
FM COCOLO 住宅 エルダー・レジデンス
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関西でラジオのダイヤルを回していると、ふと、耳心地のよい上質な洋楽が流れてくることがあります。
大人のためのミュージックステーション、FM COCOLOです。
阪神淡路大震災をきっかけに誕生した外国人向け放送局がその役割を終え、FM 802へと引き継がれ、かつて若者だった世代のために鮮やかに生まれ変わりました。
それは「自分たちのための音楽」を求めていたエルダー層の心に深く寄り添い、確かな支持を集めています。
「エルダー層」とは
退職前のベテランや、シニアの手前の世代(50〜64歳頃)を指します。この世代は子育てが一段落して経済的に余裕があり、旅行や自己投資など消費活動に積極的な傾向があります。
しかし、翻って「住まい」の現状に目を向けると、この世代はいわば“置き去り”にされているのが現状です。
子育て世代でもなく、不動産投資家でもない。かといって、シニアレジデンスへの入居はまだ早い。
住宅産業や金融機関のスポットライトから外れてしまったこの世代の多くは、かつて子育てのために選んだ家に住み続けるか、あるいは自力で理想の住まいを模索するほかありません。
ですが、メディアで見かけた設計事務所や施工業者に頼り、自己資金で家を建てたりマンションをリフォームしたりして、どこか違和感を抱いてしまうケースも少なくないのです。
理由は明白です。
どれほどデザインが素敵でも、創り手の世代が違えば、感覚も異なるから。本物や上質を知る大人の感性と、いずれ訪れるシニアライフへの地続きの安心感。その両方を、いまの住宅市場は描ききれていないのかもしれません。