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伸びなさすぎて発信をやめたくなったら

    「お前、センスないなぁ。」



    今でもあの場面は忘れられない。


    新人のころ、初めてやった仕事を上司に評価してもらったんだけど。
    私がまとめた書類を上司に渡して、内容を見てもらっていたのね。


    上司が下、私が上。
    私が上司を見下ろす形になっている。

    上司は椅子に座ってて、私はその前にピンッと立っていたんです。


    自分なりに考えて100%の力でやった。というか、元々手を抜く気なんてさらさら無いし、持っている力を出し切って頑張ったんだよ。


    でも、一言ズバッと。

    迷いの無い言葉でハッキリと言われたよ。
    「お前、センスないなぁ。」



    もう、仕事辞めたろうか…って思ったんだよね。
    初めての仕事で「センス」って、そりゃ無いよって。

    誰だって最初はできる訳ないじゃん。


    「アンタだって、新人の頃があったでしょーが!」
    「これを言われた部下が、どんな気持ちになるかわかるか!」




    そうやって叫んだよ。もちろん心の中だけで。




    それ以来、私は人に向かって「センスがない」と言ったことはただの一度もないよ。



    じつは発信もセンスなかった

    あ、もちろん今までのは仕事の話で、発信の話じゃないよ。

    でも、発信の世界でも私はセンスなかった。
    これは言える。間違いない。


    TwitterがXになる前の話。
    今もだと思うけど、Twitterでの発信って「1000フォロワーまでが難しい」なんて言われてたんだよね。



    とはいえ、同じ時期に発信を始めた人たちは「1ヶ月で1000フォロワーいきました!」とか「数ヶ月で万垢(1万フォロワー)になれました!」って人たちが結構いたんですよ。


    すげーなぁ。みんなセンスあるんだろねー。
    対して私は…。


    1000フォロワーを超えるまで1年3ヶ月。


    こう思ったよ。
    ホントにセンス無いんだなって。


    がんばって投稿して、
    がんばって交流して、
    どうやったら読んでもらえるか、めちゃくちゃ試行錯誤したよ。



    1日10時間くらいは平気でTwitterやってた。
    朝起きてから仕事に行って、昼休み、スキマ時間、帰ってから家族が寝た後。



    それでもなかなか伸びなかった。

    情報商材屋さんの教材も買ったし、個別コンサルも受けた。
    「これでいける!ぜったいに伸ばす!」



    それでも思ったほどは伸びなかったね。


    たぶんね、ホントのホントにセンス無いのよ。私。



    それでね。頭の中に浮かぶんだ。


    「お前、センスないなぁ。」


    もう呪いだよね。いつまでも脳裏に焼き付いて、いやもう焦げ付いて離れないセンスないなオジサンだよね。


    でもね、犬になった今だからこそ言えることがあって。
    あの当時の上司の言葉について。




    「お前、センスないなぁ。」




    あの言葉には、きっとこういう意味が込められてたんだと思う。

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