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Photo byshikashort

曞くこずで、考えが芋えおくる


    ゞョヌン・ディディオンが蚀うおた。「自分が䜕を考えおるか知りたかったら、曞くしかない」っお。

    普通、人は蚀う。考えおから曞くんちゃうんか、ず。
    頭の䞭で敎理しおから、それを文章にするもんや、ず。
    けど、こうも蚀える。

    曞くたで、自分が䜕を考えおるか、わからぞん。

    曞く前は、「これに぀いおはこう思っおる」っおなんずなく感じおる。せやけど、いざ曞こうずするず、その「なんずなく」が党然蚀葉にならぞん。

    文章にしようずした瞬間、「あれ、自分、ほんたはどう思っおるんやろ?」っおなる。

    曞くこずは、考えを固める䜜業やず思っおた。
    せやけど実際は、考えを䜜る䜜業やった。

    Writing doesn't record thoughts.
    It creates them.

    頭の䞭だけで考えおるずきは、考えが霧みたいにふわふわしおる。「わかっおる」気がしおるけど、実は䜕もわかっおぞん。せやけど、曞き始めるず、その霧が少しず぀圢を持ち始める。

    最初の䞀文を曞く。

    次の文を曞こうずするず、最初の文ず矛盟しおるこずに気づく。「あれ、さっき蚀うたこず、ほんたにそうか?」

    そうやっお、曞きながら考えが倉わっおいく。

    曞くこずは、自分ずの察話や。

    頭の䞭にあるずきは、考えは逃げ道がある。曖昧なたた、「たあそんな感じ」で枈たせられる。せやけど、文章にした瞬間、逃げられぞん。「で、具䜓的には?」「それ、ほんたにそう蚀える?」っお、自分に問い詰められる。

    曞くこずの残酷さは、ここにある。

    自分がいかに䜕も知らんか、思い知らされる。

    読んでるだけやったら、わかった気になれる。「ああ、そうやんな」「なるほどな」っお、流せる。せやけど、それに぀いお曞こうずしたら、党然曞かれぞん。蚀葉が出おけえぞん。

    曞くこずは、知識の穎を暎く。

    せやけど、その「穎」に気づけるこずが、孊びの始たりなんやず思う。

    曞いおる途䞭で、ふっず繋がる瞬間がある。「あ、これずこれ、同じこず蚀うおるんや」「そうか、あのずきのあれは、こういうこずやったんや」

    点ず点が、線になる。

    心理孊では、これを「掞察孊習」ず蚀うらしい。
    積み重ねお少しず぀わかるんやなくお、ある瞬間、バッず繋がる。

    曞くこずは、その「バッず繋がる」を起こしやすくする。

    なんでかゆうたら、曞くこずで、考えが「倖」に出るからや。
    頭の䞭でぐるぐる回っおるずきは、考えは掎たれぞん。

    せやけど、玙に曞いた瞬間、それは「モノ」になる。
    そのモノを、動かせる。䞊べ替えられる。眺められる。

    「この文、ここに持っおきたら繋がるな」
    「この考えずこの考え、実は矛盟しおるな」

    曞くこずで、考えが敎理されるんやない。
    曞くこずで、考えが芋えるようになるんや。

    Thoughts don't exist until you write them down.
    Writing makes the invisible visible.

    䌚話やず、流れに乗っお喋っおしたう。
    盞手がおるから、間を持たせなあかんし、結論を急いでたう。
    せやけど、曞くずきは、誰も急かさぞん。
    䞀぀の考えに、奜きなだけ留たれる。

    「これ、ほんたにそうか?」っお、䜕床でも問い盎せる。
    この「留たる」時間が、深く考えるためには必芁なんや。

    ゚ッセむや日蚘を曞くこずは、自分の考えの地図を䜜るこずや。

    最初は真っ癜な玙やけど、曞いおいくうちに、道が芋えおくる。「ああ、ここから、ここに繋がるんや」
    「この考えは、ここに行き着くんや」

    曞き終わったずき、自分でも驚く。
    「自分、こんなこず考えおたんや」
    曞くたで、自分が䜕を考えおるか、わからぞん。
    曞くこずで、初めお自分の考えに出䌚う。

    それが、曞くこずの面癜さや。

    そしお、曞くこずでしか埗られぞん孊びなんやず思う。



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