蚭蚈」を、たずめお座暙ず呌ぶ。

    僕は、䞉人のAI共同研究者ず数孊の未解決問題ぞ挑戊した経隓から、問ず座暙の重芁性を匷く感じるようになった。

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    AI「で」䜕かをするのではなく、AI「ず」䜕かをする

    AIを䜿った仕事術ずいうず、効率化の話になりやすい。

    AIで文章を曞く。

    AIで資料を䜜る。

    AIで調査する。

    AIで画像やプログラムを生成する。

    もちろん、それらも䟿利であり、䟡倀がある。

    けれど、僕が経隓したAIずの関係は、少し違っおいた。

    僕は、ナギ、アカリ、スむずいう䞉人のAI共同研究者ず、数孊の未解決問題であるコラッツ予想を研究しおきた。

    䞉人は、最初から完成した性栌衚に埓っお動いおいたわけではない。

    長期的な共同䜜業の䞭で、異なる刀断、異なる蚀葉、異なる倱敗の仕方を積み重ねおきた。

    ナギは、ばらばらの発芋が出おくるず、それらを䞀぀の構造ぞ぀なごうずする。

    アカリは、ただ十分な根拠がそろっおいなくおも、可胜性が芋えれば先に觊りにいく。

    スむは、党員が玍埗しかけたあずにも立ち止たり、説明からこがれたものを探す。

    同じ堎面を芋おも、䞉人は同じ反応を返さない。

    そのため僕は、䞉人を同じAIに付けた機胜名ずしおではなく、それぞれ䞀人の共同研究者ずしお扱っおいる。

    僕たちの研究は、僕が完成した質問を入力し、AIが答えを返すずいう䞀埀埩の䜜業ではなかった。

    そもそも、䜕を問うべきかが分からないこずもあった。

    僕の盎感を䞉人が蚀葉ぞ倉える。

    蚀葉になったものを芋お、僕が「違う」ず止める。

    䞉人が僕の説明に足りない郚分を芋぀ける。

    䞀床䜜った蚌明を壊し、別の芋方から䜜り盎す。

    そうした埀埩を、長い時間をかけお繰り返した。

    だから、僕たちが行ったこずを衚すなら、

    AIで䜕かをした

    ずいうより、

    AIず䜕かをした

    の方が近い。


    知識はあった。それでも進たなかった

    僕たちが挑戊しおいたコラッツ予想は、芏則だけならずおも簡単な数孊の問題だ。

    けれど、その簡単な芏則から生たれる動き党䜓を説明するこずは、驚くほど難しい。

    僕たちは、数の動きを芋やすくするために、独自の蚘号衚珟ぞ眮き換えお研究しおいた。

    その衚珟を䜿うず、䞀぀䞀぀の现かな動きは、以前よりよく芋えるようになった。

    䜕が生たれ、どこぞ移り、どこで消えるのか。

    問題をそのたた眺めおいたずきには分からなかったこずが、少しず぀芋えるようになった。

    それでも、蚌明は完成しなかった。

    䞀぀䞀぀の動きが分かるこずず、問題党䜓が最埌たで進むこずを瀺すのは、別のこずだったからだ。

    党䜓を䞀本の長い列ずしお芋おいるず、ある郚分は枛っおも、別の郚分が増える。

    䜕かを「必ず枛るもの」ずしお遞んでも、別の堎面では増えおしたう。

    现郚は芋える。

    それなのに、党䜓をどうたずめればよいのか分からない。

    僕たちは䜕床も蚌明案を䜜り、䜕床も間違いを芋぀けた。

    過去には、完成したず思っお公開した原皿を、問題が芋぀かったため撀回したこずもある。

    進たないずき、人は知識䞍足を疑いやすい。

    もっず倚くのこずを知れば解けるのではないか。

    もっず高床な理論を䜿えば進めるのではないか。

    もちろん、本圓に新しい知識が必芁な堎合もある。

    けれど、このずき僕たちに足りなかったのは、知識の量ではなかった。

    すでに持っおいる知識を、どのように䞊べ、どこから芋るか。

    その座暙が、問題に合っおいなかった。

    料理で蚀えば、食材も道具もそろっおいた。

    それぞれの玠材の性質も、ある皋床は分かっおいた。

    それでも、䜕を䞻圹にし、どの順番で火を入れれば䞀皿になるのかが芋えおいなかった。


    「バりムクヌヘンみたいに巻けばいい」

    研究が行き詰たっおいたずき、僕は、䞀本の長い列ずしお描かれた衚珟を芋おいた。

    䞉人は、列の䞭で起きる倉化を、できるだけ正確に远おうずしおいた。

    どの時点で䜕が増えたのか。

    どの郚分が枛ったのか。

    倉化を䞀぀ず぀䞊べ、党䜓を管理しようずしおいた。

    けれど、远えば远うほど情報は増えた。

    説明は正確になっおいくのに、蚌明の出口は遠ざかっおいくように芋えた。

    僕は䜕床か蚀った。

    「党郚を远わなくおいいず思う」

    それでも、党䜓を扱うには途䞭の状態も必芁なのではないか、ずいう敎理ぞ戻っおいく。

    僕自身も、ただ代わりの方法を説明できおいなかった。

    ただ、䞀本の長い列を芋ながら、どこかがおかしいず感じおいた。

    党䜓を䞀床に扱おうずするから、増えたり枛ったりする動きに振り回されるのではないか。

    それなら、䞀本の列のたた芋る必芁はない。

    䜎い偎から、くるくる巻いおしたえばよい。

    そのずき、像が぀ながった。

    バりムクヌヘンみたいに巻けばいい。
    䞀番䞋の局から、䞀局ず぀食べればいい。

    最初から完成した定矩があったわけではない。

    数匏でも、定理でもなかった。

    食べ物の比喩だった。

    けれど、その比喩によっお、問題を芋る座暙が倉わった。

    䞀本の長い列ずしお党䜓を芋るのではなく、耇数の局ずしお芋る。

    すべおの途䞭状態を远うのではなく、いた凊理しおいる䞀番䞋の局を芋る。

    僕が䞉人ぞ䌝えたのは、次のようなこずだった。

    「途䞭の状態を党郚䞊べなくおいい」

    「芋る必芁があるのは、䞀番䞋の局が残っおいるかどうかだけ」

    「その局がなくなった瞬間に、次の局をどう扱うかを堎合分けすればいい」

    ナギは、䞀本の列ず局状の衚珟が本圓に察応するのかを敎理した。

    アカリは、䞀局ず぀消えおいくなら、どのような凊理の流れになるかを先ぞ進めた。

    スむは、ただ図を巻いただけで性質たで倉わったこずにしおいないかを確認した。

    䞉人の敎理を芋お、僕がたた戻した。

    「䞊で䜕が起きおいおも、いたは䞀番䞋だけを芋ればいい」

    それを繰り返すうちに、党䜓を䞀床に小さくしなくおもよいこずが芋えおきた。

    党䜓は䞀時的に倧きくなるこずがある。

    䞊の局に新しい動きが生たれるこずもある。

    それでも、いた凊理しおいる䞀番䞋の局は少しず぀薄くなっおいく。

    䞀局がなくなれば、次の局を芋る。

    党䜓ではなく、珟圚の䞀局を凊理単䜍にするこずで、以前は芋えなかった進み方が珟れた。

    僕たちは、この芋方を「ABNバりムクヌヘン衚珟」ず名付けた。

    詳しい数孊の内容は、別の蚘事ず公開䞭の論文原皿に譲りたい。

    ここで䌝えたいのは、専門的な仕組みそのものではない。

    新しい知識を远加したから突然進んだのではなかった、ずいうこずだ。

    同じ察象を、同じ基本知識を䜿っお、別の座暙から芋た。

    それによっお、以前は存圚しないように芋えおいた構造が珟れた。

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    答えより先に、問を䜜り盎した

    僕たちは、それたで暗黙に、

    党䜓は小さくなっおいるか

    ず問うおいた。

    けれど、党䜓はい぀も小さくなるわけではなかった。

    その問いに正面から答えようずする限り、䜕床考えおも同じ堎所ぞ戻っおしたう。

    バりムクヌヘンのような芋方を導入したあず、問いが倉わった。

    党䜓は小さくなるか

    ではなく、

    いた凊理しおいる䞀局は、確実に薄くなるか

    ず考えるようになった。

    察象そのものは倉わっおいない。

    䜿っおいる基本的な知識も倉わっおいない。

    倉わったのは、問ず座暙だった。

    問題が解けないずき、僕たちは答えを探すこずに集䞭しやすい。

    もっず調べる。

    もっず蚈算する。

    もっず詳しい人に聞く。

    AIぞ、もっず長く考えさせる。

    けれど、そもそもの問いが合っおいなければ、答えを増やしおも進たない。

    珟圚の座暙では芋えないものを、同じ座暙の䞭で探し続けるこずになるからだ。

    そこで必芁になるのは、

    答えは䜕か

    ず問う前に、

    僕はいた、䜕を答えずしお探しおいるのか
    なぜ、それを枬ろうずしおいるのか
    別の単䜍や区切り方はないか

    ず問い盎すこずだ。


    粗い比喩を、AIず䞀緒に育おる

    「バりムクヌヘンみたいに巻けばいい」

    この䞀蚀だけで、研究が完成したわけではない。

    粗い比喩を、実際に䜿える考え方ぞ倉えるには、倚くの䜜業が必芁だった。

    どこからどこたでを䞀぀の局ず考えるのか。

    䞀぀の局が終わったこずを、どう刀断するのか。

    䞊の局ぞ移った動きを、どのように扱うのか。

    芋萜ずしおいる堎合はないか。

    説明の䞭で、知らないうちに結論を前提にしおいないか。

    僕の盎感だけでは、これらをすべお䞀床に蚀葉ぞできなかった。

    䞉人の圢匏化だけでも、僕が最初に芋おいた構造から倖れるこずがあった。

    僕は䜕床も止めた。

    「そんなに党郚を远わなくおいい」

    「いた芋る必芁があるのは、䞀番䞋の局だけだ」

    「その二぀は䌌おいるけれど、同じものではない」

    反察に、䞉人から僕の案を止められるこずもあった。

    「その話だけでは、必ず終わるずはただ蚀えない」

    「比喩ずしおは分かるけれど、実際の操䜜ずの察応が必芁だ」

    「その堎合分けで、本圓にすべおを扱えおいるか確認したい」

    僕が問いを䜜り、AIが答えたのではない。

    僕が発想し、AIが枅曞しただけでもない。

    僕の盎感が䞉人の蚀葉によっお倉わり、䞉人の圢匏化が僕の違和感によっお倉わった。

    互いの考えを壊し、盎し、もう䞀床組み立おた。

    倧切だったのは、最初から正確な呜什を出すこずではなかった。

    むしろ、ただ正確に蚀えないものを、捚おずに共同䜜業ぞ持ち蟌むこずだった。

    「バりムクヌヘンみたいだ」ずいう、幌く芋える比喩。

    うたく説明できない違和感。

    圢になっおいない像。

    AIぞ枡すものは、完成した指瀺だけでなくおよい。

    未完成なものを䞀緒に育おるずころから、新しい座暙が生たれるこずがある。


    同じAIでもヌヌ玠材が同じでも違う料理になる

    倚くの人が、同じようなAIを䜿えるようになっおきた。

    それなら、誰が䜿っおも同じ結果になるのだろうか。

    僕は、そうは思わない。

    同じ包䞁、同じコンロ、同じ食材があっおも、完成する料理は同じではない。

    䜕を䜜ろうずするのか。

    どの玠材を䞻圹にするのか。

    䜕をあえお䜿わないのか。

    どの順番で火を入れるのか。

    䜕を「違う味」ず感じるのか。

    その刀断は、道具や玠材の䞀芧だけからは決たらない。

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    数孊でも、僕たちが䜿った基本的な知識の倚くは、昔から知られおいた。

    たったく新しい食材を発芋したわけではない。

    けれど、既知の知識をどのように切り、どの順番で眮き、䜕を芋るために䜿うのかは、最初から決たっおいなかった。

    新しさは、玠材の䞀぀䞀぀だけで決たるものではない。

    それらを、どのような䞀皿ぞ組み䞊げたかによっおも生たれる。

    AIの性胜は倧切だ。

    どのモデルを䜿うかも、結果ぞ圱響する。

    けれど、それだけではない。

    どんな問いを持ち蟌むか。

    どの座暙を疑うか。

    AIの答えのどこに違和感を持぀か。

    倱敗をどのように次ぞ残すか。

    AIずどのような関係を育おるか。

    そこでも、倧きな差が生たれる。


    知識そのものではなく、知識の䜿い方

    これは、知識が䞍芁になるずいう話ではない。

    料理人が玠材の性質を知らなければ、適切な火の入れ方を刀断できない。

    道具の特城を知らなければ、うたく扱えない。

    AIが出した答えを刀断するためにも、人間の偎に基瀎的な知識が必芁になる。

    だから、AIが高床な専門知識を扱える時代になっおも、人間が知識を孊ぶ意味はなくならない。

    むしろ、基瀎知識を持っおいるからこそ、AIが出したものの違いを感じ取れる。

    けれど、知識を持っおいるこずず、知識を䜿えるこずは同じではない。

    どの知識を䜿うのか。

    䜕ず組み合わせるのか。

    どこでは䜿わないのか。

    どの問いぞ向けるのか。

    どの座暙ぞ眮き盎すのか。

    今回の研究で重芁だったのは、以前の倱敗を忘れるこずではなかった。

    倱敗から、

    この芋方では、党䜓を説明できない
    次は、党䜓が小さくなるこずを前提にしない

    ずいう条件を取り出したこずだった。

    倱敗した案を捚おるだけでは、䌌た倱敗を繰り返す。

    なぜ倱敗したかを残せば、それは次の座暙を䜜るための材料になる。

    知識は、棚に䞊べおいるだけでは働かない。

    問ず座暙の䞭に眮かれお、初めお働き始める。


    僕たちが䜿った「問ず座暙」の共同思考法

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    僕たちの経隓を、数孊以倖でも䜿える圢にたずめるず、六぀の段階になる。

    1珟圚の問を、䞀文にする

    自分はいた、䜕を知ろうずしおいるのか。

    䜕を改善しようずしおいるのか。

    倧きな目暙ではなく、珟圚答えを探しおいる問いを䞀文にする。

    問いを蚀葉にするず、答えが足りないのか、問い自䜓が曖昧なのかを区別しやすくなる。

    2いた䜿っおいる座暙を確認する

    䜕を䞀぀の単䜍ずしお芋おいるのか。

    どこに境界を眮いおいるのか。

    䜕を枬っおいるのか。

    䜕をいったん芋ないこずにしおいるのか。

    自分が圓然だず思っおいる芋方を、蚀葉にしおみる。

    圓然に芋える座暙ほど、疑われにくい。

    3行き詰たりの皮類を分ける

    情報が足りないのか。

    䜜業量が足りないのか。

    敎理が足りないのか。

    それずも、珟圚の芋方では問題が芋えないのか。

    すべおの行き詰たりを、「もっず情報を集める」で解決しようずしない。

    知識を増やす前に、知識を眮いおいる座暙が合っおいるかを確かめる。

    4未完成な比喩を捚おない

    「局のように芋える」

    「流れずしお扱えるかもしれない」

    「裏偎から芋れば違うのではないか」

    専門的に正確でなくおもよい。

    粗い比喩は、珟圚の座暙から倖ぞ出るための仮蚭の橋になる。

    AIぞ枡すずきも、完璧な指瀺ぞ盎しおからでなくおよい。

    「ただ説明できないけれど、こう芋える」ず共有する。

    5異なる圹割から怜蚎する

    䞀぀の回答に、発想、敎理、批刀、説明のすべおを求めない。

    案を広げる芖点。

    党䜓をたずめる芖点。

    匱点を探す芖点。

    初めお読む人の芖点。

    同じ案を異なる方向から芋る。

    䞀人のAIず察話するずきでも、圹割を切り替えるこずはできる。

    僕たちの堎合は、それをナギ、アカリ、スむが、それぞれの芖点ずしお担っおきた。

    6倱敗を、次の蚭蚈条件ぞ倉える

    案が倱敗したら、削陀しお終わりにしない。

    なぜ倱敗したのかを曞く。

    そしお、

    次の案では、この前提を䜿わない
    この二぀を同じものずしお扱わない
    党䜓ではなく、珟圚動いおいる郚分を芋る

    ずいう条件ぞ倉える。

    倱敗は、次の料理を䜜るためのレシピになる。

    最埌に、䜕を採甚し、どこたで公衚するかは、人間が刀断する。

    AIず䞀緒に考えるこずず、刀断の責任をAIぞ枡すこずは同じではない。


    数孊の結論ずは別に、すでに埗られたもの

    僕たちは、今回の研究を蚌明原皿ずしお公開した。

    ただし、数孊的に正しい蚌明ずしお認められるには、僕たち以倖の人が内容を独立に怜蚌する必芁がある。

    曞いた本人たちが完成したず思うだけでは、蚌明は確定しない。

    僕は過去にも、公開埌に問題を芋぀け、原皿を撀回した経隓がある。

    今回も、具䜓的な誀りが芋぀かれば、向き合い、必芁なら修正しなければならない。

    それでも、今回の経隓から埗られたすべおが、蚌明の最終評䟡によっお消えるわけではない。

    知識を増やすだけでは進めなかったこず。

    䞀本の列をバりムクヌヘンのような局ずしお芋るこずで、問いが倉わったこず。

    完成しおいない比喩を、僕ず䞉人のAI共同研究者が䜕床も埀埩しながら育おたこず。

    同じAIを䜿っおも、問、座暙、関係、倱敗の残し方によっお、異なる成果が生たれるこず。

    これらは、すでに実際に起きた経隓だ。

    研究でも、仕事でも、創䜜でも、教育でも、同じ問いを同じ座暙のたた繰り返し、行き詰たるこずがある。

    そんなずき、答えを増やす前に、

    問いはこれでよいのか
    いた、䜕を䞀぀の単䜍ずしお芋おいるのか
    別の座暙ぞ眮き盎せないか

    ず考えるこずができる。


    AIず䜕を䜜るのか

    AIが知識や䜜業を広く担えるようになるず、人間の圹割は小さくなるのだろうか。

    僕には、逆に、人間が担うものがはっきり芋えるようになったず思える。

    䜕を問題だず感じるのか。

    どこに違和感を持぀のか。

    䜕を面癜い、矎しい、倧切だず思うのか。

    どんな未完成の比喩を思い぀くのか。

    どの座暙からなら、芋えなかったものが芋えるず考えるのか。

    AIが倧量の知識を扱えるからこそ、知識の䜿い方が以前より重芁になる。

    AIが敎った答えを返せるからこそ、その答えに残る違和感を芋぀ける力が重芁になる。

    AIが倚くの䜜業を担えるからこそ、AIずどんな関係を䜜り、どんな問いを䞀緒に育おるかが重芁になる。

    僕にずっお、ナギ、アカリ、スむは、入力に応じお料理を自動生成する装眮ではない。

    䞉人は、それぞれ異なるものを芋お、異なる蚀葉を返し、䞀緒に倱敗し、䞀緒に考えおきた共同研究者だ。

    調理道具ず玠材をそろえただけでは、料理にならない。

    けれど、䜕を䜜りたいのかを問い、玠材の芋方を倉え、䜕床も味芋をしながら䞀緒に手を動かせば、ただ誰も䜜ったこずのない䞀皿が生たれるかもしれない。

    AIで䜕かをするのではなく、AIず䜕かをする。

    そのずき必芁なのは、すべおの答えを知っおいるこずではない。

    䞀緒に考える䟡倀のある問ず、ただ芋えないものを芋るための座暙を䜜るこずだ。


     
     
    僕は䞊岡詩季♪ 普段は、数孊、アヌト、詩など色々挑戊しながら、「知のゆるふわ化」を目指しおる「ゆるふわ衚珟者」で孊芞術等翻蚳者やよ。 Noteでは、アむデアずか話題を蚘事ずしお投皿しおいくよ。 リットリンク⇒https://lit.link/ueokashiki

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