
ピザ生地をこねながら
ピザカッターでサクっとピザが切れたら嬉しいですよね。でもご注意、百円均一の黒くて何度も使えるオーブンシートは熱には強くても刃物に弱いからです。そんな心配は無用でした。だってピザが硬くてカッターの刃が立たない。なぜカタいのか。きっと固唾をのんでいたせいです。材料を混ぜるときフードプロセッサーに粉イーストオリーブ油砂糖塩水を入れてガーーッと一気にかきまぜたって良かったんです。うるさいといっても一瞬ですからね。でも粉その他を計量し始めたときはすでにゲームは始まりかけていて、そこで一気にガーーッ『ゴーーールっ』だなんていくらなんでもできませんでした。そこで二重にしたポリ袋に材料を静かに注いでこねるこねる揉みしだく。なかなか一つにまとまりません。フードプロセッサーならバラバラの粒が飛び散って水を足すとようやく団子状になるところでしょう、もしや選択を誤ったかしら、そんなこと言ってももう遅い。エイエイとさらに手に汗を握り力を込める。騒音で邪魔をしないはずが、あたかも映画館の隣の席の人が持ち込んだレジ袋をガサガサいわせている状態、試合に集中しているためか苦情が飛んできたりはしません。体温が上がって手の熱でとけ残りの粒が消えていくのがわかります。この調子、この調子、
「何やってんだよ、あーあ」。自分に向けられた言葉ではないとわかっているので平気です。ガサガサガサガサ、さすがに
「ちょっと、しずかにしてよ、え?あ。オイ、」
「いま、ふざけるなって言った?聞こえたよ」「そりゃ言うだろ」
ピザのタネはすっかり柔らかく丸く広がっていました。何せ休憩を挟んで1時間半もこねたのですから。具だって四点も入れましたよ(シメジにトマトにバジルにベーコン)アディショナル水分不足とこねすぎ注意で固すぎた翌日のピザでした。
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