
課題図書2025「森に帰らなかったカラス」(小・高)で読書感想文を書くコツ byせたがや作文教室 ※ネタバレあり
時は、大事に世界大戦が終結した後の1952年。
終戦から、まだ12年しかたっていません。
外国のおはなしで、しかも実話がもとになっていて、周りの人との会話にも、日常のやりとりとして、戦争の話がちらほらと登場します。
主人公である11歳のミックのお父さんも出兵の経験のあるのです。
お父さん、パブの常連客など、主人公の周りの多くの人が、戦争に従軍した経験があったり、戦死した友だちのことを語ったりと、「戦争の傷跡」はまだまだ残っている時代です。
主人公のミックは、ある日森で、ニシコクマルカラスのひなを見つけます。
上を見ると、木の上にカラスの巣があります。
しかし、ひなを巣に返すことはできません。
ミックは動物好きな少年で、イヌやネコ、ウサギなど、いろんな動物を飼っていました。ニシコクマルカラスのひなを家に連れて帰ると、お父さんが傷にはちみつを塗って、けがの手当てをしてくれます。
ひなを飼うことも、お母さんはブツブツ文句を言いながらも、許してくれます。お父さんは鳥小屋を作ってくれます。
ミックによって救われたニシコクマルカラスは、両親や友だち、両親が働くパブの常連さんたち、駅長のサンプソンさんなど、町中の人々にその存在が知ることとなりました。
「とても愛されるカラス」「愛すべき存在」として描かれている人気者カラス。名前はジャックです。
なんだか、今の日本では考えられない「歓迎ぶり」ですね。
ジャックと名付けられたカラスは、
日本のカラスとは、ちょっと違うようです。
襟元に灰色の差し色が入っていてかわいらしいですし、鳴き声も日本のハシブトガラスのように、「ガアガアガア」ではなく、「キュン、キュン」とと、とても愛らしいからかもしれません。
両親が働くパブで、マスコットのように人気者になるジャック。
町中の人気者です。
ただ、ジャックを育て、飛行訓練をするなど、ジャックを育てている部分ばかりを書くと、この読書感想文は失敗します。
それよりも、感想を書くべきところは、本を読み進めながら、「こころが動いた部分」、つまり、おお! とかすげえ! という部分。
低学年、中学年ではそのようにお伝えしてきましたが、高学年では、