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SHOGUN BURGER:富山の焼肉屋が「和牛バーガー」を始めたら、世界6位になった話

直営+国内FC+海外4か国。SHOGUN BURGERが「肉の信用」を世界通貨に変えた3つの構造 ※写真はイメージです


SHOGUN BURGERは「おいしいだけのハンバーガー屋さん」ではありません。富山の老舗焼肉店が持っていた"肉の技術と仕入れ力"を、世界で売れるフォーマットに組み替えたブランドです。なぜ地方の飲食店が海外4か国に展開できたのか。多言語サイト、ご当地バーガー、FC構造、スマッシュ製法。それぞれが別々に見えて、実はひとつの設計図の上に乗っています。その設計図を、独自視点で、読み解きます。飲食業の方にも、ブランドや事業を考える立場の方にも、何かが刺さるはずです。

セオドアアカデミー独自まとめ


SHOGUN BURGER
トリプルチーズバーガー / Triple Cheeseburger 3,280円

名物モンスターバーガー。和牛のパティと濃厚チーズを3枚重ね、野菜をなしにした肉を存分に味わえる和牛バーガー。おすすめです!


富山から歌舞伎町、そして世界へ

2016年、富山市の繁華街に7坪の小さな店が開きました。

屋号はSHOGUN BURGER。運営するのは、1987年創業の老舗焼肉店「焼肉ハウス大将軍」を持つ株式会社ガネーシャ。2代目社長の本田大輝氏が、家業を継いだあとに「世界に通じるブランドを作りたい」と立ち上げた新業態です。

本田氏はインタビューの中で語っています。「焼肉屋を継いだとき、このままではローカルで終わると思った。世界に向けるなら、誰でも食べられるフォーマットが必要だった」と。

焼肉は、テーブルと煙と滞在時間と、それなりの作法が要ります。海外の方に「網で焼いてください」と言うのは難しい。でもバーガーは違う。片手で持てる。写真を撮れる。説明しなくても食べ方がわかる。「Wagyu Burger」と書けば、海外の人にも意味が伝わる。

出発点は、焼肉屋の弱点の克服でした。


「SHOGUN」という名前が持つ情報量

ブランド名の選択は、戦略の表れです。

「大将軍」を英語にするとき、「DAISHOGUN」ではなく「SHOGUN」にした。理由は明快です。「SHOGUN」は海外で説明不要な言葉だからです。映画や歴史で知られたこの単語は、日本らしさ・強さ・格式を一語で伝えます。一方で「DAISHOGUN」は外国人に発音しにくく、意味も伝わりにくい。

公式サイトが日本語・英語・韓国語・簡体字・繁体字・タイ語の6言語に対応していることも、この方針の延長線上にあります。SHOGUN BURGER公式サイト 訪日観光客はGoogle MapやInstagramで飲食店を探します。そのとき多言語の導線があるだけで、来店前の心理的な壁が下がる。さらに海外のフランチャイズ候補者に対しても、「このブランドは海外を本気で見ている」というシグナルになります。

名前と言語設計。この二つで、すでにブランドの射程が決まっていました。

今回概要まとめ図

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