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【従来資格を生せる】データマネジメント試験のサンプル問題科目B

    このNoteでは、新資格「データマネジメント試験(仮)」の令和8年サンプル問題科目Bを解説します。

    私は全問正解でした。でも、たった2問ですからねぇ。

    2026/07/26現在。公開問題は2個だけ、シラバスもまだなし。問題傾向は勿論、専門用語すら把握できません。

    でも「問題文の記載に厳密に解く」のは、従来資格(SG科目B, APやSC)の解法そのままです。>長文問題を解く6つのテクニック

    また、データベースの基礎知識(Iパスレベル)・AI開発の基本手順(Iパス/FEレベル)が組み込まれてる感触もしました。

    データマネジメント資格は、ビジネスパーソン向け/入門的な資格の3つ目です(Iパス, SG)。まだ新しい資格で不安ですが、チャンスでもあるので、他資格とシナジーを高めて対応したいです。

    それでは始めましょう!


    私のNoteは600記事以上あります(2026/07/26)。
    >全Noteへのリンク


    問1 | 言葉を芋づるしていく

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    正答はウ(営業部, マーケティング部, 営業部, 営業部)。

    問題文の記述を探して忠実に解きます。>長文問題を解く6つのテクニックNote⓪

    【空欄a】について。表3-1「データ品質の問題を~報告」する先は、表1-4「データの品質に疑義がある場合~データオーナーに問合せや改善要望を行う」。「データーオーナー」は、表1-1「品質・意味に対する責任を負う」のは「最初にデータを生成した部門」。今回のデータは表2「営業部」によるもの。

    【空欄b】について。表3-2「Bさんが~データに対して独自の習性ルールを適用してレポートを作成する」は、表1-2「独自の修正を加えてレポートを作成した場合、実施した部門が~データオーナーとなり、その品質や内容に対する責任を負う」ので、Bさんが所属する「マーケティング部」(表2上の問題文)。

    【空欄c】について。表3-3「意味欄に該当しない値が発生しないよう」に責任を負うのは、表1-1「データオーナー」。表1-1「意味に対する責任を負う」ので。

    【空欄d】について。表3-4「データカタログの意味欄を正しい状態に」するのは、表1-3後半「各データの意味~各データのデータオーナーが行う」より、表2よりデータオーナーは「営業部」。



    用語チェック | AIを意識している

    「データオーナーシップ」は、データの責任所在のこと。データの品質やアクセス制御や改訂など管理/維持する。


    「(データ)クレンジング」は、データの誤り/表記揺れ/欠損/外れ値を修正/削除/整形する作業。よくAI分野で、学習データを収集した後、キレイにする作業として行われ、AI学習にぶち込みます。

    IパスのAI絡みは前提にしてそうです。
    >【Iパス】AI1:AIの事例Note
    >【Iパス】AI2:AI特有の技術Note
    >【Iパス】AI3:AI自然言語処理Note
    >【Iパス】AI4:AI/IoTブームの新用語Note


    「データ基盤チーム」は、全社的なデータ活用を支えるシステムの構築/運用を専門的に行うチーム。データの中身というよりは、入力ソフトの仕様とか、データの連携など、仕組みの設計/開発/維持管理をする感じ。




    問2 | データベースの実践

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    正答はオ(二, 五)。

    表2下の問題文に書かれた「根本的な課題」は、「同一顧客のECサイトと店舗の購買実績をひも付けることができず」。

    紐付けって、大抵は「ID」ですね。データベースで複数表を結合する時も「主キー」を使ったように。「主キー」は「一意制約」と「非NULL制約」を持ち合わせた項目。

    ダメなら「名前」。でも同性同名があるから、「電話番号」や「住所」を併せる。早々別人と一緒にはなりませんから。いわゆる「複合主キー」。


    表1(仕様)や表2(結合結果例)を見てアタリを付けます。


    空欄a | 第一の候補「ID」は使えない

    表1「顧客ID」。両データの主キーなので第一候補。もちろん一意制約+非NULL制約。

    しかし型が違う(数値型/文字列型)。表2で「10234」と「S0010588」全然違う。IDの差(25811-10234=15,577, 23145-10588=12557)も違うし、順番もバラバラ(EC:情報一郎<基本花子<経済次郎、店舗:経済<情報<経済)。関連も推測も無理。

    これが、紐づけできない「根本的な課題」=【空欄a】。(二)「ECサイトと実店舗~顧客IDが~販売チャンネル横断の顧客識別子(=紐づけするキー)として機能しない」。



    空欄b | 「電話番号」が使えそう

    では「暫定対応」。ID以外で個人を特定する。一意制約は勿論、できれば非NULL制約もあって欲しい。なるべく全員、多くの人を紐づけしたい。

    1番目の候補は表1「電話番号」。一意制約+非NULL制約で主キーっぽい。形式が違う(ハイフンのあり/なし)は、簡単な加工で統一できるので問題なし。

    でも、電話番号変わることはある。

    ただ一意制約で別人と被る登録は弾いてる。

    でも、ECサイトで登録した人=店舗会員に登録した人とは限らない。氏名など別データでも検証は必要だろう。

    実際表2をみると。3人とも電話番号が共通だし、顧客名も同じになっているので、たぶん同一人物として正しく紐づけできてそう。メアドも一緒だし。



    空欄b | 「メアド」は「電話番号」より使えなさそう

    2番目の候補は表1「メールアドレス」。一意制約はあり、でも非NULL制約なし。

    表2で経済次郎の店舗データのメアドは空欄。メアドで紐づけはできない。



    空欄b | 「顧客名」は使えないって明記あり

    3番目の候補は表2「顧客名」。でも同性同名や結婚/離婚で変更があり得る。

    また表2注記2「ECサイト顧客名および店舗会員顧客名は、~同姓同名の存在や~データ結合のキーとしては使用できない」なので、”使ってはダメ”と主張してる。



    空欄bの結論

    以上より、
    ❶IDは全然使えない。
    ❷電話番号は使えそう。ただし紐づけた後に名前やメアドなども同じか確認は必要。
    ❸メアドは電話番号よりはダメ。NULLがあり得るので、紐づけできない人が出てしまう。
    ❹顧客名は使ってはダメ(表2注記2)。

    【空欄b】に入る「暫定対応」は、(五)「電話番号をキーとして」結合すること。



    他選択肢を考察(一)

    (一)「電話番号のデータ形式が統一されていない」

    でも、表1と2を見れば分かる通り「ハイフン」を使う/使わないを統一すれば、すぐに解決します。

    紐付けできないことへの、(解決が難しい)根本的な課題とは思えない。



    他選択肢を考察(三)

    (三)「メールアドレスは、~NULL許容とされており、実データにも未入力が含まれている」のは事実(店舗会員データの方では)。

    「一意性制約」はあるので、他人と重複はしない、でも未入力(空欄, NULL)がある。

    たしかに課題ではあります。でも、未入力の人の紐付けを諦めれば、データ結合キーに使えはするかな。

    紐付けできないことへの、(解決が難しい)根本的な課題とは思えない。



    他選択肢を考察(四)

    (四)「顧客IDをそのまま結合キー」とするのは、表2を見るに無理。全く関連性がないのでダメ。すでに議論済み。



    他選択肢を考察(六)

    (六)「メールアドレスをキーとして両データを統合」は、表1の店舗会員データ側で「NULL許容」にて、未入力があり得る、紐付けできない場合が多数あり得る。

    (三)で議論した通り。未入力の人の紐付けを諦めれば、データ結合キーに使えはしそう。

    (五)電話番号の方がもうちょい適切。



    用語チェック | データベースの基礎

    「データプロファイリング」:データの中身を調査/分析して、構造/品質/特性を要約/評価する。

    形式/方の確認、統計量算出、NULLやゴミデータの有無、キーとしての特性(一意性など)やパターン/傾向などを考えます。

    問題文表1下にも「データプロファイリングを行い、両データの全権を対象に、各項目の未入力(NULL)の有無や値の傾向を確認した」とあり。


    Iパス/FEレベルのデータベース用語が登場しました。

    「一意」:ある1行(レコード)を特定できること。例えば、学籍番号だったら1人を特定(識別)できますね。

    「主キー」:ある1行(レコード)を特定(識別)するための項目(列)。例えば学籍番号、顧客IDなど。「主キー制約」 = 一意制約+非NULL制約

    「一意性制約」=「一意制約」:他の行との重複を許さな

    「NULL不可」=「非NULL制約」:空白を許さない

    Iパスレベルの基礎は理解しておきたいです。
    >【Iパス】データベース1:基本用語
    >【Iパス】データベース2:モデルや操作の用語
    >【Iパス】データベース3:設計の用語
    >【Iパス】データベース4:正規化の演習
    >【Iパス】データベース5:統合・集計の演習
    FEのSQLは不要でしょうが念のため。
    >【FE】SQL(SELECT文はこれだけでOK)
    >【FE】SQL(SELECT文以外)
    こんだけ一度見ときゃ大丈夫でしょう。




    まとめ

    お疲れ様でした!

    データマネジメント試験は、まだサンプル問題が公開されただけです(科目A:3問, 科目B:2問だけ)。今後、シラバスが公開されたら、まずは「試験ならではの用語」からまとめていきたいですね。あと公開問題ももっと欲しい所。

    とはいえ、SG科目BやAP/SCのように、問題文の言葉/記述に忠実に解答すれば正解/合格はできる感触でした。
    >長文問題を読む6つのテクニック
    >長文問題を解く6つのテクニック

    今後もIPAから公式発表/公開があれば、トレースしたいと思います。

    このNoteが少しでも参考になったら嬉しいです。

    ではまた。


    IPA試験とG検定のNoteを沢山準備してますので、良かったら覗いて頂けたら嬉しいです。>全Noteへのリンク

     
     
    大学・専門学校の先生の解説Note。 学生時代にITパスポート試験・基本情報技術者試験・応用情報技術者試験を独学で高得点合格。情報処理安全確保支援士試験(セキスペ)・データベーススペシャリスト試験・ネットワークスペシャリスト試験・G検定なども取得。 2027年にPD-S受験予定。