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ハジマルホウエ #6 追伸(エピローグ)

    この手紙は君宛に書いた。
    信じてくれてありがとう。

    ここまで読んだ君は、すべてを「自分ごと」にできていると思うから、君宛ということで間違いないよね!

    読み直してみると、言葉をたくさん並べてしまったから、わかりづらいところがあったかもしれないけれど、最後にもうちょっとだけ自由に書いてみようと思う。


    この手紙を書くことで、僕は自分の人生を振り返っていたようだ。

    昔、経営者向けのセミナーをしたことがあった。
    あの頃の僕も、この手紙の内容と一緒で、「個人の想いの大切さ」について話をした。

    返ってきたアンケートの回答の中の一つに
    「そんなのは理想論だ。」
    と書かれていた。

    それを見た時、僕の心が反応した。
    「あなたたちが理想を描かなかったら、誰が描くんだ!」と。

    いま、その言葉を思い出して、すぐに思った。
    「あ、僕か。」


    僕はとても長い間、いま目の前に広がっている世界が、唯一無二の正しい世界だと思って生きてきた。先人たちが築き上げてきた世界に身を任せてきた。

    本当は意志さえあれば、どんな世界にも変えていくことができる。でも、目の前に広がっている世界の上で生きることに慣れすぎてしまって、「理想の世界」を描くことを後回しにしてしまった。

    いまになってようやく僕は、自分のためにも未来のためにも、僕の想いの一滴を、この世界に落としたいと思った。


    10年くらい前に考えたことがある。
    みんなが自分の“存在意義”や大切な想いを表現し合えると良いなと。

    その頃に発想した僕の大切な言葉や想いをWEBサイト上に書いた。その後も時々見返したり、新しい表現を追加していった。

    君の世界に、まだGoogleってあるかなぁ。もしあったら“主役化計画”というWEBサイトを検索してみてほしい。「全人類」という、けっこう壮大な規模の話を書いているんだけれど、そういう意味で、僕の推しは「人」なのかもしれない。


    最後に言うけど
    この手紙に書いたことが、「いつでも」、「どこでも」、「誰に対しても」正解なわけじゃない。

    でも、この手紙を読むことで出逢った君の中にある想いや言葉を、君の心のテーブルに飾っていくのも良いものだと思うよ。

    そして君の準備ができたその時は
    君の想いの一滴を、この世界に落としてほしい。

    この世界に、一滴の色を付けることさえできれば、誰かにバトンがつながる。僕の手紙を君が読んでくれたように。

    そろそろ向かう準備はできたかな。
    君と、君の世界が始まるほうへ。

    #創作大賞2026 #ビジネス部門

     
     
    これまではキャリア支援やコーチング、組織開発などをやってきました。 でも、「ぼくは何者だろう?」と自問しても、返ってくる答えがそれらではないなと思いました。 思いついたのは「みんなが“次の自分”に出逢い続けるきっかけになりたい。」そういう人に、ここでなれたらなぁと思いました。

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