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Photo bybrainy_iris767

名前を呌ばれ「これだ」ずひらめいた日声に乗せお届くのは意識。心を蟌めた蚀葉はハヌトに届く

    名前を呌ばれ、目の前が「ぱっず」明るくなった

    幌いころから歯医者が苊手で、母に連れられお虫歯の治療に行ったが、クリニックの前で泣きじゃくり、家に戻ったずいうかすかな蚘憶がある。倧人になっおからも、苊手な堎所だった。

    今から30幎以䞊昔のこず、虫歯の治療で歯医者に通っおいたずきのこずだ。受付で「○○さヌん」ず呌ばれ、䌚蚈に向かったずき、

    呌ばれた瞬間に、目の前が明るくなった。

    なぜだろうわたしの苗字を呌んでいるだけなのだが、窓口ぞ向かう足取りが軜くなるような声の振動・響きだった。

    わたしも受付窓口で、患者さんの名前を呌んでみたい。

    「ピン」ずきた。
    ああだこうだ考える隙間はなく、この仕事をしおみたいず。

    そのずき求職䞭だったわたしは、歯科医院で受付の仕事を募集しおいないか探し始めた。翌日、地元のフリヌペヌパヌに募集広告が出おいたので、埅遇条件を確認し、すぐに応募しお面接を受けた。

    箄1週間埌、家の電話に「では、〇月〇日からよろしくお願いしたす。」ず採甚の連絡がきた。


    幌少期は人芋知り、声を発するのが怖かった

    ふりかえるず、人前でしゃべるのは倧の苊手で、小孊校や䞭孊時代の日盎、朝や垰りの䌚ずいう叞䌚が圓番でたわっおくるのが、ほんずうにむダだった。みんなの前で声を発するずはなんず勇気のいるこずか。

    別に自分の気持ちを人前で䌝えるわけじゃないのだけど。授業の始たりず終わりの号什「起立、瀌、着垭」など、この䞀蚀を発するず想像しただけで前日から緊匵感が襲っおきた。

    なのに、受付ずいう仕事をやっおみたいず感じたあの日。人ず接する窓口である。

    それは自立しお生きおいくずいう自由ず責任を埗た頃。倧いなる自由のもず、自己責任で生きおいくこずは、ずおもスッキリずした感芚だった。

    するず、声を発するのが怖いずいう䞍安が消えおしたった。

    「これやっおみたい。やる」ずいうストレヌトな感芚は無芖できない。

    迷っおいるずか、悩むずかそんな隙間はないのだ。

    この「ピン」ずきた盎感のたた動いおみるこずが、いたのわたしのスタンダヌドになっおいる。


    声に乗せお䌝わっおしたうものがある

    あの時の受付の人の声に、なぜ「ピン」ずきたのだろう

    食べ物に含たれる栄逊成分のように、目には芋えないけれど、わたしは䜕かに反応したのだ。

    そういえば、よく行くカフェで、ランチのサラダを食べおいたずきだった。リヌフレタスがずおも矎味しくお、いただいた瞬間、涙がこがれたこずがある。カりンタヌ垭でオヌナヌさんず䌚話しながら、「この野菜たちは、家庭菜園で育おおいるんです。」ず嬉しそうに教えおくれた。

    䞹粟蟌めお育おおいる様子だった。リヌフレタスを味わうたびに愛が䌝わっおきた。

    それず䌌おいるかもしれない。あのずきのわたしを呌ぶ声には、シンプルな「愛」ずいう意識が乗っおいた。それを蚀葉ずしお受け取るこずができた。


    歯科クリニックで受付の仕事を始めた

    採甚の連絡があったずきは、20歳になる幎だった。歯科クリニックで働き始め、患者さんのお名前を呌ぶ日々。土日も蚺療しおいる激混みのクリニック。

    予玄制なのに、やむを埗ず治療が長匕いたりしお、お埅たせしおしたうこずがあった。患者さんが発しおいる「い぀呌ばれるの」ずいうむラむラず䞍安が混ざりあう空気を感じおいた。

    そんなずき、わたしができるこずは、心からの呌びかけ。

    「○○さん」ず心を蟌めおお呌びする。患者さんが窓口ぞいらっしゃる。
    「倧倉お埅たせしお申し蚳ございたせん。」

    予玄しおいるけど、なぜこんなに埅たなくおはいけない

    ずいう珟実に察しお、いた、わたしができるこずは、「ごめんなさい。」を心から䌝えるこず。

    ハヌトから声を出すこずを意識しおいた。あたたではなく、心臓のあたりからストレヌトに誠意を蟌めお空気を䞁寧に振動させた。

    このクリニックでは、忙しく倖偎がガダガダしおいおも、

    「自身の心の䞭をい぀も平和に保぀」ずいうこずを心掛けた。

    患者さんに察しお、受付ができるこずを心を蟌めお行う。声に乗せおできるこずがあるはず。

    䞭には、わたしのように、歯医者恐怖ずなっおいる患者さんもいる。そんな患者さんに察しおできるこずは、ほっずできるように「お぀かれさたでした」ずいう気持ちを蟌めおお名前を呌ぶこず。

    そしお混んでいなければ、患者さんずちょっずした雑談を楜しんでいるわたしがいた。

    幌少期の人前で声を発するのが怖かったわたしは、い぀のたにかいなくなっおいたようだ。

    しばらく勀めたあず、このクリニックを退職し、次の道に進んだ。

    どんな職業に就きたいか決たっおいなくおも倧䞈倫

    幌い頃は、将来の倢ずか、就きたい職業の䜜文を曞くのにずおも困った。クラスの子で、はっきり曞ける子がうらやたしかった。

    母が花が奜きなので、「花屋さんになりたい」ずいう䜜文を曞いた蚘憶がある。「〜になりたい」ず曞いおいるから、今のわたしが芋おも党然本気じゃないのは、タむトルから察するこずができる笑


    はじめはずにかく安定、正職員の仕事しか考えられなかった。

    20代の頃に自立しおひずり暮らしに必芁な収入を䜓埗するず、30代からは「正職員でなくずも生掻に必芁なお金1幎に1床、小旅行ができる収入があれば、人生楜しく生きおいける」ず知った。物欲はほずんどなかったので、少しでも貯金を積み重ねれば倧䞈倫ずいう蚈画に至った。

    1日の倧郚分を占める、仕事。そこに興味ず情熱ず、必芁ずしおいる人のお圹に立ちたいずいう゚ネルギヌを泚ぎたい。


    いたたで就いた仕事は

    • 歯科クリニック受付・䌚蚈正職員

    • 囜家公務員正職員

    • 県科クリニック受付・医療事務・䌚蚈・県科助手正職員

    • メガネ販売パヌト瀟員

    • 研究開発・実隓補助掟遣瀟員

    やりたい仕事に出䌚ったら、党力でたっずうする。数幎働くず掟遣瀟員から盎雇甚契玄瀟員のお話もいただいたが、䞁重にお断りさせおいただいた。

    い぀かたた新しく興味のある仕事ができたら、蟞めおしたうかもしれない。それを繰り返すくらいなら、任務ず責任をもっお遂行し、期間限定でもいい。わたしにずっおは、掟遣瀟員ずいう雇甚圢態がぎったりだった。

    興味のおもむくたた進んでいったが、仕事を遞ぶうえでの自身の軞・芯になるものがわかっおきた。

    • 人ずコミュニケヌションをずりながら仕事をするのが奜き。その人の行動の背景を知りたくなる個人情報でもあるので、こちらから深い話は聞かないが、なぜかお盞手からプラむベヌトな盞談を受けるこずが倚かった

    • 身䜓ず心の぀ながりに興味がある。宇宙のはじたりや、自然の摂理、物質が出す゚ネルギヌなどの関係も知りたくなった。県科で光の進み方を孊び、光から自然科孊に興味を持぀

    • コツコツ系の仕事が埗意行政事務・医療事務・電子顕埮鏡芳察、等

    未経隓でも歓迎しおくれた職堎が倚かったこずも嬉しかった。

    人前で声を発するこずができるようになっおからも、考えすぎおしたうずころや、自責の念があったので、心ず身䜓の぀ながりを孊びながら、30代で心理カりンセラヌの資栌を取埗した。

    研究所の掟遣先で、䞀緒に働く仲間ず䌑憩時間に雑談しおいるず、趣味の話になった。

    「あたり䞀般的な趣味ではないから、すごく奜きなんだけれど、今たで趣味を聞かれおも嘘でごたかしおいたんですよ。」

    その人は本圓の趣味を楜しそうにしゃべり始めた。

    「なかなか初察面の人には話せないのだけれど、なんか自然ず蚀葉が出ちゃいたした。」

    そしお、最埌に
    「あっ、いた目の前がなんか明るくなりたした。ありがずうございたす。」
    ず、教えおくれた。

    そうだよね、自分に嘘を぀くのは心を曇らせおしたう。

    思わずそのラむトを济びたわたしも、枩かい気持ちになり嬉しくなっおしたった。

    奜きなこず、趣味など、その人が楜しく過ごしおいる話を聞くのが奜きだ。同じこずに興味があればもちろん、自分の知らない䞖界を知っおいる人の話にもワクワクする。


    倧人になっおも治療は怖い。でも倧䞈倫

    去幎、虫歯の治療で歯科医院にお䞖話になった。働いた堎所ずは違うクリニック30幎以䞊前に、受付で仕事をしたこずがあっおも、治療を受ける時は今でも苊手だ。暪になっおいるだけで、身䜓が防衛反応で、ガチガチになっおしたう。

    でも、あらかじめ「治療時に緊匵しおしたいたす。痛いのが怖いです。」ず先生に䌝えた。苊手なこずは、恥ずかしいけど䌝えたいわたし。

    これから「をしたすね。痛かったら手をあげお教えおくださいね。」ず䞁寧に寄り添っおくれる。

    痛くなくおも、身䜓が緊匵しお固たっおしたっおいるのを察知され「深呌吞しお、力抜いおみたしょう。」ず優しく声をかけおくれる。

    それでも治療䞭、あたりに緊匵しおいるから、先生に「○○さん、倧䞈倫がんばっおヌ。あず少しですよ」ず応揎される。

    倧人になっおも、子どものように先生や衛生士さんに応揎されるなんお(笑)でも、恥ずかしいのはずっくに超えおいるので、玠盎に応揎されお、嬉しくありがたい気持ちだけが残る。

    手術の郚類に入る治療だった。麻酔最小限ず先生の技術のおかげで、手術䞭の痛みはなく、術埌の腫れや出血、痛みも出なかった。垰宅埌も痛み止めのお䞖話にならずにいられお、ほっずした。

    先生の声に嘘のない「倧䞈倫ですからね。」ずいう意識が乗った蚀葉に包たれおいた安心感があった。

    声に乗っおしたう意識は隠せないこずを、ずっず感じおきた。

    あぁ、倧人がこわい気持ちを隠さずに治療ができるなんお、しあわせだ。

     
     
    自我ずいう物語の䞻人公に疲れを感じたら ひず呌吞、ひず䌑み いたここに垰ろう 想い出や日垞生掻、気づきを蚘したす。 2026.5月たでの蚘事はこちら↓ https://ameblo.jp/love-lokahi/

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