”願い”まで頑張らなくていい
「どうしても叶えたい。」
そう思うほど、うまくいかないことはありませんか。
私は昔から、願いも頑張って叶えようとしてしまうタイプでした。
実は先日、上高地で小さな出来事がありました。
私自身、それを上高地で一つのプリンから教えてもらいました。
上高地の「河童のプリン」
先日、旅行ツアーで上高地へ行ってきました。
実は、上高地への旅行は昨年に続いて二度目。素敵な景色をもう一度見たい、と思っていたのはもちろんですが、実は、私が一番楽しみにしていたのは、河童橋…ではなく、河童橋の近くにある上高地ホテル白樺荘の「河童のプリン」。

昔ながらの固めで少しビターなカラメルソースのクラシックスタイル。
もちろん、味は最高に美味しいのですが…、実は、私のお目当ては、プリンが入っているガラスの器。
シンプルなのに、おしゃれ。
大きさもちょうどよく、使いやすい。
昨年初めてここで出会って、気に入って持ち帰り、愛用していました。
実は、家族の分も欲しい、と思い「あと3個あればいいのになぁ…」と心の中で願っていました。
今年、旅行の話が出たときに、迷わず上高地が入っているツアーにまた行こう!とリクエスト。
でも、いざ実際に念願の「河童のプリン」を手に入れられるチャンスを目の前にして、3個買うかどうか、心が揺らぎました。2個はここで食べられるとしても、あと1個、どうしよう…と。
真面目な人ほど、「後悔しない選択」を探す
レジの前で、
「やっぱり、2個より3個買っておけば後悔しないかな。」
「でも一日持ち歩くのは大変だよね。」
「ここで3つ食べるのも無理。」
「いや、せっかく来たんだから買った方がいい?」
財布を持ったまま、
何度も心の中で会議をしていました。
真面目な人ほど、
「あとで後悔したくない。」
「せっかく来たのだから。」
「今しかない。」
と、一番正しい答えを探し続けてしまいます。
「ま、いっか」の軽さが ミラクルを呼ぶ
「ま、2個でもいっか。」
ふとそんな思いが降りてきました。
「本当は3個欲しい。けど、今回は2個だけにしておこう。あと1個はまたどうするか、また考えよう。」
そう思って、2個だけ頼みました。
そして、白樺荘の前のカフェテリアで、目のまえの河童橋を眺めてまったりしながらプリンを食べていました。
ふいに、「あら!ここにいたの?」大正池から歩いてきた同じツアーに参加していた快活な女性の声。
そして彼女が合流する友達を待つ時間、一緒にカフェで過ごす流れに。
上高地に来た目的が ”河童のプリン” という話をすると、「私も食べてみたい! ね、どこにあるの?」と言われたのです。
その瞬間、「あれ…?」心の中で、小さく何かがつながりました。
「もしかして、あの願いが叶うかもしれない。」
”願い”は握りしめなくていい
そして、目のまえには3個のガラスの器が並んでいる。
この出来事で改めて感じたのは、
願いは持っていい。でも、握りしめなくていい、ということ。
「どうしても!」
「絶対に!」
そんなふうに力が入ると、心も視野も狭くなって、思いに粘着性のものが乗ってきます。
一方で、「そうなったら嬉しいな~!」
そんな軽やかな願いは、思いがけない形で叶うことがあります。
これは特別な力ではなく、心に余白があるからこそ、偶然や人とのご縁に気づけるのかもしれません。
執着を手放すと、人生は軽くなる
私たちは、頑張ることは得意です。
頑張ることは悪くありません。
でも、
願いまで力づくで叶えようとしなくていい。
そう確信できた出来事でした。
絶対に3個手に入れなければ!と執着して買っていたら、1個余って持て余していたところでした。
願いをポーンと空へ投げたら、
あとは景色を楽しみ、人との出会いを楽しみ、忘れて今この瞬間を味わう。
すると人生は、ときどき想像以上に素敵なプレゼントを届けてくれます。
「どうしても。」
「絶対に。」
そんな気持ちで握りしめるほど、心は少しずつ固くなります。
反対に、「そうなったら嬉しいな。」くらいの軽さでいると、
人とのご縁や偶然にも気づきやすくなる。
今回の出来事は、それを私に教えてくれました。
あの日、私が持ち帰ったのは、3つのグラスだけではありません。
『願いは、握りしめなくても叶うことがある。』
そんな小さな確信も、一緒に持ち帰りました。
願いまで力づくで叶えようとしなくていい。
今日、ほんのちょっとだけ、願いをポーンと空へ投げてみませんか。
あとは目の前の景色を楽しみ、出会った人との時間を味わう。
すると人生は、思いがけないプレゼントを、そっと届けてくれることがあります。
