
東海道 復路15 見付宿→日坂宿
31年前、卒業旅行で東海道を江戸日本橋から京三条大橋まで歩いたので、今回は江戸に向けて歩きます。
調べたところ、大坂高麗橋が起点の様なので少し長めの、東海道"五十七次"の独り珍道中を始めます。
2023.02.23
1.スタート地点まで






煙突の背景に富士山が写っている写真も、なかなか新鮮で良いですね。
ちなみに富士山は世界遺産ですが、登録のカテゴリーは、"自然遺産"ではなくて"文化遺産"です。
山のゴミが酷くて"自然遺産"では通らず"文化遺産"として2013年に登録。タイトルは「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」です。








磐田駅前には七重塔の模型と、国分寺のCGが。
七重塔は国分寺の象徴として建立されたと、水戸街道の府中宿で知りました。
現在国内には木造の七重塔は存在しないので、何処かで復活したら話題になりそう。見付には国分寺跡地が広大な空き地になってましたので、お金と政治力があれば出来そうな気がします。
2.見付宿











水谷隼選手と伊藤美誠選手、なんと磐田市出身だったのですね!
オリンピックはさぞ盛り上がったことと思います。勝った後のハグを嫌がる伊藤選手の姿が面白すぎて、メダルの色覚えてません…








旧見付学校は想い出の場所。
街道を歩く仲間が、東海道を西と東から歩いており、昨年7月に丁度すれ違う日があり、みんなで立ち会いの儀を執り行った場所。
どうでも良いですがレポートしてますので、ご興味がある方はご覧ください↓











火除けの神、秋葉神社が近いからか、青銅の常夜灯や青銅屋根の火の見櫓、何もかもがゴージャスです。
3.行人坂大久保坂





跨いだ県道の看板を見ると、道路の番号表示が新しく貼られてます。
おそらくかつての国道1号、きっと地元では"旧1国"とか呼ばれているのでしょうね。
今歩いている道は旧東海道、ということは"旧々1国"になるのか?






角打ちと書いて"かくうち"と読みます。
お酒が飲める酒屋さんの事をそう呼びますが、角打ち茶屋さんは、お茶が飲めるお茶屋さん。
営業時間がユニークで、
水木金土9:30〜11:45、13:30〜16:30
お酒は出ない様です。









三ケ野七つ道は、七つの道があり七つの時代に造られたと名付けられてます。
この様な強引なストーリー作りのセンス大好き!





街道では、坂の上下で街並みが変わり、川の前後で街並みが変わり、その度に文化も少しづつ変化。
時速4kmで歩いていると、ちょっとした変化に気がつ事がささやかな幸せ、歩いていて良かったなぁと思う瞬間です。
4.木原畷









畷(なわて)とは田んぼの畦道や、直線の道路のことを示します。
街道で畷があると、概ね昔は何もない場所であったと、説明看板が出ている事が多いのですが、この付近は武田・徳川の戦いの地として紹介されてます。








池の掃除の休憩時間に突然現れたお父さんに、家康公腰掛石での記念撮影や、境内をくまなく丁寧に時間を掛けてご案内頂きました。
よく私は捕まってしまいます…。


再現されたとはいえ、久しぶりに立派な一里塚をみました。東海道の一里塚はほぼ原形では残っていませんが、一里塚の石柱などとしては、ほぼ残っています。
5.袋井宿


袋井宿に入ると、企業協賛型説明看板が沢山あります。地元の街道愛が感じられ、嬉しくなってきますね。









いろんなモノに"どまん中"を付けるのが好きな宿場町、店名や酒の銘柄に始まり、挙げ句の果てには小学校、こだわりが素晴らしいです。








袋井の凧、なんとなく聞いたことがありましたが、丸い凧があるのですね。
閉まってましたが、袋井丸凧ギャラリーの中が少し覗けました。











どまん中茶屋ではお茶を振る舞って頂きました。飲んで休んでいると、街道御朱印を求めてくる方がきました。
なんと東海道沿いの各地の金融機関が連携し、五十三次の御朱印巡りを企画しているそうです。
いろんな形で街道を道標に旅をする人々が増える、嬉しい限りです。
6.松並木




スズキ化石資料館、個人の家でした。入るには勇気が要ります。一瞬悩みましたが、長話になってしまいそうでパス。





久々の松並木。
やはり東海道は松が似合います。
日光道中を歩いていると、埼玉県の草加宿のあたりは松なのですが、栃木県に入ると杉並木に変わってきます。
街道によっても並木に個性が出て面白いですね。












五十三次ど真ん中の宿場町を過ぎて、徐々に日本橋が近づき、心の中でカウントダウンの準備が始まります。
目安は時々道路沿いに現れる国道1号の日本橋からのキロポスト。200kmを切ったあたりから、カウントダウンが始まる事でしょう。
7.間の宿原川








間の宿って何かいい響きですね。
宿場間の距離が長い場所に設けられ、街道を歩いていると、宿場町より良かったりする場合もあります。
東海道の有松、中山道の茂田井、宿場町より印象が深かったりします。











お茶の直売所がありました。お茶の産地に入ってきましたので、お茶の販売店や畑の定点観測を始めます。

途中森の奥にアンテナの様な建築物が見えました。
掛川市役所の最上階にある議場の屋根。実際は貝がふたつ合わさった様な形をしており、市民と行政が手を取り合い、まちづくりを進めるとの願いをデザインにしてあるそうです。
8.秋葉道・塩の道





秋葉山常夜灯をたくさんみてきました。その秋葉山に向かう秋葉道の入り口に、秋葉神社掛川一ノ鳥居があります。
東海道沿いには多くの秋葉道があり、いつか歩いてみたいものです。





八百屋さんの店先に、様々なみかんが並んでます。
青島みかん 350円
はるみ 380円
デコポン 250円
津之輝 350円
個人的には津之輝が気になります。




やはり露地みかん販売が現れました。
姫街道で三ヶ日を歩いた時もたくさんありましたので、露地みかん販売定点観測も、お茶と並行して行います。忙しくなりそう…
9.掛川宿





鰹節の立派なお店がありました。食品データ館HPより2019年のデータを見ると、とても興味深い数値が出てきます。
かつおの漁獲量、静岡県は1位でシェア30%、2位3位は宮城県と東京都でどちらも14%、かつおの”皿鉢料理(さわちりょうり)”で有名な高知県は6%で5位。食べる文化が浸透すると漁獲量とは関係しないイメージが定着する典型的な例です。
参考までに、うなぎ養殖漁獲量は、鹿児島県が1位でシェア41%、2位は愛知県で26%、3位宮崎県で18%、うなぎの印象が強い静岡県は9%です。こちらも食べる文化と漁獲量の差が出てきます。





掛川城、天守閣があったのですね!
ノーマークでしたので驚きました。





城下町なので落ち着いた雰囲気の街です。
道路を拡張した影響か、街道の名残がほとんどなくなって、一抹の寂しさを感じてしまいました。









塩の道標石に、日本海太平洋350kmと記してあり、どんな道か気になります。
調べたところ、秋葉街道→伊那街道→千国街道、3つの街道を歩くと日本海側の糸魚川に出るそうで、なかなか楽しそうなルートですね。









掛川の七曲を抜けると、少しづつ長閑な風景に変化していきます。
往時の人々も、街中を抜けて長閑な風景に入ると、景色を眺めたりしてリラックスしていたのでしょうね。
10.西山口





日本橋まで266.3km、まだまだありますね。どまん中過ぎたばかりであることを忘れてました…
何も考えずに歩くことにします。








浜松建材センターの"バケツ一杯から大型まで"のコピーは素晴らしいです。
商いの基本ですよね!










新旧道標が仲睦まじく並んでいます。
左 福天権現本道道標 中央 透明菊川道標。









画像では判りにくいですが、塩井神社は川に寸断されており、腰まで水に浸からないと本殿には行けません。
凄い参道だなぁと眺めていたら、橋が流された様な跡がありましたので、そのままなのでしょう。それはそれで趣がありました。


低い山が見えてきました。
あと少しで日坂宿、今日は古民家に宿泊するので楽しみです。
11.日坂宿








"事任"八幡宮。"ことのまま"と読みます。願い事がそのままに叶う、と説明看板に書いてあります。
境内全体から何か力強さを感じる神秘的な神社でした。


















日坂宿に入り三件の商店が営業をしておりました。驚いたのは三件の、魚屋さんパン屋さん雑貨屋さん、全てが活気に満ちており、タイムスリップした様な感じです。
上の画像の山本屋さんは、窓が綺麗に磨かれ商品も綺麗に並べられ、店主とお客さんが何やら世間話をしている風でした。




本日はここまで。
今夜は街道から少し奥に入った農家を改築した古民家宿にお世話になります。
12.古民家宿


東海道歩きでは初めての夕食付きの宿。
到着すると、深蒸し茶と甘酒をご馳走になりました。深蒸し茶はこの地域のお茶の製法、甘酒は半世紀生きてきた中で一番美味しかったです。


五右衛門風呂で身体をほぐした後は、自然薯すりおろし体験。地味ながら結構な力仕事でした。



夕飯は地元の野菜を中心とした料理と、肉の鍋などで大満足大満腹。
ご主人はお互いの前職が私と同じだったり、お互いに沖縄に単身で住んでいたりとか、ご縁を感じました。