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【登録セキスペ】平成31年度春期午後2問1の解説(情報処理安全確保支援士試験)

    このNoteでは「セキスペ平成31年度春期午後2問1」の解説をします。

    模範解答に至る道は勿論。粘り方・別解・部分点の範囲・今後の試験に備えた補強など、専門学校で授業しきれなかった部分も全て詰め込んでます。


    迷う点はありますが、基礎と過去問演習をしていれば合格はできます。

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    設問2, 6(1)(2)(3)の言語化がキビシイでした。設問5(3)も難しく、でも別解幅はありそうでした。時間一杯粘りましょう。


    私はSCPMIIを97点で独学合格し、IT専門学校で授業しています。このNoteには、授業で教えていること以上の情報を詰め込みました。

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    一所懸命に作ったので、信頼して下さったら嬉しいです。

    それでは始めましょう!


    ※午後2は午後1の解法スキルを前提としています。必ず午後1の演習を充分やってから、体力作りに午後2に取り組んでください。

    ※新SCは午後1本化された令和5年秋以降を指します。
    >【SC:92, 86, 97点の学習ノート】ガチ勢の登録セキスペ合格勉強法


    読み

    設問1の【空欄a】が3頁目最後(実質4頁目)なので、解き始めが長いです。問題文を読む前に、必ず設問1と【空欄a】周辺を読み"目的"を設定してください。>長文問題を解く6のテクニックNote(1)

    この節では読んでいて気になった点を挙げます。

    読みながら設問のヒントを探し、解きで読み返しをスムーズにするためにマーキングし、セキュリティ的に怪しい点も見つけておきます。>長文問題を解く6のテクニックNote(2と3)



    図1ネットワークの違和感

    ネットワーク図は問題選びの時点でさえ見て下さい。解く時も最初に見て下さい。>長文問題を読む6のテクニックNote(5)

    注記までは見なくても良いですが、気になったら/サーバ名が分からなかったら見てもOKです。理解できない点を残すか、解く時に改めて見るかのバランスは、過去問演習で身に付きます。


    図1で気になった点。

    • FW1とFW2の負荷がスゴそう
      全部署が本社にあるのはまぁ普通とはいえ、工場まで抱える状況。全通信がFW2に集中し、インターネットもFW1に集中。最近はプロキシやDNSをクラウド化する出題が多い。

    • 工場とルータ間の回線はなんだろう
      国内とはいえ遠隔地っぽいので、今までの出題では「閉域網」が一般的。通信事業者のサービスとはいえ、契約者は他にもいるので、「IP-VPN」で暗号化するのが普通。ルータにVPN機能があるのかな。でも図1に簡単に書かれてるから、設問には絡まないだろうなぁ。

    • イントラポータルサーバは何だろう。
      社内向けの検索orグループウェア的なものかなと想像はできますが、今後問題文に明記あればマーキング→なかったですが。

    • 問合せPCは何だろう
      →注記に記載ないので保留。3頁中段に記載あり。四角囲みでマーキング。>長文問題を読む6のテクニックNote(3)


    ベーシック認証は要警戒

    2頁末「イントラポータルサーバは、認証サーバと連携して、ベーシック認証を使用」。

    ベーシック認証ってID, PWDが平文なので盗聴されると一発アウトなんですよね。>【NW】HTTPベーシック/ダイジェスト認証Note

    マルウェアに感染してパケット盗聴され、利用者ID, PWDを窃取され、なりすまし。最悪ポータルサーバの管理者ID, PWDもあり得ますね。



    無線LAN-APの良さ

    2頁末~3頁頭。無線LANのアクセスポイント「W-AP」の接続制御は「登録済みMACアドレスをもつ端末」に限定。良い。

    更にIEEE802.1X認証で、認証サーバとも連携とのこと。

    ただわざわざ「EAP-PEAP」と明記してるのが気になる。5種類ぐらいありますから…。個人的には「EAP-TLS」が一番大事かな。>【NW】EAPのNote

    • EAP-MD5:サプリカントのみ認証(サーバ認証はしない)。チャレンジレスポンス方式。

    • EAP-TLS:認証サーバとクライアントの双方でディジタル証明書を使う。

    • EAP-TTLS:まずサーバ認証してトンネル確立し、その後にクライアント認証をする。サプリカントソフトの導入が必要。

    • EAP-FAST:TTLSと同じ。ただし無認証モードがある。

    • PEAP(EAP-PEAP):EAP-TTLSに同じ(少し幅が狭い)。



    仕様表にないので忘れないように

    「プロキシサーバでは~全てのアクセスについて、アクセスログを取得」。マーキング。通常は表にまとめられるので見つけやすいが今回は見つけにくそうだから。

    マーキングしてると、"プロキシサーバのログってどうなってたっけ"と思った時に、すぐ見つけて解きに入れます。



    問合せメールの学び

    問合せメール。添付ファイルなしは良い。

    ただテキスト形式なのか限定はない。HTML形式ならスクリプト埋め込みがあり得る。>【Iパス】メールの形式Note

    「メールは破棄される」は学び。「送信専用のメールアドレス」も学び。問合せPCからメール以外のアクセスができるのか明記がない。



    表をスキップする

    表1, 2はスキップしました。覚えきれないし、解く時に詳しくチェックするので。>長文問題を読む6のテクニックNote(6)

    ただ送信元or/and送信先が「全て」「許可」になっていたら、怪しいので▶印。>長文問題を読む6のテクニックNote(3-3)

    また「ログ取得」で「しない」があっても要警戒の▶印。



    L7FW機能 今回も今後も絡む

    4頁「L7FW機能」は必ず出てくるはずなので四角囲みマーキング。>長文問題を読む6のテクニックNote(3-1)

    また今後ノーヒント問題へ流用できます。4頁表2下「ペイロードの内容に基づきアプリケーション層での通信の挙動を分析し、マルウェアの動作に伴う不正な通信を検出して遮断できる機能」
    >長文問題を解く6のテクニックNote(6)




    設問1ab | シンプルこそベスト

    正答は
    a:FW1
    b:プロキシサーバ


    たぶん予想ついた方が多いですね。"外部に本当に送信されたかはFW、端末を特定するにはプロキシサーバ"だと。

    とはいえ、しっかり裏を取ります。予想つかなかった方も解き方を身につければOK。

    【空欄a, b】はログの話。問題文から"ログ"を探します。

    3か所。プロキシサーバ(3頁頭)、FW1(表1)、FW2(表2)。3頁頭。「プロキシサーバでは~全てのアクセスについて、アクセスログを取得」。前節でマーキング済み。
    表1と表2の右端に"ログ取得"項目あり。


    【空欄a】は4頁末「N社から当該通信が発信されていた」かを確認する。送信先IPアドレスがC&Cサーバかを見たい。よって、会社からの出口であるFW1。

    表3の送信元IPアドレスは、プロキシサーバですが、詐称もあり得るって話かと(IPスプーフィング)。FWからちゃんと出てたかなと。


    【空欄b】は5頁頭「通信を開始した端末を特定するため」に確認する。送信元IPアドレスを知りたいので、プロキシサーバ。

    FW1はダメ。プロキシサーバを経由したインターネットへの送信は、FW1では送信元IPアドレスは全てプロキシサーバになっているので。


    【空欄a】【空欄b】は分かり易い方から考えてOK。迷ったら、両方ともFW1かプロキシサーバして片方拾いましょう。




    補強 | 許可/拒否の両方ログ取得する

    FW1表1とFW2表2の右端に"ログ取得"項目あり。しかも"許可""拒否"も両方でログ取得"する"

    どちらか片方だけだったら要注意。

    例えば、FW2表2項番1で拒否されたログから、マルウェアなどが直接インターネットに出る通信が拒否され漏えいが防がれたこと/不審な送信があったことが分かります。

    FW2表2項番2で許可されたログから、プロキシを経由する賢いマルウェアによる通信を分析できます。攻撃が成立したのを認識した後の調査で必要です。

    拒否は攻撃を無事防げた記録で重要ですが、許可も重要です。攻撃が成立した時は、FW通過を許可した通信の中から攻撃を探すので。>平成26年春午後1問2の解説Note




    補強 | 中継後の送信元IPアドレス

    設問1で、プロキシサーバを経由してFW1に到達したパケットの送信元IPアドレスは、端末ではなくプロキシサーバになると伝えました。プロキシサーバが一旦受けて、FW及びインターネットに再送信しているイメージ。

    これが通常です。

    ただ、過去問で"中継しても送信元を特定できる設定"が出題されました。「X-Forwarded-For」を使います。>平成28年秋午後1問3設問3(2)dの解説Note

    • Max-Forwards:経由できるプロキシの最大数

    • Proxy-Authorization:プロキシ認証への認証情報

    • Referer:遷移前に見ていたWebページのURL

    • User-Agent:Webブラウザの情報

    • X-Forwarded-For:プロキシを経由する前の送信元IPアドレス

    セキスペで、HTTPのリクエスト/レスポンス/ステータスコード・Cookieの各属性・電子証明書の記載内容は大事ですね。>まとめNote(企画中*)




    演習では別解も考える

     
     
    大学・専門学校の先生の解説Note。 学生時代にITパスポート試験・基本情報技術者試験・応用情報技術者試験を独学で高得点合格。情報処理安全確保支援士試験(セキスペ)・データベーススペシャリスト試験・ネットワークスペシャリスト試験・G検定なども取得。 2027年にPD-S受験予定。