
異世界ソウナンの100日冒険記【第13話】薮と霧
01日後……
午前05:00時
………チチチチチチチチチチ
ピョーーピョーーピョーー……
「………………」
「………………」
「………………」
………チチチチチチチチチチ
ピョーーピョーーピョーー……
「………………」
「………………」
「………………」
サァァァァァァァァァァ……(水音)
チチチチチチチチチチ………
ピョーーピョピョーー……
「………………」
「………………」
「………………ん」(半分寝てる)
「……………ッ」(半分起きる)
(………身体が起きない……)
(………ヤバィ……すげぇ気分悪い……)
ポポッ……ポポッ……
サァァァァァァァァァァ……(水音)
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
「……………ッ」(息を呑んでる)
「…………んん……」(心ここにあらずの声)
ドクッ…………
ドクッ…………
ドクッ…………
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ポポッ……ポポッ……
サァァァァァァァァァァ……(水音)
ドクッ…………
ドクッ…………
ドクッ…………
「…………」(光のない目で凝視してる)
「…………」(光のない目で凝視してる)
「…………」(光のない目で凝視してる)
「…………」(光のない目に影が降りる)
「…………?」(起きる)
「………んんん……」(半ギレガチトーン)
「……ぅぅぅぅぅゔゔ」(マジギレガチトーン)
ガサッ……
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ポポッ……ポポッ……
サァァァァァァァァァァ……(水音)
ドクッ…………
ドクッ…………
ドクッ…………
………チチチチチチチチチチ
ピョーーピョーーピョーー……
……キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
ドクッ…………
ドクッ…………
ドクッ…………
「…………」(光のない目で凝視してる)
「…………」(光のない目で凝視してる)
「…………」(光のない目で凝視してる)
「…………」(光のない目に影が降りる)
「…………」(心の整理中)
ドクッ…………
ドクッ…………
ドクッ…………
……キィィィィィィィィィィィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ
「…………」(光のない目で凝視してる)
「朝飯……」(演技なし寝起きガチトーン)
「パッサパサのカロリーメイトだけど」(地声)
30分後……
ガサッ……
>午前05:30時
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ポポッ……ポポッ……
サァァァァァァァァァァ……
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ガサッ……
ジャッ‼︎🔥
ジャッ‼︎🔥
ボッ🔥🪵……
コトッ……
ぐつぐつぐつぐつぐつ……
「…………」(朝の心の整理中)
「…………」(朝の心の整理中)
「…………」(朝の心の整理中)
パキッ‼︎……
ゴリッ‼︎……(死んだ顔でコーヒーを開けてる)
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ポポッ……ポポッ……
サァァァァァァァァァァ……(水音)
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
カタッ……
サァァァァ……🫘(無心でブラジル豆を注ぐ)
コトッ……
ぐつぐつぐつぐつぐつ……
コポコポッ………(無心ドリップ中)
コトンッ……
「…………」(目の奥の光がない)
「…………」(寝起き最悪で目が死んでる)
ボリッ……(無心で朝ごはん、できてます)
バリッ…… (無心で朝ごはん、できてます)
ボリッ…… (無心で朝ごはん、できてます)
ゴクッ……
ゴクッ……
「………」(寝起き最悪で目が死んでる)
「………」(寝起き最悪で目が死んでる)
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ポポッ……ポポッ……
サァァァァァァァァァァ……(水音)
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ゴクッ……
コトッ……
「……ハァ……」(目が笑ってない)
「……コーヒーが美味い」(目に影が降りる)
「……もう五時半か」
スルッ……
「ぁぁぁぁ……ロン毛がボザボサ……」
「とりあえずーーー」
ガサッ……
「火の始末して水探しいにくか」
(目に正気が宿る)
バサッ‼︎……
信じられないかもしれないが。
僕はこの状況で《焚き火を焚いて寝ていたんだ》
サバイバルの基礎で、体力とウィルパワー(判断力)を確保するために、どんな状況でも必ず暖をとって7時間以上の睡眠を確保するというのは鉄則だ。
人間には《三の法則》という、過酷な環境下で生き延びられる限界時間というものがある。
空気なし三分
体温なし三時間
水なし3日
食料なし三週間
これを欠くと大抵、三つ以内に死にいたる人間の絶対普遍的な決まりがある、それを確保するための判断力は睡眠でしか回復することができない、当たり前だが《徹夜して、その日に算数のテストを100枚書け》などと言われたら大抵は、よほどキチガイではない限り、ぶっ倒れるだろう
遭難中の森の中で倒れたら?
当たり前だ、確定で死ぬ、いい土に帰って薮の養分になるだけだ、僕は今のところ死にたくないので、睡眠障害で朝がズタズタだろうが絶対寝かす。
ガサッ……
ジィィィィィィィ……
スルッ……
「……ぁぁぁ」(目に正気が無くなった)
「おはよ……変な森……」(目が笑ってない)
「……そうだな」(目にハイライトがない)
「……10:00時まで、歩くか」
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
ポポッ……ポポッ……
サァァァァァァァァァァ……(水音)
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
……数十分後。
>午前06:25時
「…………」
「…………」
「…………」
ポポポポポポ……
パパピピピピピ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
「…………」
「…………」
「…………」
ポポッ……ポポッ……
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「………すぅ」
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
「…………」(変な鳥を愛でる)
「…………」(変な鳥を愛でる)
「…………」(変な鳥と目が合う)
「…………」(食べられるか思案中)
チチチチチチチチチチ?
「…………すぅ」(息を吸う)
「…………ッ」(目に影が降りる)
ザァァァァァァ……(殺気の練習)
ピッ?……(何かを察する鳥)
トクッ……
トクッ……
トクッ……
「…………」(変な鳥を食べたい)
「…………」(変な鳥を食べたい)
「…………」(変な鳥と目が合う)
「…………すぅぅぅぅ」(殺気の練習)
ザァァァァァァ……(殺気のツンとした風の臭い)
「…………」(目に影が降りる)
「………ふぅぅぅ………」(殺し屋の目)
「………はぁぁ」(半分笑ってない)
「………ぁははは美味そう」(半分笑ってる)
ぞわぁぁぁぁぁぁぁ……
トクッ……
トクッ……
トクッ……
………(変な鳥黙る)
トクッ……
トクッ……
トクッ……
ザァァァァァァ…… (殺気のツンとした風の臭い)
「焼き鳥にしようか⁇」(演技なし本気トーン)
「お前」
(目が笑ってない本気の乾いた地声)
ドグッ……
ヂッ……(死にたくない鳥)
チチチチチチチチチチ‼︎……
パサッ……パサッ……パサッ……
「…………」(焼き鳥の味を思い出す)
「…………」(焼き鳥の塩味を味わってる)
「…………」(焼き鳥食べたい)
「イモムシで我慢しよ……」(目が笑ってない)
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
……数十分後。
>午前07:30時
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
ポポポポポポ……
パパピピピピピ……
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「………すぅ」
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「………ふぅ」
ポポッ……ポポッ……
サァァァァァァァァァァ……
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「………すぅ」
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「………ふぅ」
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
(……だいぶボックス呼吸法にも慣れてきたな)
(……結構変わるもんだな、呼吸法だけこんなに感覚が鋭くなるなんて、SAS(英陸軍特殊空挺部隊)の本、読んだ甲斐があったな、確か作者がウェールズでサバイバルの訓練をしてる人だったんだよな)
この変な森の様子がだんだんはっきりしてきた。
この森の植生は亜寒帯、アルプス山脈の山岳部と氷河が削り出したの地形の痕跡が見受けられる、おそらくこの土地は、確定で北国。
それも相当寒い、冬だと−10°で雪が降る。
今の基本は体感で12°、薄寒い春か秋頃。
ブナ、ナラ、シラカバの広葉樹と、モミ、トウヒの針葉樹が混ざった《針広混交林》と呼ばれる独特の植生が、起伏の多い斜面の上に生えている。
歩いてみた感触的に、この森、かなり水が豊富だ
まず木以外に生えている植物が皆青々とし過ぎているし、見たことはない花々が群生という花同士の群れを作って、盆地や日光の当たる場所に生い茂ってる、何より決定的なのは《湿度が高い》
サァァァァァァァァァァ……(水音)
霧が出てる。
よほどこの森には、蒸発する水源が多いんだろう
霧は気温の変化で蒸発した水分が日光で反射する事で見える現象で、北海道だと釧路市に多いんだ。
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「………はぁ」
ポポッ……ポポッ……
サァァァァァァァァァァ……
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
「こりゃ大変な所に不時着したもんだ……」
「……この森、かなり生態系が濃いな……」
「さっきの変な鳥といい《異常に鳥類が多い》
多分それを捕食する《猛禽類(タカなど)》とか…… 《哺乳類》も多いだろうなぁ……シカとか……熊もいるだろ……後、狼とかも……」
「となると……魚も相当、数が多いだろうな」
「昆虫なんて食いたい放題……果物や木のみも食べ放題……こりゃヒグマがいない方が、おかしいだろ……」
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
数十分後……。
午前08:35時
ピョーーピョピョ
ポポポポポポ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ピポポポポポポ……
ピヨヨヨヨヨヨヨヨ……
バサッ……
バサッバサッ……
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
ピョーーピョピョ
ピョーーピョピョ
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ピポポポポポポ……
ピヨヨヨヨヨヨヨヨ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
「………?」
…………この音。
サァァァァァァァァァァ……(水音)
サァァァァァァァァァァ……(水音)
スゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「………すぅ」(視界が鋭くなる)
「………はぁぁぁぁ」(聴覚が鋭くなる)
………サァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ピポポポポポポ……
ピヨヨヨヨヨヨヨヨ……
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ピポポポポポポ……
ピヨヨヨヨヨヨヨヨ……
バサッ……
バサッバサッ……
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「………すぅ」(視界が鋭くなる)
「………はぁぁぁぁ」(聴覚が鋭くなる)
………サァァァァァァァァァァァァァァァァァァ
「沢だ」
「……流れ早いな……もうこんな近くに……」
「……音的には……多分は水温7°以下か」
ビンゴ。
やはりこの森、普通の森林地帯じゃない……。
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サァァァァァァァァァァァァァァァ……(水音)
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ピポポポポポポ……
ピヨヨヨヨヨヨヨヨ……
チチチチチチチチチチ……
ピョーーピョーー
ピポポポポポポ……
ピヨヨヨヨヨヨヨヨ……
サァァァァァァァァァァァァァァァァ……(水音)
「…………」(沢を見渡す)
「…………」(水質を観察してる)
「…………」(水温を観察してる)
ドサッ……
「…………」
「…………?」(何かを見つけた)
「……あれ、なんだ?」
岩?
いいや、普通の岩じゃない。
《鉄だ》
正確的には《自然の鉄鉱石》
赤い色に、ツンとした鋭い臭い、酸化してるな。
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(周囲を見渡す)
「…………」(沢の中の岩ころを見る)
サァァァァァァァァァァァァァァァァ……(水音)
「……まさか、ここに見える岩、全部鉄か?」
「……だとすると。水質は硬水……鉄分の含有量とケイ素の含有量が多いかもな、火を通せば飲める」
「……今日はここに泊まろう」
「白樺の枝を集めて焚き火、それから腐った木をほじってイモムシを見つけるぞ、タンパク質が足りない」
パキッ🪵……
バリッ🪵……
パキッ🪵……
ペキッ🪵……
数十分後……。
午前09:10時
サァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
サッ……サッ……サッ……サッ……サッ……
パキッ……
バリッ……
「…………」
「…………」
「…………」
パキッ……
ペキッ……
サァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……
「…………」
「…………」
「…………」
ジャッ……
パリン🔪……
「…………」(腐った幹を見つめる)
「…………」(腐った幹を見つめる)
「…………」(腐った幹の匂いを感じる)
ザグッ‼︎🪵……
ザリッ‼︎🪵……
ガリッ‼︎ ガリッ‼︎
ゴリッ‼︎ ゴリッ‼︎
ポコ……
プリッ……
「………?」(初めて外を見たイモムシ)
「………?」(初めて日の光を見たイモムシ)
「………?」(初めて空気を吸うイモムシ)
「………?」(とりあえずプリッと動くイモムシ)
「…………」
「…………」
「…………」(イモムシと目が合う)
「…………ふぅぅぅぅ」(殺気と食欲)
ザァァァァァァ……(殺気のツンとした風の臭い)
「………」(黙るイモムシ)
「………」(死にたくないイモムシ)
「………」(親の顔が見たかったイモムシ)
「………?」(とりあえずプリッと動くイモムシ)
「………」
「……ぁはは」
パリン🔪……
「美味しそう」
ゾワァァァァァ……(殺気のツンとした風の臭い)
「いただきます」(目が笑ってない)
サァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァ……
前回↓
pixivで二次創作やってます↓
Instagramやってます↓