
【シェアハウス入居者インタビュー#9】2年間で500万〜1,000万円を目指す。30代のキャリア支援者が描く、全国に「人生のセーブポイント」をつくる暮らし

■ はじめに
「この2年間で、自分の資金を最低500万円、多くて1,000万円貯めたいと思っています。」
今回お話を伺ったのは、個人事業主として転職やキャリアの支援を行っている30代のKさん。会社の設立や、これからの事業に向けた学びに資金を使うため、弊社のシェアハウスを選んでいただきました。
これまで、東京・世田谷のシェアハウスや、大分・別府の温泉に入れるシェアハウスで暮らしてきたというKさん。今回が3回目のシェアハウス生活です。もともとは「旅をしながら、暮らす場所を変えながら生きたい」と考えていた彼ですが、移動を重ねた先で、ある思いに辿り着いたそうです。
全国に、「ここにいれば大丈夫」と思える場所を持ちたい。
その場所を、Kさんは「RPGのセーブポイント」と表現してくれました。
人のキャリアを支えてきた彼が、今度は自分自身の働き方と暮らし方を変えようとしている。その準備の場所として、シェアハウスをどう活用しているのかを伺いました。
入居者Kさんのプロフィール
年齢:30代
職業:個人事業主/転職・キャリア支援
現在の仕事:2022年から約4年間
最近の月収:40万円前後
シェアハウス経験:今回で3回目
今後の目標:2年間で500万〜1,000万円の資金をつくり、会社設立や学び、事業への投資に充てること
弊社を選んだ理由:初期費用、清潔感、情報発信による運営の透明性、内見時の対応
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■ 人のキャリアを支える仕事。その本人も、次の働き方を考えていた

Kさんの仕事は、転職を考えている方と一緒に、これからのキャリアを整理することです。
「どの業界や職種が合っているのか」
「そもそも、今は転職するべきなのか」
「これから、どんな人生を送りたいのか」
これまでの経験や得意なことを振り返りながら、本人が望む未来に向けて、何をするかを考えていきます。場合によっては、転職せずに今の仕事へ集中するという判断もあるそうです。
そんなKさんが相談の中で大切にしているのは、まず問いを渡すこと。
「基本は『どうしたいですか』ということですね。僕が問いを渡す感じなんですよ」
同じ体験をして生きてきた人は、一人としていない。
だからこそ、その人の中にある価値観や興味を、一緒に見つけていく。Kさんが担当してきた方の中には、長年続けてきた仕事から、未経験の業界へ進んだ方も少なくないそうです。
一方で、人の働き方に向き合ってきたKさん自身も、今の仕事の続け方には疑問を感じていました。
「やりがいはもちろんあるんですけど、僕の場合、Zoomでパソコン越しに顔を合わせる働き方なんです。この働き方をずっと続けたいかと言ったら、ちょっと違うなと思っていたんですよね」
仕事のやりがいはある。でも、この形でずっと続けたいのか。
収入を増やすために単価を上げていくとしても、その先にある働き方が自分の望むものと違っていたら、疑問を抱えたまま進むことになります。そこでKさんは、自分自身もキャリアを変え、そのために住む環境から変えてみようと考えたそうです。
■ 「まず、その暮らしをしている人の近くへ」。シェアハウス生活の始まり

Kさんが初めてシェアハウスを選んだのは、約6年前。旅をしながら暮らす場所を変えていく、いわゆるノマド的な生活に関心を持ったことがきっかけでした。調べてみると、オンラインで働きながら、そのような暮らしを実践している人たちがシェアハウスに住んでいると分かったそうです。
「先にやってみて、ヒントになる生き方を自分の人生に取り込んだ方が早いのかなと思ったのがきっかけですね」
最初に住んだのは、世田谷のシェアハウス。半年ほど生活したそうです。
この「まず、環境に入ってみる」という考え方は面白いですよね。
働き方や暮らし方を変えたいと思っても、頭の中で考えているだけでは、具体的な生活のイメージがつきにくい。実際にそういう生き方をしている人の近くで暮らすと、日常の選択が見えてきます。
そして、その後に選んだのが、大分・別府の「湯治ぐらし」さんでした。
きっかけは、非常にシンプルです。
「温泉に毎日入ったら気持ちいいだろうな」
温泉に入りたい。だったら、温泉に入れる場所に住めばいい。
旅行先を探すように住む場所を選ぶ、その発想の柔らかさが印象的でした。
■ 「湯治ぐらし」とは? 温泉のある暮らしから、滞在・学び・地域づくりまで
ここで、Kさんが暮らした「湯治ぐらし」さんについて、公式に案内されている内容を軽くご紹介します。
「湯治ぐらし」さんは、一般社団法人日本シェアハウス連盟の加盟事業者です。別府を拠点に、湯治を現代の暮らしに取り入れる事業を展開しています。温泉に入ることに加え、食事や運動、睡眠まで含めて、自分の生活を見つめ直す時間を提案しているのが特徴です。

① 温泉地で生活する「シェアハウス」

公式サイトでは、別府の鉄輪温泉周辺で運営しているシェアハウスを3軒紹介しています。学生から社会人、高齢者まで幅広い世代が暮らし、法人契約にも対応しています。
② 滞在しながら暮らしを見直す「七日一巡り」

移住や長期入居の前に、まず滞在から体験したい方には、湯治リトリート「七日一巡り(なのかひとめぐり)」というものも展開しているようです。
別府の小倉エリアにある施設で、公式案内では2泊から利用可能。滞在中は温泉や食、運動などのプログラムに参加でき、到着時と出発時には計測・カウンセリングの時間が設けられています。
その他、 入浴指導や温泉学講座、湯けむりの街歩き、自力整体、腸活ワークショップ、自炊カウンセリングなどの温泉・食・運動を学ぶ体験プログラムや、自治体や企業・地域の大学生と協力したサービスの開発などの地域づくりを支える活動も行っています。
《各種リンク》
湯治ぐらし|公式サイト
事業全体の紹介、会社概要、お問い合わせ。
湯治ぐらし|Instagram
大分県の情報発信メディアでも紹介されているアカウントです。
湯治ぐらし|Facebook
活動の発信をチェックしたい方はこちら。
代表・菅野静さん|note
湯治や温泉、暮らしについての考えを読むことができます。
七日一巡り|公式サイト
滞在施設やプログラム、予約の案内。
■ 別府で体験した、温泉と暮らしが繋がる日常

「湯治ぐらし」さんへの入居は、現地での内見をせず、オンラインでのやり取りで決めたそうです。
Kさんが安心できたのは、ビデオ越しでも運営する方への信頼感を持てたこと。建物は古くても立派な造りで、中は綺麗に保たれており、快適に過ごせたと言います。
入居者の年代も幅広く、大学に通う学生から50代、60代の方まで。若い人だけが集まる場所ではないところも、面白かったそうです。
暮らしているうちに、近所のお気に入りも増えていきました。
「レストラン三ツ星」のハンバーグ。

滞在当時、100円や150円で入れた温泉。そして、温泉の蒸気で野菜や肉を蒸して食べる料理。温泉が観光のための特別な体験ではなく、生活の中にある。その土地ならではの暮らしです。
どんな人に向いていると思うかを尋ねると、Kさんはこう話してくれました。
「健康と向き合いたい人にはすごくいいと思います。健康とか、キャリアですよね」
Kさんの感覚では、別府は時間の流れが少しゆっくりで、人の温かさにも触れやすい場所だったそうです。
住む環境を変えることで、日々の過ごし方や、これからについて考える時間も変わっていく。Kさんにとっては、そういう経験のできる住まいだったのだと思います。
■ 今回の目標は「2年間で資金をつくる」。住まいを次の事業の準備場所に

温泉のある暮らしを経験したKさんが、今回、弊社のシェアハウスを選んだ背景には、具体的な資金づくりの目標があります。
2年間で最低500万円、できれば1,000万円。
会社を設立するための資金に加え、自分の学びや、これから始めたい事業への投資に使いたいと考えているそうです。最近の月収は40万円前後。現在の収支をそのまま続けるだけで届く目標ではありません。
Kさん自身も、そのために「この2年間でもうちょっと稼ごう」と考えています。住まいにかかる負担を抑えながら、収入を増やし、次に進むための資金をつくる。今回の引っ越しは、その準備の一つです。
では、どんな事業を考えているのでしょうか。
一つは、今のキャリア支援をさらに深めるような取り組み。自分の中にある信念や思い込みを知り、それに向き合うトレーニングやセッションを構想しているそうです。
もう一つは、暮らす場所そのものに関わること。
静かな環境で、食べるものや時間の使い方、体の動かし方など、日々の生活から見直せる場所をつくりたい。そのために、不動産にも関心を持っています。
まだ構想の段階ですが、Kさんの中では、これまでの仕事と、各地で暮らしてきた経験が少しずつ繋がっているようでした。
■ 決め手は清潔感と、「どう運営しているか」が見えること

今回の住まい探しでは、北区から板橋区周辺を中心に、2〜3件ほど内見したというKさん。重視していたのは、初期費用が大きくかからないこと、周辺の治安が良さそうなこと、そして清潔感でした。
他の物件には「惜しい」と感じるところもあったそうですが、弊社については、建物の新しさよりも管理の状態を見ていただけたようです。
「物件としてはめちゃめちゃ新しいというより、古めだとは思うんですけど、清潔感がある」
さらに、選ぶ際の判断材料になったのが、noteやホームページでの情報発信でした。
「透明性があるし、運営に関しても『こういうふうに運営しています』というのが伝わってきました」
トラブルがあった際に対応するという説明や、内見に同伴した担当者の対応も、入居の決め手になったそうです。
発信を続けている側として、正直これは嬉しいお話でした。
物件情報には、家賃や設備、駅からの距離が並びます。ただ、実際に住む人にとっては、「何かあった時に、誰が、どう対応するのか」も大事な判断材料です。Kさんは、内見時に対応する人の一つ一つの所作にも、その運営の姿勢が表れると話していました。
「内見したら全てが表れると僕は思っているんです」
情報発信で伝えていることと、現地で感じることが一致しているか。運営する側としても、改めて意識しておきたい言葉です。
■ オンラインで働く人にとって、Wi-Fiは生活と仕事を支える設備

オンラインで面談を行うKさんに、弊社のインターネット環境についても聞いてみました。
「めちゃくちゃいいですね。安心感、安定感がありすぎるくらい爆速で、560Mbpsくらいあります」
この数字はKさんが利用時に確認したものですが、実際に仕事で使う方から、安定しているという感想を聞けたのは何よりでした。
こちらの物件では、10Gbps回線と、それに対応したルーターを導入しています。(過去記事)
Kさんにとって、通信環境はかなり気になるポイントだそうです。
「仕事柄、僕はここをすごく気にするんですよ。遅かったら仕事にならないので」
住まいが仕事場にもなる人にとって、通信環境は日々の働きやすさに直結します。
家賃や初期費用を抑えられても、仕事のたびに接続を心配するようでは困る。だからこそ、こうした設備も含めて、安心して活動できる環境を整える必要があると考えています。
■ 移動の先で見つけた、「RPGのセーブポイント」という考え方

今回、特に印象に残ったのは、各地を移動してきたKさんが、拠点の大切さを語っていたことでした。
暮らす場所を変えながら生きることには、自由があります。一方で、自分の拠点がない、どこにも根を下ろしていないような感覚もあったそうです。
「安心感とか、『ここにいれば大丈夫』とか、落ち着くとか、本当にこの土地が好きだとか。移動の果てに、そういう場所がいくつかあった方がいいのかなという結論に、今は至っているんです」
Kさんは、すでに全国でいくつか、そう思える場所を見つけています。その表現が、「RPGのセーブポイント」でした。
各地を行き来しながらも、戻れる場所がある。落ち着いて、次にどこへ向かうかを考えられる場所がある。
今後はそうした拠点を増やし、繋がりのある人たちにも開放していきたい。自給自足や、災害時にも頼れる場所づくりまで含めて、人生をかけて取り組みたいと話してくれました。
この考えの背景には、地方での体験もあります。
Kさんが埼玉の山間部で過ごした際、人口が減り、人の手が入らなくなっていく地域の現状を知ったそうです。それまで地域の方々が担ってきた仕事が、続けられなくなっている。
住んでみて初めて、人の暮らしと周囲の自然が、どれだけ深く関わっているのかを実感したと言います。
「僕はたまたま移動していたら、社会課題を感じるようになったという感じなんですね」
この話を聞いて、私たちシェアハウスの運営者や業界団体が、地方の自治体と連携し、入居者が行き来できる場所をつくるという可能性もあるのではないかとも思いました。
移住となると大きな決断になりますが、まずは訪れて、しばらく暮らしてみる。そうした関わり方なら、最初の一歩を踏み出しやすいかもしれません。
Kさん自身も、田舎暮らしだけが良いとは考えていません。
「都会暮らしはすごく便利だと思っています。その組み合わせを、自分の生活や理想の暮らしに合うようにすればいいだけなんじゃないかなと思っていて」
■ これからの暮らしをつくるために、今の住まいを選ぶ

Kさんのシェアハウス選びには、その時々の目的があります。
・最初は、新しい働き方や生き方に触れるため。
・別府では、温泉のある日常を体験するため。
・そして今回は、次の仕事と事業に向けた資金をつくるため。
同じシェアハウスという住まいでも、使い方は変わっています。
私たち運営者が提供している住まいは、入居者にとって、人生の途中で利用する一つの場所です。その先に何をしたいのか、何にお金や時間を使いたいのかは、それぞれ違います。
だからこそ、住まいの負担を抑え、環境を整え、必要な時には運営者が対応する。その土台をきちんとつくることが、入居者の次の行動を支えるのだと思います。
Kさんが思い描く、全国の「セーブポイント」。
その構想がどんな形になっていくのか、私も楽しみです。まずはこれからの2年間、次の一歩を準備する場所として弊社のシェアハウスを活用していただければ嬉しく思います。
Kさん、今回はお話を聞かせていただき、ありがとうございました!

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