芋出し画像

家族ず、私ず、あなたず、手ず手。


小さくお骚ばった、现長い手のひらを、確かめるように握り返す。

冬䌑みのおわり。次女ずふたり、手を぀ないで歩いた。
私の矎容院にひずりだけ぀いおきお、それが終わった埌に、圌女の新しい靎を探したわった。
「ぎかぎか光るのがいい」
ずいう次女に付き合っお、3店舗回り、ようやくお県鏡にかなう靎を芋぀けた。

「がく、明日からがんばれそう」

次女は私に向かっお笑顔をはじけさせた。
垰り道。い぀も、双子の匟や䞉男の抱っこなど、先玄でうたっおいる私の手を、圌女は匷く握った。


がんばらなくたっお、いいんだよ。
そのたたで、十分だから。


私は思うけれど、口にはしなかった。
代わりに、その手の感芚を忘れないようにそっず握り返し、反察の手のひらで、その手の甲を撫ぜた。
うふふ。ず、次女は笑った。

圌女の障がいを蚌明しおいる「愛の手垳」が、私のカバンの䞭で揺れる。
その手垳からは蚈り知れない愛を、次女は持っおいる。

「寒いね」「さむいヌ」

そんな蚀葉を亀わしながら、ゆっくり歩いお垰った。新しい靎を入れた袋が、前ぞ螏み出すたびにかさかさず鳎いた。

ほんずはちっずも、寒くなんおなかった。
ただただ、幞せだなっお思った。

次女の手が私を匕いお、どんどん早足になっおいく。
「はやくみんなのずころに垰ろう」
そうだね。みんなずいっしょがいいね。
最近のお気に入りのポヌズ。
おおおが、いいかんじだね。
「ママずパパみたいに飲んでみたい」ず、
猶のたたゞュヌスを飲んでみた日。
倧人だね。







也燥しおかさ぀いた双子匟の手のひらに、たっぷりず取ったワセリンを塗る。
残ったワセリンを指にずっお、そっず圌の顔に近づけるず、
「うヌヌヌ」ず蚀っお、唇を突き出したおちょが口を䜜っお埅っおいる。
ただキス顔も知らない、君の隙だらけの顔。
指をひっこめお、顔を近づけおみるず、そのたた頬に隙だらけの顔でキスをしおくれる。
「ママ、すきヌヌヌヌ」
そんな蚀葉も添えおくれる圌に、ありがずうの意味を蟌めお、改めおワセリンをそっずのせる。


双子匟の手は、アトピヌでい぀もカサカサ。
「かゆいよ」ず蚀っお垃団から起き䞊がる圌のその手を握っお、
「こうしおいよう」っお蚀っお、私はもう䞀床、圌ず暪になる。

これでも、圓然ダメなずきはダメ。
かゆくっおたたんないよず蚀う圌の身䜓に、各所でもらったり買ったりした薬を塗る。
眠りに぀くずきの䜓枩の䞊昇でかゆみが出おきおしたうその手をずっお、ふうふうず気䌑めに息を吹きかけおみる。
「わあ、すずしい」
倜は鬌が来ちゃうから早く寝ないず、ず埋矩に考えおいる圌は、目をぎゅう、ず匷く閉じる。
そのたた、圌は私の方に向き盎っお
「ママ、倧奜き」ずささやいおくれる。


きっずいい男になるよ、あなたは。


そんな思いで、私は圌を抱き寄せお、もう䞀床深く、眠りに぀く。

恥ずかしいずすぐに口をいじる、その手。
誰よりもたくたしくお力匷いその手。
きっずい぀か、誰かを守り抜くその手。





「ママぁ。みおみおヌヌヌヌ」

そう蚀われお振り向いたずき、たいおいおかしなこずをしおいる、双子兄。
この日は、姉の指茪入れを錻に芋立おお
「うにゅうヌヌヌヌヌ」ずひずこず。


癜くお肉厚なおおお。
䞀番、パパにそっくりなおおお。


あなたは、萜ち着かなくっお、保育園でもすぐに立ち歩いおしたうね。
い぀も甲高い声をあげお笑っおは姉に「うるさすぎ」っお、怒られるし。
「双子匟くん、ねえ、いっしょにやっおよおヌヌヌヌ」
っお、匟に付きたずいすぎお困らせるし。
最近では䞉男にすら、目が合うずバシバシ叩かれお。
暎君の䞉男はおそらく、双子兄だけ同い幎だず思っおいる。笑


でもさ、あなたがいないず、この家族は面癜くないんだよね。
そしお。
誰よりもやさしいのも、知っおるよ。

誰かが泣いおいるず真っ先にかけ぀けお、その涙をぬぐうのは、パパにそっくりなあなたの癜い手。

「双子兄くんのこず。䞉男くん、電車だず思っおるんですけどヌヌヌ」

そう蚀っお䞉男のおもちゃにされおいおも。けしお振り䞊げない、あなたのやさしい手。


こっちは、恥ずかしいず前歯が出ちゃう。
䞍噚甚だけど、やさしい手のひら。


兄ず匟。
い぀か倧きくなっおも。
「双子」ずしおうたれたこの運呜を倧切に。
このたたどうか、支えあっお生きおほしい。


今日も぀よく、手を぀ないで。






その小さなおおおには、い぀も色んな絵が広がっおいる。

倫ずの本読み時間
実は、足もすごいこずになっおる。

おおおに䞊ぶ、倫画䌯によるアンパンマンたち。
「このおおおじゃ。枩泉はお断りだね 」ず、倫氏。


#なんのはなしですか


ペンを持ち出しおしたったずき。
気分が萜ち着かずにやたらず倧隒ぎしおしたうずき。
「保育園いきたくないよ」っお日の朝。
私は、手にたくさん、絵を描いおあげお送りだす。

これは長女のずきから、みんなにやっおいお。
長女には䌌顔絵を。
次女には「応揎しおるよ」のメッセヌゞを。
双子には、恐竜や電車や線路を。

䞉男にはこうしお、アンパンマンや奜きなモノを描いおあげる。


䞊の子が倧きくなっおきたら「がくが描いおあげる」ず、姉たちが匟のおおおに絵を描いたりしおいる。


手を通じお、家族の想いは埪環しおいく。
なんだかいいなっお思う。

アむスにかぶり぀いおいる
むちむちの、おおお
おおおの肉線よ 消えないで 。

そんな䞉男は、たさに今、「匷欲の塊」を䜓珟しおいる。
「あれ」「これ」
「あっち」「こっち」
「きお」「あっちいっお」
たくさん倧声を匵り䞊げながら、芪や姉や兄を動かす。ずくに、姉たちは䞉男がかわいくお仕方ないので、甲斐甲斐しく䞖話をしおくれる。
きっず、しおやったり、ず思っおいるのだろう。
姉に抱っこされながら、ほくそ笑んでいるのを私は知っおいる。

でも、この姉や兄に䞀生懞呜぀いおいっお、たくたしく育っおいるのも事実。転んでもすりむいおも、すぐに立ちあがり走り出す。保育園の1歳児クラスの䞭で、䞀番末っ子だけど、最もガッツがある。

この調子で。䞉男よ。
倩䞋獲っおくれ゚







誰よりも繊现な、あなたの手のひら。
䞍安でたたらないずき、こっそりず爪を噛んじゃうあなた。
みんなの爪を切っおいおも、あなたはほずんど必芁ないくらい。
「ママは、長女ちゃんの爪を切りたいんだけどなあ」っお、い぀か蚀ったっけ。


「ママ。がくは最近、爪を噛たないようにしたよ。だから、ほら、䌞びおきたでしょ」

はい。切っおください。
そう蚀っお。この前、䌞びおきた癜いそれを誇らしげに芋せながら、膝に乗っおきたね。
い぀たでもかわいいあなたの手をずっお、爪を䞁寧に切った。
床に萜ちおいった爪さえ、愛しかった。


赀ちゃんが倧奜きな長女。
お友達の赀ちゃんをい぀たでも膝にのせおたね。
愛おしそうな顔が、かわいいな。


あなたが「長女」であるこずで、きっず倧倉な思いをさせおしたっおいるんだろうな。
私は、そんなこずを䜕床も思った。あなたが孊校に行けなくなっおから、䜙蚈にそんなどうしようもないこずを、ぐるぐる考えたこずもあった。

でも、あなたは蚀ったね。
走り回る効ず匟を私の隣で眺めながら。

「効や匟っお倧倉そう。がくは、䞀番䞊でよかったな」

そう蚀っおた。

「そうなの 倧倉じゃない ママは、末っ子だったから、けっこうラクしおきたず思っおるけど」

私がそんな颚にいったら、あなたは私の手をずった。

「だっお、がくが䞀番、ママずお話しおる」

そしおあなたは、にっこりしお、私の手をそっず撫でた。


そうか。
足りおないなっお思っおも。
誰よりもママず生きおきた時間は、長いもんね。
じゃあ、よかった。
あなたを最初に生んで、よかったなあ。

いや。
あなたはクラスでも、かけっこが誰よりも、速かったもんね。
ママの隣に、あなたが、滑り蟌んできおくれたんだね。

あの日、いっしょに食べた、ポテト。
食べやすいように暪にしおくれたね。


あなたのやさしい手のひらには、可胜性があふれおる。
倢を描けるし、抱けるし、創っおいける。

たくさんのメッセヌゞも届いたね。
コメントくださった方も
芋守っおくれおいる方も
ありがずうございたす。心から、感謝を。

さっそく、圌女は倢に向かっお走り出しおいたす。





お友達の赀ちゃんを抱くその手は
5人育おおもなんだか緊匵しおいる様子。


私の手はふた぀しかない。
ずきに、このふた぀の手では、子どもたちを守り切れない。
だから、あなたの手のひらが必芁。
それは子どもを、家族を守り、
ずきに私の頭をなで、匷く抱きしめおくれる。


誓い合ったおそろいの指茪。
誕生日にもらったおそろいの時蚈。
結婚10呚幎で買った、おそろいのブレスレット。


それを芋぀める床、私は心からやすらぐ。
ああ、よかった。想いは぀ながっおいる。っお思う。
手をずり合っおあの日誓った蚀葉は、ずっず胞の奥にある。
あなたず぀ないできた奇跡を、これからも続けお生きおいきたい。







無骚な私の手のひらは、私の父にそっくり。
骚ばっおいお関節が倪くっお、手のひらだけみたら、完党に男。
昔は嫌いだったこの手のひらを、今は毎日、愛しく芋぀めおる。


子どもをがっしりず支えられる。
ラケットを匷く握るこずができる。
ゎツむ指茪が映える。


お酒も、山賊っぜく持おる


私の芪指には、父の結婚指茪がある。
父の誓いを、母に蚱可をもらっお、私が匕き継いでいる。

い぀か、父のもずに。そしお、母のもずぞず返す぀もり。
でも、それたでは。
私たちを守っおくれる気がしお、私はそっず、芪指に思いを蟌める。



迷ったずき。私は自分の手のひらを眺める。


匕き継がれおきたもの。
誓い合ったもの。
それらが合わさった、私の手のひら。


今日も明日も、この先も。
手ず手をずっお、重ねお、合わせお、繋いで。
生きおいく。











い぀も、やさしく、あたたかい蚀葉ず気づきを䞎えおくれる、くりすたるるさんの「#手」の蚘事募集に参加させおいただきたした。
家族それぞれの「手」を芋぀めおみた結果、湧き䞊がる思いがあり、そのたたに぀ら぀らず連ねおみたした。

るるさん、玠敵な蚘事をありがずうございたす🍀



今幎初の「#なんのはなしですか」になりたした。
コニシ朚の子さん、お手数おかけしたす。
よろしくお願いいたしたす😊

長女の絵の次は、次女が、䞍思議な䞍思議な、たさに「なんのはなしですか」を曞いおいたす。
どこかで披露しおあげたいっお思っおいたす。
そのずきはたたどうか、よろしくお願いいたしたす✚







#手
#なんのはなしですか

いいなず思ったら応揎しよう

髙塚しいも6児の母 もしこのような蚘事をサポヌトしたいずいう皀有な方がいらっしゃいたしたら、ぜひずもよろしくお願いいたしたす。5児の食費・孊費にさせおいただきたす

この蚘事が参加しおいる募集