
【お茶のお稽古】且座(しゃざ)
先日、初めて「且座(しゃざ)」のお稽古に参加しました。
且座とは、裏千家茶道の「七事式」のひとつで、亭主と客が即興で役割を決め、花を生け、香を焚き、炭を継ぎ、一服のお茶を点てる、まさに総合芸術のようなお稽古です。
普段のお稽古とは違い、亭主、半東(サポート役)、正客、次客など、ひとりひとりが自分の役割を覚え、果たす必要があります。
さらに、所作をスムーズに進めるため、全員で呼吸を合わせることが求められました。
お互いの気配を感じながら動く感覚は、緊張感がありつつもとても心地よく、「茶道だけでなく、何事においても、自分の役割を理解し果たすことが大切」という先生の言葉が心に残りました。
また、且座の所作には、茶道だけでなく華道(花を生ける)や香道(香を焚く)の所作も取り入れられています。
和の芸術が溶け合う一連の動きに、私は改めて「総合芸術」という言葉を実感しました。
今回私は、花を生ける担当になりました。
半東の声かけで床の間の前に進み、お盆に並べられた花の中からいくつかを選び、生けます。
先生にご指導いただきながら生けたものの、お花が傾いたり、花瓶に入りすぎたり…。バランスを取る難しさを痛感しました。
いつもは先生が生けた美しいお花が床に飾られていますが、それがどれほどの鍛錬の賜物なのか、今回のお稽古で身をもって感じました。
今はお茶のお稽古で精一杯ですが、いずれはお花やお香の世界にも、もっと触れてみたいと思えた貴重な機会でした。