
星と風 《詩》

「星と風」
薄い雲が均等に水平線を包む
雲は柔らかな反射によって湾内の
海面に様々な色彩を並べる
そこには光が狂暴に飛躍している
昼とは違う景色が広がっている
残された僅かな光の粒が
風を受け海面を流れている
夕暮れ時の海 岬の突端にある灯台
微かに揺れて変化する波の稜線
湿気を含んだ風が君の髪を揺らす
彼方の雲の切れ目から
トローリング ボートが現れ
海面に白い線を描き進んでいく
君は星と風が好きだと言った
何にも代え難い幸福は
今 ここにある
夜の月 海面に映る輝く星に乾杯
ビーチの白い砂に重なる波は
淫らで美しい
守りたいって言ったのは
もう離さないって決めたから
僕の未来が見えるとしたなら
それは君と一緒に居る時だけ
風に吹かれて星を見上げた
もっと強くもっと真っ直ぐに
