
特別企画22 小田原東京100km22時間行軍
第10回東京エクストリームウォーク100
2025年5月17日
小田原→東京
100km
制限時間26時間
街道侍が初めて参加した、イベント行軍の記録です。
1.きっかけ
東京エクストリームウォークという、小田原→東京100kmを昼夜歩き続けるウォーキングイベントがあります。
街道歩きの仲間から、歩いたほうが良いと何度か勧められてきましたが、100kmも歩くなら街道を歩きたいと、頑なに断っていました。
昨年の秋、街道歩きのボス内田さんが3回目の東京エクストリームウォークを歩き、そのゴールを迎えに行った時に感動してしまい、参加することになりました。
その時の様子はこちら↓
通常の街道歩きでは40km歩くだけでもかなりの体力を使います。
100kmを昼夜仮眠なしに歩き続ける事は尋常ではありません。
大切な足を護る為にも、行軍前月の4月から、本番に向けてジワジワと訓練を開始しました。
2.訓練
(1)暑熱順化編

千葉県野田市
暑熱順化とは体が暑さに慣れること。
寒さよりも暑さの方が、10倍くらい身体へのダメージがあるので、4月から30km程度の街道歩きを、5週連続で繰り返しました。
ちなみに、私の街道歩きのベストコンディションは、無風気温10℃曇りです。
2025.04.06
2025.04.11
2025.04.20
2025.04.30
2025.05.04
この時期は、毎週じわじわとと気温が上昇しますので、この訓練は効果がありました。
(2)読書編

新潮文庫
歩かない時は、読書でイメージトレーニング。選んだ本は恩田陸の名作、夜のピクニック。
ストーリーは、高校の学校行事の80kmナイトウォークで起きる、様々な青春物語。
眠さとの戦いや休憩時間の配分などが、イメージできました。
普通に面白い本なのでおすすめです。
(3)速度調整編

千葉県 印西市
大会一週間前は、本番の歩行速度を想定した速度調整訓練。
読書のイメージトレーニングと、3回東京エクストリームウォーク完歩している、内田さんのアドバイスから、歩く際のルールを以下の様に定めてみました。
55分歩き5分休憩。
休憩時は靴を脱ぎ足をマッサージ。
休憩は地面に座る。
歩行速度は5.5~6.0km。
寄り道は一切しない。
選んだ道は鮮魚街道、千葉県松戸市の江戸川河岸から我孫子市の利根川河岸まで、ちょうど30kmの距離。06:00スタートで12:00ゴールを目標に歩きました。
結果は40分オーバーで12:40到着。
原因は、寄り道はしませんでしたが、風景などに感動しいつもの習慣で200枚以上画像を撮影してしまった事。
本番では原則5分休憩で1枚撮影する程度にすれば、予定通りに歩けそうな気がしてきました。
鮮魚街道を歩いた時の記録はこちら↓
3.出立前儀式


ラーメン割烹JAH。
2023年3月、大雨の中東海道復路を西から東に歩いていた日のことです。昼食にずぶ濡れで入って良いか店の前で躊躇っていた際に、タオルまで用意して歓迎してくださった店。

ジャマイカ料理
オーナーの大竹さんはジャマイカに住んでいたことがあり、ジャマイカ料理を注文して、飲み始めてしまいました。

醤油ラーメン
醤油味のラーメンも忘れずにオーダー。

人気の焼豚
焼豚は大手百貨店の通販サイトでも、販売されています。

オーナーの大竹さんと
結局2時間も飲んで語ってました。
その時の記録はこちら↓
その後もJAHオーナーの大竹さんとは、SNSなど時々連絡を取り合っており、本日は2年ぶりの再会。

ディナータイムの開店と同時に入店。
大竹さんのお母様がお手伝いされており、三人でワイワイお話ししながら、楽しいひと時を過ごしました。

焼豚はワインが進みます。
ハーフボトル1本のつもりが、2本飲んでしまいました。

美味しくいただきました!

かなり出来上がってしまいましたが、パワーをしっかりといただき、前夜祭は終了。

朝は雨の音で目が覚めました。
レインウェアに身を包みます。





出発時刻は08:20~08:30頃のブロック。
それまでの間は、前職で事業開発の部署でご一緒した先輩が、私と同じタイミングで2021年3月に退職。
妙に感覚が合う先輩で、現在は小田原で観光系コンサル会社「旅ナカラボ」を立ち上げています。
朝の7時に待ち合わせして、事務所でコーヒーを淹れていただき、朝食を食べながら雑談。


最後にエネルギーをチャージしていただき、雨の中スタート地点の小田原城まで車で送ってくださりました。
野添さん、土曜日の朝からありがとうございました。
4.行軍記録
08:23
大雨
スタート
小田原市城内
急に降りが激しくなる。


09:18~09:23
雨
第1回 定時休憩
小田原市小八幡
ガードレールに寄りかかり休憩。


10:18~10:23
雨
第2回 定時休憩
二宮町山西
交番前で立ったまま休憩。


11:14~11:19
雨
第3回 定時休憩
大磯町 国府本郷
バス停待合室で初の座って休憩。


12:24~11:29
雨
第4回 定時休憩
平塚市 龍城ケ崎
ガードレールに寄りかかり休憩。


13:33~13:38
雨
第5回 定時休憩
平塚市南湖
ガードレールに寄りかかり休憩。


14:24~14:29
雨
第6回 定時休憩
藤沢市辻堂西海岸
歩道橋下の床に座り休憩。


14:52~15:02
暴風雨
第2CP
藤沢市鵠沼海岸
立ったまま休憩。


15:28~15:33
暴風雨
第7回 定時休憩
藤沢市片瀬海岸
飲食店の軒下で休憩。


16:21~16:26
暴風雨
第8回 定時休憩
藤沢市藤沢
ガードレールに寄りかかり休憩。


17:19~17:24
雲
第9回 定時休憩
横浜市戸塚区原宿
コンビニの車止めに寄りかかり休憩。


18:16~18:21
雲
第10回 定時休憩
横浜市戸塚区吉田町
コンビニの車止めに寄りかかり休憩。


19:20~19:25
雲
第11回 定時休憩
横浜市戸塚区平戸
コンビニの車止めに寄りかかり休憩。


19:43~20:03
雲
第3CP
横浜市保土ヶ谷区狩場町
靴下を交換し芝生の上で休憩。


20:21~20:26
雲
第12回 定時休憩
横浜市保土ヶ谷区狩場町
コンビニの車止めに寄りかかり休憩。


21:17~21:22
雲
第13回 定時休憩
横浜市南区前里町
携帯ショップの駐車場地面で休憩。


22:18~22:23
雲
第14回 定時休憩
横浜市中区新港
公園のベンチに座って休憩。


23:05~23:15
雲
第4CP
横浜市神奈川区栄町
運河沿いの道に座って休憩。


23:23~22:28
雲
第15回 定時休憩
横浜市神奈川区神奈川
ガードレールに寄りかかり休憩。


00:18~00:23
雲
第16回 定時休憩
横浜市鶴見区生麦
バス停のベンチに座って休憩。


01:19~01:24
雲
第17回 定時休憩
川崎市川崎区元木
駐車場の地面に座って休憩。


02:18~02:23
晴
第18回 定時休憩
東京都大田区南蒲田
駐車場の地面に座って休憩。


03:17~03:22
晴
第19回 定時休憩
東京都品川区南大井
駐車場の地面に座って休憩。


03:25~03:35
晴
第5CP
東京都品川区南大井
服を着替えベンチで休憩。


04:16~04:21
晴
第20回 定時休憩
東京都品川区北品川
駅の支柱台座に座って休憩。


05:18~05:23
晴
第21回 定時休憩
東京都港区三田
バス停に座って休憩。


07:01
ゴール
東京都江東区有明
走ってジャンプしてゴール!


5.分析

07:00ジャストのゴールを目指しており、1分オーバー、タイムは22時間38分で到着。
上記の21回×5分の休憩以外に、5個所のCPで計60分の食事休憩をとりましたので、合計休憩時間は165分。
実際の歩行時間は約20時間、100km歩いたので平均歩行速度は時速5kmになりました。
歩行前の目論見は、休憩を入れて前半の50kmは時速5km、後半の50kmは時速4km、でしたので、結果的に良い方にも悪い方にもブレず、完歩タイム22時間38分は予定通り。
密かに狙っていた20時間を切るにはどうしたら良いか。
50kmまでは人混みの中を飛ばす事なく歩いて10時間でしたので、あわよくば行けると歩いておりましたが、速度はジワジワと減速しました。
このイベントには、前半にスタートする制限時間26時間コースと、後半にスタートする制限時間24時間コースがあります。
今回私は、前者のコースでエントリー。おそらく8割がこのコースなので渋滞して早く進めません。
20時間を切るタイムを狙うなら、次の4つの作戦が有効だと思います。
①エントリー
制限時間24時間コースを選択。
②休憩
5つのCPと、その中間の5カ所、計10カ所で各5分、合計50分。
③速度
前半は時速6km、後半は時速5km。
④通信
撮影・メールなどは必要最低限に。
秋に開催する次回の申込は開始してますが、歩くかはまだ決めてません。
6.激励


二宮町在住の、前職で一緒に事業開発で苦楽を共にした小林さんがジョギングしながら逆走してきました。
まぁまぁの雨の中大磯までお付き合いいただいたおかげで、あっという間に前進。
熱いメッセージありがとうございました!


汐留で待ち伏せしていたのは、街道歩き仲間の大谷さん。
一番辛い区間だったので、話をしながら歩いて、あっという間にゴールに到着、最後の後押しありがとうございました。
7.出迎えの儀
朝の6時過ぎ、残り4kmを切った辺りから、今どのあたりかととか、7時より前に着かないように!など、お出迎えに向かってくださっている街道歩き仲間から連絡が来ます。
一番気になったのが、3度歩いている内田さんのひとこと。
下の画像は街道歩き仲間のグループチャット、一番下のメッセージです。

早く飲みたいと言っていたのが伝わったら、
本当の苦しみはゴールの後です。
と謎の一言が。
その理由が後でよ〜くわかりました。

おじさんたちの記念写真。
日曜日の始発でないと来れないような早い時間にお迎えに来てくださり、感謝感激雨あられです。

終わった後のお楽しみです。
昨夜横浜市内で、飲食店の中を覗き込みながら、この瞬間を楽しみに歩いていました。

乾杯!
実は今回のウォーキングでは、全体を通して雨や風の影響で気温が低く、水分補給が甘かったのか、飲み始めて30分くらいで、両手の親指がつってしまい、ジョッキが持てなくなってしまいました。
昨年猛暑日に中山道の熊谷宿付近で、熱中症になり全身がつった経験がある久家さんが、コンビニでポカリスエットを買ってきてくださり、飲むと一気に治りました。水分補給をするも、やがて体力の限界が来て先に帰宅する事に。
100km22時間歩いて寝てませんから、まぁこうなりますね。
これが、内田さんのメッセージ、本当の苦しみはゴールの後です、の意味でした。
元気にゴールしたつもりでしたが、自己管理がまだまだでした。

ヘトヘトで帰宅すると、玄関には何やら施しが…

涙が出ました。