
期待してないふりをして、期待してる
期待してないふり、
結構うまいと思う。
「別に大丈夫」
「気にしてないよ」
って顔しながら、
本当は少し期待してる。
小さいことから、
大きいことまで。
ランチに誘った時、
喜んで来てくれるかなとか。
プレゼント選ぶ時も、
これ好きそうだなとか、
喜んでくれるかなとか考えてる。
だから、
断られたり、
思ってた反応じゃなかった時、
地味に傷つく。
別に、
相手が悪いわけじゃない。
でも、
自分が思ってるほど、
相手は同じ温度じゃなかったんだなって、
勝手に寂しくなる。
たぶん私は、
人との距離が近い。
世間でいう親友みたいなこと、
普通にしちゃう。
相手が喜びそうなこと考えたり、
傷つかないように気を遣ったり、
困ってたら助けたり。
それが普通だと思ってた。
できる人が、
できない人を助けるのは当たり前だと思ってた。
昔は、
自分が少し無理しても、
相手が喜んでくれるならそれでよかった。
でも、
現実はそんな綺麗じゃなかった。
優しい人より、
利用する人の方が多いって思う時もあった。
気づいたら、
自分ばっかり我慢してたり、
与える側になってたり。
最初はwin-winだと思ってたのに、
途中から、
なんで私ばっかりって苦しくなる。
だから、
「あの時あんなにしてあげたのに」
って言葉が嫌い。
だったら、
最初からしないでほしかったって思う。
優しさじゃなく、
貸し借りだったんだって悲しくなる。
でも、
ずっと一方通行だと、
苦しくなるのも分かる。
期待するのって、
結局見返りなのかなって考える時もある。
そうやって、
人との温度差に疲れていくうちに、
“優しさ”
そのものも、
少し苦手になっていった。
誕生日プレゼントも、
お土産も、
おすそ分けも、
返して返されてを繰り返してると、
だんだん義務みたいに感じる時がある。
気持ちでやったことなのに、
いつの間にか
「返さなきゃ」
になってる。
ありがとうって、
思ってないわけじゃない。
でも、
優しさがルールみたいになると、
急に苦しくなる。
最近は、
営業スマイルみたいな顔で、
少し距離を取るようになった。
期待も、
感情も、
見えないように。
本当は感情をなくしたいわけじゃない。
ただ、
相手に入り込みすぎると、
自分まで苦しくなる。
だから、
心を持っていかれないようにしてる。
会社もそう。
本当は、
世界にはもっとたくさん人がいるって分かってる。
ここだけが全てじゃないって、
頭では分かってる。
でも、
毎日同じ人と顔合わせて、
同じ空気の中にいると、
その狭い世界が全部みたいになる。
だから、
温度差とか、
孤独とか、
小さいことでも結構傷つく。
それでも、
分かり合える人がほしいって思ってる。
お互いがお互いを思えて、
無理しすぎなくて、
win-winでいられる人。
そんな人がいたら、
ここまで人との距離感で悩まなかったのかな。
でも、
距離感を間違えてきたのも、
求めすぎてたのも、
たぶん私なんだと思う。
相手にとっては普通でも、
私は勝手に特別にして、
勝手に傷ついてた。
それでも。
好きでいてくれる人とか、
「あなたがいい」
って言ってくれる人が、
どこかにいたらいい。
本当は、
期待したいわけじゃなくて。
安心したかっただけなのかもしれない。
▼「本当は頼りたいのに、どこかで信じきれない」
https://note.com/sensai_yohaku/n/nc4f1caebb502