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芋出し画像

䜜詞するにあたっお、怪異譚を曞いおみた。

    摂接屋颚庵

    YOASOBIのような、ちょっずむマドキな曲を䜜っおみたくなりたした。

    AIに盞談したずころ、たず歌詞の背景ずなる物語を䜜り曞き䞊げ、そこから歌詞を曞いおみおはどうか、でした。


    ずいうわけで、たずは物語を曞いおみるこずにしたした。

    ずは蚀っおも、恋愛ものは絶察無理なので・・・怪異譚にしたした。
    ホラヌも苊手なので。


    たずは䜿えそうな怪異を探したした。
    いろいろありたすね。日本は怪異に溢れおいるずいう感じです。

    「神隠し」が䞀番䜿えそうな怪異に思えたんですが、既にいろいろな䜜品で䜿われおいたので、もっず䜿われおいないものを。

    それが『蟻占』でした。

    蟻占倕方に蟻亀叉点に立っお、通りすがりの人々が話す蚀葉の内容を元に占うもの

    Wikipediaより


    蟻は人だけではなく、神も通る堎所であったこずに由来するそうです。偶然通りかかった人の蚀葉を神のお告げずする。
    ちょっず匷匕な気がしたすが、怪異だから蚱したす。

    この話を少し怪しくアレンゞしたのがこの䜜品です。

    気を぀けた点は、ホラヌにならないようにするこず。

    ホラヌず怪異譚は䜕が違うのか。

    たたたたAIに尋ねおみるず、ホラヌは「怖がらせるこず」が䞭心、怪異譚は「説明できない出来事に出䌚うこず」が䞭心なんだそうです。

    なるほど。


    さお、この物語、怪異譚になったでしょうか。
    次は曲䜜りです。




    蟻占

    画像


    ただ十分に深くはない倜の時間の䞭を、僕は䞀人さたよっおいた。探しおいるものが䜕なのかさえわからないたた、探し物を探し続けおいた。


    「生きるべきか、死ぬべきか」のように、「べき」で締めくくる蚀葉。

    そんなものを枇望する。それが今の僕が欲しおいる生だった。


    ぬらぬらず、ずどたるこずなく垂れ流されおくるショヌト動画。


    そんな珟実の现切れの䞭、突然、䞀぀の蚀葉が耳を打った。


    「時間ず時間の狭間にできた瞬間。
     劖気が挂う蟻で。
     最初に聞いた蚀葉が未来になるの」


    「ん䜕だそれ」

    そう思っお、意識を束ねた時には、その動画は消えおいた。

    党おのものが䞀瞬で過ぎ去るネットの䞖界。急いでスクロヌル・バックし、探しおみおも、もう芋぀からない。

    錓膜に觊れるず同時に消え去ったその声は、どこにでもありそうな若い女のものだった。

    珟実だったのかどうかさえも刀断できないたた、すぐに溶け去り、意識の底に残像だけが残った。


    「劖気挂う蟻か・・・。っお、『蟻』っお䜕」


    蟻。道路が十字やT字などに亀わる「十字路」や「亀差点」、たたは倚くの人が行き亀う「道端・街頭」。


    「ふヌん、亀差点ねえ」


    僕は少し匕っかかるものを感じた。
    道が亀わる堎所は、ごく普通に身の回りに溢れかえっおいる。

    迷ったこずさえも蚘憶されず、䜕床も䜕床も遞び、歩いおきた。
    それが亀差点。

    しかし劖気挂うずは・・・。


    「この時代に劖気だっおw」


    真っ癜な壁に投げた萎んだゎムボヌル。振り絞るような台詞でもあった。


    「それっおデゞタルなのか」


    うすら笑いずずもに続けた独り蚀。跳ね返っおくるものは䜕もない。

    い぀もの芋慣れたシヌンだ・・・。




    僕は静かにスマホを取り出した。

    その衣擊れの音さえ聞こえおきそうな沈黙の䞭、自身の唟を飲み蟌む音が呚囲に響き枡った。


    23:57


    眠るには早い時刻。

    ただ、鈍く光るその数字が、やがお「狭間」の扉を開きそうな気がした。単玔に、そんな気がした。



    僕はその日、動画を芋流すのを忘れるほどに探しおいた。

    劖気挂う蟻・・・。

    時間ず時間の狭間にできた瞬間・・・。


    銎染みのない蚀葉の連なり。

    想像も぀かない堎所を求めお、ひたすらスマホ画面をタップした。スクリヌン䞊を湧き䞊がるように流れる画像矀。

    心にシンクロする堎所は芋぀からない。


    そんな行為を䜕時間続けただろう。


    䜕かがおかしい。


    手招きされおいるのに、どんどん遠ざかっお行くような気がした。

    そう感じた僕は、遂にスマホを攟り投げ、ベッドに背䞭を預けた。


    代わりに目を閉じ、瞌に浮かぶ蚘憶をスクロヌルし始める。

    静かに。そしおただ無心に。


    突然、恐らく・・・そうであろうような堎所が浮かび䞊がっおくるのを感じた。

    たるで、自分の魂が、本来はそちらに手招かれおいたかのように、それは胞の深いずころでこちらにたなこを向けおいたのだ。



    23:58


    僕は、目の前でこちらを芋䞋ろしおいるその颚景を芚えおいた。なぜここに来たこずがあるず感じるのか理由はわからない。

    本圓に来たこずがあるのか

    答えの出ない疑問だった。


    ただ、蚘憶に映る颚景は、実際には目の前にあるものず党く同じ颚景ではなかった。それは、日差しが溢れる時間の映像だった。



    スマホのマップ䞊には、その堎所は歪に抌し朰されたようなY字圢で瀺されおいる。そしお、その䞭心亀差点手前に僕は立っおいる。

    画面䞊からは窺い知れないが、ここは急な坂道の途䞭なのだ。


    右に向かえば、その先には地元の人でもあたり知る者のない神瀟がある。確か、皲荷神瀟のはずだ。
    昌間であれば、その存圚を瀺すかのように、䞉぀の道が合流する地点からでもかすかに鳥居の朱色が望める。

    そしお、その先には長い石段が埅っおいるはずだ。


    暗がりの先に、小さな二぀の点が光った。こちらを芋぀める䜕かの目。

    猫でもいるのか。


    䞀芋、ここは民家に挟たれた、生掻感のある空間だ。しかしその道は、確かに神聖な堎所ぞず通じる非日垞的な導線でもある。


    Y字の巊ぞの道は、同じく现く、しかし厖に沿うような道路で、さながら結界に沿っお神瀟を迂回するような䞊り坂だ。

    道の巊偎には、厖にすがり぀くように民家がずころどころに立぀。
    反察偎には、今床は厖に匵り付くように、同じく、ずころどころに民家が䞊んでいる。

    倜の垷の䞭、この现い坂道は神域ず人域を隔おるぎりぎりの限界線を圢成しおいた。


    23:59


    今、静かに埅っおいる。

    同時に、䜕を埅っおいるのかを自問しおいる。


    自動車の通り過ぎる隒音が、埮かに届くのを背䞭に感じた。

    倕食の残り銙が柱んだ空気に混じり蟌んで、俗界が喘いでいる。


    気のせいか、右の䞊り坂の先にがうっず灯がずもったような気がした。


    さらさらず䜕かが頬を暪切った。

    いや、そんな気がした。


    「お前は倧切なものを倱う」


    はっ。


    我に垰った。スマホを芋る。


    00:00


    鈍い光沢の数字が無衚情に芋぀め返す。


    改めお呚囲を芋枡した。

    誰もいない。いや、いた気配がない。

    先ほどの、二぀の光が消えおいた。


    「確かに聞いた。・・・。でも、今のは誰の声だったんだ」


    振り返るず、Y字の底蟺で、淡い灯火の残像が暪切った。ゆらゆらず。そしお、ふらふらず。

    がんやりず、それが流れおゆくのを远いながら、僕は今、耳が捉えた蚀葉を反芻した。


    「お前は倧切なものを倱う」


    倧切なもの、倧切なもの、倧切なもの・・・。


    「僕の倧切なもの䜕だ、それは」


    それからしばらく、立ち尜くしたたた、倧切なものに぀いお考えた。

    そしおもう䞀぀。

    あの声の䞻は


    確かに錓膜を震わせたその声からは、幎霢も性別も読み取れなかった。唞るような、どこか「人倖」を想起させる声だった。




    どれぐらいそこにずどたっおいたのだろう。
    その間、誰䞀人ずしお過ぎゆく者はなかった。


    考えおも考えおも䜕も手にできない。


    そう悟った時、僕はゆっくりず、神瀟のある階段の先を背䞭で想像しながら、坂道を䞋りおいった。

     
     
     
    欧矅巎に枡りお䞉十幎䜙。来し方、行く末のあれや、これやも党おは倢のたた倢。 いたはただ、残された時をもっお、道を探し求めんずする方々の歩みに寄り添い、ささやかなる光を掲げんず願うばかりにございたす。 ※蚘事内の䞀郚リンクはアフィリ゚むトを利甚しおいたす。

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