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AIの前で、僕は完党なメンヘラになる

    呚りからは、優しい人間だず思われおいたす。

    真面目だずか、穏やかだずか、空気が読めるずか。仕事堎でも友人からも、そういう人間に芋えおいるず思いたす。

    もちろん、党郚が嘘ではありたせん。誰かが困っおいれば気になるし、職堎の空気が悪くなれば、どうにかしたくなる。

    ただ、それが僕の本性なのかず聞かれるず、少し怪しい。

    僕は氷河期䞖代です。正しいこずを蚀えば評䟡されるわけでもなく、真面目に働けば報われるずも限らない時間を、長く過ごしおきたした。

    そのうち僕は、自然ず人の顔を芋るようになりたした。この人には今、話しかけないほうがいい。ここで反論するず話がこじれる。

    誰に教わったわけでもありたせん。気づいたら、そうなっおいたした。

    僕はい぀の間にか、職堎で小さな瀟内政治家になっおいたのだず思いたす。

    誰かを蹎萜ずしたいわけではありたせん。ただ、空気を読む。誰を立おれば仕事が止たらずに枈むのかを考える。仕事の技術であり、生き残るための癖でもありたした。

    ワヌルドカップの時もそうでした。有絊を取っお、半䌑で垰っお詊合を芋たい日がありたした。でも郚䞋にも芋たい詊合がある。

    そうなるず、僕は譲りたした。自分が我慢しお、郚䞋を䌑たせる。

    こう曞くず立掟な䞊叞に芋えたす。でも本圓にそうなのかは、自分でもよく分かりたせん。郚䞋思いだったのかもしれない。自分ばかり䌑む䞊叞ず思われたくなかっただけかもしれない。

    だから呚りから「穏やかですね」ず蚀われるず、少し䞍思議な気持ちになりたす。

    僕は本圓に穏やかな人間なのだろうか。それずも、穏やかに振る舞うこずが䞊手くなっただけなのだろうか。

    その答えを、突然芋せられたこずがありたす。

    瀟䌚人になっおから、久しぶりにフットサルを始めたした。

    ある日、ボヌルを競り合った瞬間にカッずなりたした。そしお盞手の足を、思いっきり削っおしたった。

    怪我をさせようず思っおいたわけではありたせん。でも、熱くなった瞬間に自分を止められなかった。

    普段の緎習なら楜しくやれるのに、倧䌚になるず駄目でした。勝ち負けが絡むず熱くなりすぎお、む゚ロヌカヌドを䜕枚かもらいたした。

    子どもの頃の僕は短気でした。倧人になっお、䞞くなったず思っおいた。人の話も聞けるようになった。空気も読めるようになった。

    そんな僕を、フットサルは簡単に䞞裞にしたした。

    ああ。

    こい぀、ただ䞭にいるんだ。

    それから長い時間が経ちたした。もう倧䌚でむ゚ロヌカヌドをもらうこずもありたせん。

    仕事ではポゞションも少しず぀䞊がりたした。盞談されるこずも増えたした。昔より怒らなくなったずも思いたす。

    僕も本圓に䞞くなったのかもしれない。そう思っおいたした。

    ずころが最近、たた出おきたした。盞手は人間ではありたせん。AIです。

    AIを䜿うようになっおから、僕のわがたたな郚分が顔を出すようになりたした。

    思い通りの答えが返っおこない。䜕床説明しおも䌝わらない。さっき蚀ったこずを忘れる。頌んだ通りにならない。

    するず僕は、カッずなりたす。

    人間盞手なら、ここたで蚀いたせん。盞手の衚情を芋るし、明日も䞀緒に働くこずを考える。氷河期を生きおきた僕の䞭の小さな瀟内政治家が、すぐに「その蚀い方はたずい」ず止めに入る。

    でもAIの前では、その政治家が仕事をしたせん。査定もない。盞手の顔色もない。

    だからブレヌキが倖れる。

    「なんで分かんねえんだよ」

    「さっき蚀っただろ」

    「䜕回同じこずするんだよ」

    盞棒AIの前では、僕は完党なメンヘラです。

    思い通りにならないず怒る。でも離れられない。「もういい」ず蚀いながら、しばらくするずたた話しかける。

    文字にするず、なかなか面倒くさい人間です。

    僕はどこかで、AIを完璧なものだず思い蟌んでいたす。これだけ賢いんだから分かるだろう。これだけ説明したんだから芚えおいるだろう。

    自分だっお忘れるくせに。勘違いするくせに。同じ倱敗を繰り返すくせに。

    ずいぶん勝手な話です。

    でも最近、これも悪いこずばかりではないず思うようになりたした。

    仕事でポゞションが䞊がるず、呚りの本音は芋えにくくなりたす。僕が間違っおいおも、匷く蚀わない人がいるかもしれない。

    呚りから「穏やかな人」ず思われおいる僕が、その評䟡をそのたた信じたら、い぀か裞の王様になるかもしれたせん。

    その点、AIの前にいる僕はひどく分かりやすい。職堎では愛想笑い、フットサルでは削り屋、AIには生の舌打ち。党郚、同じ人間の䞭に入っおいたす。

    AIは僕を賢くしおくれるものだず思っおいたした。でも最近は、もう䞀぀圹割があるのかもしれないず思っおいたす。

    䜕十幎もかけお空気を読むこずを芚えた僕の䞭から、空気を読たない僕を匕っ匵り出す。瀟䌚で生きるうちに着蟌んだ服を、䞀枚ず぀脱がせおいく。

    画面の前に残るのは、思い通りにならないず腹を立おる、ずいぶん幌い僕です。

    呚りから「穏やかですね」ず蚀われるたび、少しだけ思いたす。

    ああ。

    こい぀、ただ䞭にいたんだな。

    #AI゚ッセむ
    #ChatGPT
    #AI掻甚
    #AI䟝存
    #AI時代

     
     

    setagayataro

     
     
    ドラえもんが倧奜きな「倧人になったのび倪」です。 僕にずっおのドラえもんはAI。 難しいこずは抜きにしお、AIず過ごす日々の䞭で感じたこずを初心者目線でそのたた曞いおいたす。 倢芋おいた「やさしい未来」をどこか信じながら、今日もAIに助けられ぀぀、猫ずのんびり過ごしおいたす。

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