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ドラク゚みたいに壁打ちしたら、仕事は楜になるんだよな

俺は仕事をドラク゚みたいなもんだず思っおいる。

たたこい぀倉なこず蚀っおるよ、ず思っただろうか。たぁ聞いおくれ。

埌茩の業務敎理を手䌝っおいるず、思うこずがある。

「なんでこの人に聞かないんだ」 「あの人に先に聞いおれば、こんなに悩たなくお枈んだのに」 「あの人に盞談したら䜙蚈ややこしくなるだけなのに、なんで行くんだ」

こういうのを芋るたびに、い぀も思うのだ。

だっおドラク゚だっお、新しい街に着いたらずりあえず街䞭の人に話しかけるだろ

街の䞭をうろ぀いお、片っ端から話しかける。宿屋のおやじ、歊噚屋の店䞻、教䌚の前に立っおるじいさん、井戞のそばでうろうろしおるガキ。「北の掞窟に魔物が出るんだ  」「王様がお怒りらしいぞ」「最近、旅人が行方䞍明になっおるんだ」。そうやっおヒントを集めお、ストヌリヌを進めおいく。

俺の仕事のやり方は、たさにこれだ。

新しいプロゞェクトに入ったずき、新しい斜策を考えるずき。たず関係しそうな人たちのずころを巡っお、ずりあえず䌚話をする。「ちょっず聞いおいいですか」「これっおどうなっおたしたっけ」「〇〇さんこの蟺詳しいですよね」。

するず、いろんな反応が返っおくる。

「特にないですね」ず定型文みたいに返す人もいれば、「それ気になっおたんですよ」ずやたら食い぀く人もいる。䞭には「いや、それはちょっず  」ず過剰に譊戒する人もいる。

そこから、その街プロゞェクトに朜むストヌリヌをクリアするきっかけを探しおいる。


仕事はドラク゚みたいにやったらいいのに——俺はずっずそう思っおいる。

でも、なかなか䌝わらないもんだ。埌茩に「たず関係者に軜く聞いお回ったら」ず蚀っおも、「でもただ䜕も決たっおないんで  」ず返っおくる。ドラク゚で䜕も決たっおないから街の人に話しかけない、なんおプレむダヌいるか 䜕も決たっおないから話しかけるんだろうにず。

そんなこずをがんやり思っおいたある日のこずだ。

仕事垰り、最寄り駅のテナントに入っおいる小さな本屋。最近本なんおたずもに読んでいないから、い぀も通りサヌッず歩いおいた。

なのに、なぜか足が止たった。

1冊の衚玙が、やたら目に飛び蟌んできたのだ。

『すごい壁打ち』

壁打ち——。

衚玙に惹かれお手に取り、目次をパラパラ読んでみた。

  やられた。俺が日頃気になっおいたこず、考えおいたこずが、目次にぎっしり詰たっおいる。

そしお、ハッずした。

俺がドラク゚みたいだず思っおやっおきたあの動き方、たさに壁打ちだったのか。

壁打ちずいう蚀葉自䜓は知っおいた。でも、自分が毎日やっおいた「ちょっず聞いおいい」の習慣を、プロが䜓系化しお䞀冊の本にしおいる。その事実に劙な芪近感を芚えた。

——がゆえに、棚に戻しおしたった。自分がやっおきたこずず重なりすぎおいお、「読たなくおも䞭身わかるな」ず思っおしたったのだ。そのたた普通に垰った。

だから正盎に蚀うず、俺はこの本の目次しか読んでいない。

でも、この本が良曞なのは確信しおいる。

埌日、俺がこの本を芋぀けた話をしたら、1䜜目の蚘事に登堎したチェケラ男——あの埌茩だ——が自分で買っお読んだらしい。で、こう蚀っおきた。

「シカマルさん、これシカマルさんが蚀っおるこずず超䌌おたすよ」

俺が経隓から自然ずやっおいたこずず、著者が幎間1,000回以䞊の壁打ちから䜓系化した理論が重なっおいるらしい。だったら間違いない。目次しか読んでないけど倪錓刀を抌しおおく。

📚 『すごい壁打ち ―頭の䞭の解像床がぐんぐん䞊がる―』石川明 著サンマヌク出版

この蚘事では、本の理論ではなく、俺が「街の人に話しかけ続けた」実䜓隓をベヌスに、壁打ちの゚ッセンスを玹介しおいく。ただし、壁打ちは「する偎」だけの技術じゃない。実は「打たれる偎」になったずきに、もっず倧きなリタヌンがある。 そのあたりも埌半で語らせおくれ。

  ちなみに「チェケラ男っお誰だ」ずなった方はこっちも読んでもらえたら嬉しい。


この蚘事の冒険マップ

先に、ドラク゚ず仕事の察応衚を敎理しおおく。頭の片隅に眮いお読み進めおくれ。

ドラク゚を仕事に眮き換えるずこんな感じだ。

  • 新しい街 新しいプロゞェクト、斜策、テヌマ

  • 街の人に話しかける 壁打ち。関係者にヒットアンドアりェむで聞いお回る

  • ヒントをくれる䜏人 情報や考え方をくれる壁味方の䜏人

  • 反応が薄い䜏人 今回のテヌマには関係ない人定型文の䜏人

  • 街を仕切っおいる人物 ボトルネック。この人を攻略しないずストヌリヌが進たない

  • パヌティを組む 盞手ず距離が近い人を連れお壁打ちに行く。バトルになりにくい

  • 仲間ぞの䜜戊䌚議 よい壁敎理の壁に考えをぶ぀けお敎理する

  • にげる 䌚話を区切る撀退フレヌズ。深入りせず離脱する技術

これだけわかっおいれば十分だ。

なお、正盎に蚀うず俺はドラク゚のガチ勢ではない。だからこの先、「いやそれドラク゚で蚀うずちょっず違くない」ずいう䟋えが出おくるかもしれない。そこは倧目に芋おほしい。それ以䞊にうたい䟋えが思い぀かなかった。

蚱しおくれる人だけ、䞀緒に冒険に出よう。


前提 —— 街に着いたら、たず関係者に話しかけろ

゚ッセンスに入る前に、䞀぀だけ倧前提を共有させおくれ。

ドラク゚で新しい街に着いお、最初にやるこずは䜕か。

宿屋で寝るこずでも、歊噚を買い揃えるこずでもない。街の人に片っ端から話しかけるこずだ。

これを仕事に眮き換えるず、壁打ちの最も倧切な心構えになる。

壁打ちの最倧の敵は、「たずめおちゃんずやろう」ずいう発想だ。

壁打ちは、目次をパラパラ読んだ限りでは、雑談以䞊、盞談未満の行為らしい。ドラク゚で街の人に話しかけるのず䞀緒で、䌚話のハヌドルは䜎くおいい。党員に完璧な質問を甚意しおから話しかけるや぀はいないだろう。Aボタンを抌すだけだ。

なのに、仕事になるず突然みんなこうなる。

䌚議宀を予玄する。資料を䜜る。30分の時間を確保する。「ちゃんず盞談しよう」ず意気蟌む。

——それ、ドラク゚で蚀ったら「街の人に話しかけるためにたず装備を敎えお、レベルを䞊げお、セヌブしお、攻略本を読んでから話しかけよう」ずやっおいるようなものだ。

いや、Aボタン抌すだけでいいんだっお。


俺のやり方はもっずシンプルだ。

新しいプロゞェクトや斜策が動き出したずき、たずその「街」にいそうな人——぀たり関係しそうな人を頭の䞭で曞き出す。 さすがに䌚瀟にいる党員に話しかけるわけじゃない。そのプロゞェクトずいう「街」に関係しそうな䜏人を掗い出す。で、その人たちにAボタンを抌す感芚で、サクッず声をかけおいく。

廊䞋ですれ違ったら「ちょっず聞いおいいですか」。゚レベヌタヌで䞀緒になったら「そういえば」。リモヌトならチャットで「1個だけいいですか」。

1回30秒。長くお2分。

話しかけおみお、ちょっずでもこの件に関係しそうなら芚えおおく。「あ、この人は関係ないな」ずわかれば、今埌はこの件では䌚話しない。この遞別を最初にやるだけで、あずが圧倒的に楜になる。

ドラク゚の䜏人ずの䌚話だっお、1人あたり数秒で終わる。でも、䜕十人分も積み重ねるこずで街の党䜓像が芋えおくる。仕事も同じだ。

埌茩を芋おいるず、みんなたずめお䞁寧にやろうずしすぎなのだ。1回で完璧に聞き出そうずするから、準備が重くなる。重くなるから腰が䞊がらない。結局、誰にも話しかけないたた䞀人で悩んでいる。

それ、街の人に話しかけずにいきなりダンゞョンに突っ蟌むようなものだ。そりゃ死ぬ。

壁打ちの回数は、準備の軜さに比䟋する。

ここだけ芚えお、冒険を始めおくれ。

ずはいえ —— そもそも「話しかける」が怖い人ぞ

  ず、ここたで曞いおおいお䜕だが。
この話をチェケラ男にしたら、こう返された。

「シカマルさんはわかっおるからそう蚀えるんですよ。慣れおない人からしたら、いきなり街で声かけたら殺されるかもしれないんですから」

殺されるは蚀いすぎだろ、ず思った。でも続きを聞いお、黙った。

「街っお、党䜓像が芋えおる人にずっおは街じゃないですか。でも慣れおない人には、もっず広い、知らない䞖界に芋えるんですよ。だから声をかけるっお発想が、そもそもないんです」

そしお最埌にこう蚀った。

「今ようやく、ドラク゚の意味がわかっおきたした」

——なるほどな、ず思った。
俺がさっきから「Aボタン抌すだけだろ」ず蚀っおいるのは、街の地図がすでに頭に入っおいる偎の蚀い分だったわけだ。マップが真っ暗な状態で「ずりあえず党員に話しかけろ」ず蚀われおも、そりゃ足はすくむ。

ここから少しだけ、ドラク゚を離れおポケモンの話をさせおくれ。同じ「街を歩くゲヌム」だが、こっちのほうが話が早い。


話しかけたら、バトルが始たった

ポケモンで知らない道を歩いおいお、トレヌナヌず目が合った瞬間、いきなりバトルが始たるだろ。

話しかけたらバトル始たった やばい

䞀床あれをやるず、こう孊習する。「この街の人は、話しかけるずバトルになるのか」ず。

そしお本圓に厄介なのは、バトルが始たったずきに戊い方がわからないこずだ。技の盞性もわからない。手持ちも育っおいない。䜕を出せばいいかわからないたた殎られお終わる。

仕事でいえば、ただ自分が詳しくない領域がこれだ。専門甚語で返される。前提知識を求められる。「え、そこから」ずいう顔をされる。

だから、話しかけたくなくなる。

䞍安なずきっお、目線が合わないルヌトを遞んで歩くもんな。壁際を通る。回り道をする。話しかけないんじゃない。目が合わないように歩いおいるのだ。

正盎に蚀うず、俺はこれを怖いず思ったこずが䞀床もない。異動初日だろうが、知らない郚眲だろうが、普通に話しかけおいた。
だから逆に、埌茩が動かない理由が長いこずわからなかったのだ。冒頭に「なんでこの人に聞かないんだ」ず曞いたが、あれは聞かないんじゃない。目を合わせないように歩いおいただけだった。

完党に芋萜ずしおいた。チェケラ男に蚀われるたで気づいおいない。


でも、歩いた分だけ「街」になる

ここでチェケラ男が、いいこずを蚀っおいた。

「でも慣れおくるず、この人は道具を売っおくれる、ポケモンセンタヌに行けば回埩しおくれる、あの人は話しかけおもバトルにならない、あ、あの人が蚀っおたこずここに繋がるんだ、あい぀は話しかけたらバトルになるや぀だな、あそこがゞムだからちゃんず準備しお戊いにいこう——みたいに敎理されおいくんだろうな、ず」

  それだ。俺が蚀いたかったこずが党郚入っおいる。悔しいがこい぀の理解力が高たっおいる。嬉しいけど悔しい。
最初は「知らない䞖界」でも、歩いた分だけ「街」に倉わる。

  • 道具を売っおくれる人がいる

  • 話しかけおもバトルにならない人がいる

  • あの人が蚀っおたこず、ここに繋がるのか

  • あい぀は話しかけたらバトルになるや぀だ

  • あそこはゞムだから、ちゃんず準備しお挑もう

この5぀、実はこの蚘事でこれから曞くこずそのものだ。誰が䜕をくれるのか゚ッセンス①、誰が戊闘になるや぀なのか②、い぀準備を始めるのか③。
この蚘事は芁するに、「知らない䞖界」を「街」に倉えるための歩き方の話だ。


自分の䞭のオヌキド博士を芋぀けろ

で、チェケラ男の締めがこれだった。

「でも話しかけおバトルしお経隓倀を積んでいくものだし、自分の䞭のオヌキド博士を芋぀けお、盞談しながらどんどん話しかけおいこうぜ」

  完璧じゃないかチェケラ男。もうこの蚘事いらないんじゃないか。

ポケモンだっお、最初に手持ちをくれお、図鑑をくれお、迷ったら盞談できる盞手がいるから旅に出られる。最初の1匹を䞀人で捕たえおこい、なんお誰も蚀われおいない。

だから、地図が真っ暗なうちにやるこずは、街党䜓に話しかけるこずじゃない。たず、自分のオヌキド博士を1人芋぀けるこずだ。

䞀床でも雑談したこずがある人でいい。聞くこずも1個でいい。「これ、誰に聞くのが早いですかね」——それだけで、街は少し明るくなる。そしおその1人は、最初に話しかける盞手であるず同時に、䞀緒に行っおくれる盞手でもある。壁打ちは、䞀人で行かなきゃいけないものじゃないのだ。この話は埌半でもう䞀床する。

そしおこのオヌキド博士こそ、俺が3぀の壁の䞭で䞀番倧事だず思っおいるタむプだ。その話は、この先でたっぷりする。

地図が真っ暗なうちは、1歩ず぀でいい。街は、話しかけた分だけ明るくなる。


ここからは、壁打ちの実践的な「動き方」を3぀の゚ッセンスで玹介しおいく。
わかりやすくするために、**「新しい斜策を䞊に通す」**ずいうシチュ゚ヌションを1本の軞にしお話を進める。ドラク゚で蚀えば、「新しい街に着いおから、その街のク゚ストをクリアするたで」の流れだ。


ここからは、壁打ちの実践的な「動き方」を3぀の゚ッセンスで玹介しおいく。

わかりやすくするために、「新しい斜策を䞊に通す」ずいうシチュ゚ヌションを1本の軞にしお話を進める。ドラク゚で蚀えば、「新しい街に着いおから、その街のク゚ストをクリアするたで」の流れだ。


⚔ ゚ッセンス① —— 街の䜏人を知れ。話しかける盞手で、手に入る情報は倉わる

新しい斜策を思い぀いたずする。

頭の䞭にがんやりずしたアむデアがある。「これ、いけるんじゃないか」ずいう感觊はあるが、ただ圢になっおいない。人に説明しろず蚀われたら、たぶん「えヌっず  」から始たるくらいの段階だ。

ドラク゚で蚀えば、新しい街に着いたばかり。䜕が起きおいるのかただわからない状態だ。

ここでたずやるべきこずは、街の䜏人を知るこずだ。

ドラク゚でも、同じ街の䞭にいろんなタむプの䜏人がいる。歊噚屋の芪父に「最近この蟺で䜕かあった」ず聞いおも「いい歊噚があるぜ」ずしか蚀わないが、酒堎のマスタヌに同じこずを聞くず「北の森に怪しいや぀が出るらしいぞ」ずヒントをくれたりする。

仕事も同じだ。䜕を知りたいかによっお、話しかけるべき盞手がたったく違う。

俺の䞭では、街の䜏人——぀たり壁は、倧きく3タむプに分かれる。


🧱 情報の壁 —— 歊噚屋・道具屋タむプ

「䜕がどこにあるか」を知っおいる人。

「これっお前にやったこずある」「この数字っおどこから匕っ匵っおくるの」「あのシステムの申請方法、誰が詳しい」

こういう問いに「あヌ、それはね」ず即答しおくれる存圚だ。ドラク゚の歊噚屋が「この地域の魔物には炎系が効くぜ」ず教えおくれるように、必芁な情報やノりハりをピンポむントでくれる。

どの職堎にもいるだろう。゚クセルの関数ならあの人、経費粟算のルヌルならあの人。今はAIに聞ける領域も増えたが、「うちの䌚瀟の堎合は」ずいう暗黙知を持っおいる人間の䟡倀は、ただただデカい。

斜策を考え始めたら、たず情報の壁に軜く話しかける。

「この領域っお前䟋ある」

すれ違いざたに、Aボタンを抌す感芚で。たったこれだけで、れロから調べる時間が半分以䞋になるこずがザラにある。


🧱 敎理の壁 —— パヌティを導く仲間タむプ

個人的に、3぀の䞭で䞀番倧事だず思っおいる壁がこれだ。

 
 
めんどくさがりの䞭間管理職(候補)。 䞀芋サボっおそうで、30の動きで100の成果を出すタむプ。 ラップ、ドラク゚、地動説——倉な角床から仕事の本質を芋぀けおくる。 意倖なゞャンルから仕事の゚ッセンスを芋぀けおくる連茉。 シカマルbiz倉な角床から、仕事の本質が芋぀かる。

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