
「ロープウェイ」ってどう発音しますか?
最近ですね、不思議に思うことがあるんですよ。
「ロープウェイ」という言葉。皆さんはどう発音されますか?
私は無意識のうちに「ロープーウェイ」と発音していました。
私がYouTubeでロープウェイと検索して報道番組を調べた結果、「ロープーウェイ」という発音も多く散見されました。
ちなみに地域性もなかったので、方言などによる偏りもないです。
そして私はその理由を考えてみました。
そもそもは英語なので、英語としての発音はもちろん「ropeway」で1番頭にアクセントが来ます。
しかし、「ロープーウェイ」と発音する場合は、アクセントが後ろに来ていることがわかります。
つまりカタカナ英語のアクセントになったことによる発音の揺れのようなものだと推測されます。
では、近しい構成の言葉で「サブウェイ」はどうでしょう。決して「サブーウェイ」となることはなく、「サブウェイ」と発音され、アクセントが頭に来ています。
本来の英語と同じ発音ですね。
もちろん、NHKやアクセント辞典についても調べてみましたが、「ロープウェイ」が「ロープーウェイ」と発音されることについての公的な文献は見当たりませんでした。
そこで気になるものを見つけました。
NHKによる言葉の発音に関する文献でした。
そこでは、本来その漢字にはそのような読みはないのに発音しにくい、あるいは時の経過により発音が変わっていったもののことです。
例えば「夫婦」。「ふうふ」と読みますが、「夫」に「ふう」の読みはありませんし、ましてや「婦」に「うふ」という読みはありません。
しかしここで矛盾が生まれます。
「女王」という言葉、無意識のうちに「じょうおう」と発音しませんか?
本来の読みは「じょおう」なのですが、上記と同じように読みやすさ等によって音韻に変化が生じているわけです。
では、「夫婦」と「女王」、なぜ「夫婦」は正しい読みとして認められ、「女王」は認められていないのか。
それは歴史的な背景が関係します。
江戸時代より以前からそのように読まれてきたような言葉については「夫婦」のように、漢字本来の読みとは異なる読み方となる、とされています。
「女王」という言葉は、日本の中での長い歴史では、比較的最近入ってきた言葉だというわけです。
ここで当初の議題に戻りましょう。
「ロープウェイ」、これは海外から来た、いわゆる外来語です。
もちろん先ほどの例に照らし合わせると日本の歴史ではかなり最近入ってきた言葉となります。
つまりこの「ロープウェイ」という言葉、放送業界においても読み方が定まっていないのです。
なんなら表記も様々です。
「ロープウェイ」「ロープウェー」「ロープウエイ」、、、。
ただでさえ、ひらがなカタカナ漢字という複雑な言語体型を持つ日本語に海外の文化が混ざると、より複雑化するのか、ルール決めをするだけでも一苦労でしょうね。
こういった言葉について、放送業界ではどのように取り組んでいるのか、非常に気になりますね。