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【小説】 KUROGO 第3章 撮影開始

    第3章 撮影開始

     僕は依頼のために結構な撮影機材の準備をしていた。そして実際の撮影を行うために試し撮りなどもしてきた。撮影するための身支度にも手間がかかるんだ。その辺も理解をしておいて欲しい。だから少し話を被写体との初対面の前に巻き戻させて欲しいんだ。

     被写体のマンションに到着した時には午後5時を過ぎていた。時間を無駄にしてしまった。今日は挨拶程度に軽く撮影するだけにしておこう。撮影のために結構な準備をしてきたが、それを本格的に試すのは明日以降になる。軽い撮影だとしても、被写体を呼び出す前に撮影準備を始めなければならなかった。カメラスタビライザを装着する。デジタルビデオカメラの揺れを吸収するための装置だ。今回はカメラを身体に固定して、できるだけカメラを持つ負担を軽減しなければならない。スタビライザを身体に固定するために、肩から担げるベストタイプの固定器具を装着する。両肩にホルダーを取り付ける。両肩と腹部で安定させるタイプだ。両肩には肩の形状に合わせて山なりになった肩当がU字に繋つながっている部分が乗る。腹部には脇腹の下あたり2か所にパットが当たる。肩当と腹部のパットは2本のパイプで上下に繋がった構造になっている。そのパイプにカメラスタビライザを固定する。これでカメラは両手を離しても、撮影できる状態に固定される。普通の撮影の場合、三脚にカメラを固定すれば済むが、今回は被写体を追い続けなければならない。しかも被写体を直接見てはならないという条件があるため、カメラを身体に固定せざるを得ないという訳だ。

     カメラスタビライザと固定器具は今回の撮影のために購入した。ネットで検索すると何種類かのスタビライザがヒットするが、自分では使用した経験がないので、どれを選んだらいいのか分からなかった。専門店で相談する手もあるが、専門店というやつは、どうも自分にとっては敷居が高く感じて苦手だ。店員が客を値踏みしてくるような感じがして気に入らない。ここに来るなら、それなりの知識を持って来いと言わんばかりに感じる。あの感じが自分には馴染めない。仕方がないので、知り合いの野外撮影が専門のカメラマンに、どんなスタビライザがいいのか聞いてから購入した。僕が野外撮影を始めるのかと探りを入れてきた。カメラマンの仕事も競争が激しいものだから、競合になるのではないかと心配して聞いたのだろう、室内使用だということで安心させ情報を仕入れた。室内でのスタビライザ使用はめずらしいと興味を感じたようだが、こちらも競合になるのは御免なので適当にお茶を濁しておいた。

     そしてもう一つ用意する物があった。ゴーグルタイプのファインダーだ。カメラのファインダーは効き眼である右眼で覗くため、もう片方の左眼は空いている。通常の撮影では空いた左眼で被写体とその周辺を確認するが、今回の依頼ではそれが許されない。知らん顔をして撮影しようかと思っていたが、依頼人から釘を刺されている。被写体から僕の撮影態度を確認するというのだ。空いた左眼で被写体を見ていれば依頼人に通報されるという訳だ。そこまで被写体を直視しないように拘る理由が理解できない。ただ依頼人はそこに強い思い入れを持っていることだけは認識させられた。僕にはどうでもいいことだが撮影が少しやり辛くなる。まあ我慢できる範囲なので、報酬がいいから受諾しているという訳だ。当初は左眼を隠すために眼帯をつけることにした。しかし普通の眼帯では、瞼ごと圧迫されるので、眼帯を外した後に不快感が残ってしまう。仕方がないので、瞼を抑え込まないようにリング状のパットを眼帯の内側に張り付け、眼を開けたまま眼帯が付けられるように改良した。これなら眼帯を外した後の不快感も軽減される。不都合があればまた何か手を打てばいいだろう。眼帯に関しては自分でも改良に困ることはないだろう。そう考えていた。これで試験的に撮影をしてみた。

     実際にカメラのファインダーを覗いたままで過ごすのは、かなり無理があることが分かった。撮影時間を限れば問題ないが、実際のところ撮影には時間制限がない。被写体がいる場所では常にファインダーを覗きこんでいなければならない。そのためには頭部を固定した状態で姿勢を維持しなければならない。脳の活動にも影響を及ぼすようだ。思考まで頭部の動きに比例した制限を受けるようだ。何かいい手がないものかと思い悩んでいると、ゴーグルタイプの情報機器があることを知った。ゴーグルの内側に情報を投影することができる。これならカメラからの映像をゴーグルの内側へ投影することができる。視点を変えれば外界もそのまま見ることができる。ゴーグルの内側に映し出す映像も、無線で送信すればコードの類も不要になる。技術の進歩は素晴らしい。僕はゴーグル型の情報機器を改良して撮影用のゴーグル型ファインダーを用意することができた。小型のバッテリーを搭載するためにフレームが大きくなり重さも増してしまうが、一日の撮影用としては実用の範囲に収まっている。もう少し軽量化できれば、一般に販売できるレベルになりそうだ。サングラス型が実用化できれば、軽量化だけでなく、被写体に撮影者の視線を意識させることも防げる。誰か出資でもしてくれないだろうか。いずれは、スマートフォンを見ながら彷徨さまよっていた人間が、眼鏡型情報端末を装着したまま彷徨い歩くようになるのだろう。うつむき加減に歩く姿勢が改善されていくことだろう。姿勢は改善されるが、ながら見の危険性が減る訳ではない。結局中毒患者を増やすだけになるかもしれないが……。

     被写体との初対面の時。カメラスタビライザの装着を終えカメラの電源を入れた。そして最後にゴーグルを装着して用意が完了した。玄関のインターフォンで被写体を呼び出した。ドアが開くのをファインダーから眺めている。ファインダーの中に現れた女は、いきなり大掛かりな装備をしたカメラレンズとの対面に驚きを感じたようだった。ドアを開けた瞬間に、レンズに圧倒され後ろに身体を引いてしまった。その驚き方が、あまりにも大げさに感じ、僕は思わずゴーグル越しに頬を緩めることになった。女は学生だと聞かされていた。都会暮らしに慣れてはきたが、まだ少しあか抜けない部分が残っている印象だ。小遣い稼ぎに撮影に応じたようなものだろう。僕も人のことを言えたものではないが、もう少し着るものに気を使った方がいいように思う。このマンションのグレードにも合っていない印象だ。少し場違いな印象だから、近所の住人にお金で囲われていると勘ぐられてしまうのではないかと、少し心配してしまう。まあ、余計なお世話だろうが。

    「あなたがカメラマンの方ですか?」
    「はじめまして、これからしばらくの間、あなたを撮影することになりました」
    「ゴーグル越しの挨拶なのですね」
    「あなたを直視してはならないという条件が付いているのです。失礼かもしれませんが、ご容赦ください。これが仕事なものですから」
    「いえ、いいんです。そう聞いていました。私の方がカメラに向かって、会話するのに慣れていないものですから」

     女は確かにあか抜けない部分は残っているが、よく見ると整った顔立ちだ。全身を把握しようと、カメラを下から上へと移動させる。モデルのようにはいかないが、スタイルも一般人としては、かなりいい線をいっているようだ。依頼人とはいったいどこで、どのようにして知り合ったのだろう。いらぬ好奇心が沸き起こる。あの男の毒牙にかかってしまったのだろうか。あんな男の毒牙にかかってしまったとは、なんとももったいない気がする。もっといい男を捕まえることができるだろうに。これも世間知らずの田舎出の娘だからなのだろうか……。

     僕も都会になじむのに時間がかかった。『もっと濃い色のシャツを着たほうが似合うわよ、あなた色白なんだから……』ファッションには拘りがなかった訳ではない。ただ気おくれがあった。『流行の服を適当に着ても似合わないわよ、自分に合うものを選ばなくちゃ……』何を選んだらいいか分からなかった。自信がないから雑誌のモデルをまねるしかなかった。『いっしょに選んであげるから……』言われるままに身に着けた。着慣れない組み合わせに、初めは照れ臭かったが、それがフィットし始めた。『それ、似合てるわ。センスがいいって言われない?』周りの眼が変化したように感じた。マユミがうれしそうに微笑んでいた……。

     被写体はカメラレンズの動きにたじろいだようだ。自分のスタイルを確認している動きが、あからさまに感じるのだろう。これは気を付けなければならない。カメラを動かさずに被写体の全体像をゴーグル越しに確認することはできるが、撮影用の画像はレンズを通した画像のため、レンズの動きで何を意図しているのか筒抜けになってしまうということだ。そこまでは考えていなかった。被写体はこれも仕事だと割り切ったのか、身体を横に引いて、塞いでいた空間に入り口を作った。

    「中にお入りになりますか? 狭いところですけど……」
    「それでは、上がらせてもらいます。少し大きな荷物がありますが、玄関の脇にでも置かせてください」
    「ずいぶんと、重そうですね」

     女は少し好奇心を持ったようだ。ビデオカメラは、移動しながら撮影できるように、さらに両手を自由に使えるように、両肩に荷重がかかるようにベスト状の器具で固定されている。それが物珍しいのだろう。

    「どうして、こんなことまでして、直視しないようにしなければならないんですか?」
    「それは、僕にも分からないのですよ。依頼人に聞いてみなければね。あなたも理由をご存じないのですか」
    「はい、私は、カメラマンの言うとおりに撮影されなさいと言われているだけですから。カメラマンさんが、こんな状態だなんて、少しも知りませんでした。あ、ごめんなさい。お茶でも入れますね……」

     カメラのレンズはズーム機能付き、もちろんオートファーカス機能もついている。手ぶれ補正機能もあるがスタビライザーには敵わない。ファインダーから眺める世界は、現実世界の一部を切り取ったものだ。カメラから覗いている世界は確かに現実の世界なのだが、カメラによって切り取られた世界は、切り取られた瞬間から現実の世界とも切り離されてしまう。もちろん観念的な世界の話だ。しかしその観念的な世界は、切り取った世界を現実とは別のものとして存在させてしまう。それが芸術というものだろう。現実から切り離された世界は、見る者の感性によってさらに分岐を派生させる。見る者の数だけ世界が産み落とされていく。ズームや被写体との距離を変化させることで、カメラの視界に入る世界が制御される。見える部分が見えない部分を想像させる。または切り捨てることによって忘却をさせることもある。何を見せ何を見せないかはカメラマンの腕になる。このカメラマンの腕によって世界に深みが与えられる。そんな変化に惹かれ僕はカメラマンになった……。

    「わたしは、どうすればいいのですか?」
    「撮影に慣れるために、少しポーズをとってみましょうか」
    「ポーズですか、どんなふうにすればいいのかしら。よく分からないわ」
    「いくつか、見本の写真をお見せしましょう。真似してみてください」
    「うまくできるかしら?」
    「練習ですから、気楽に真似してください」

     素人の物真似は、さすがに惨憺さんたんたるものだった。手も足も身体全体が少しも決まらない。これもまた仕方がないことだ。できればカメラを意識させないようにしたいのだが、素人相手にカメラを意識するなといっても無理があるだろう。カメラのレンズを向けられていれば気になるのは当たり前。いくらレンズ越しとはいえ視線というものを感じてしまうだろう。視線を感じているのに意識をするなといっても無理な話だ。とにかくカメラに慣れてもらうしかない。四六時中カメラのレンズを向けられていれば、しだいにそれが当たり前と感じるようになるものだ。しかしそこまでの状態になるのに、どのぐらいの時間がかかるものだろうか。全くの素人がその状態になるまでには、相当な時間がかかるのではないだろうか。よっぽど自己顕示欲が強い人間ならば、自分からカメラを向けてほしいと望むだろうが、今回の被写体はそこまでの自己顕示欲は今のところ持っていないようだ。自分撮りには慣れていても、その表情は決して自然な姿ではなく、自分をアピールしようとする分そこには作為的な表情が現れる。本来ならポーズなどつけずに、自然に振る舞っているところを撮影したい。しかし最初からそんな状態を作り上げるのには無理がある。だいたい今日がお互い初対面だ。それもカメラ越しの初対面なのだ。自然に振る舞うなどそもそも無理があるだろう。まずは僕のことに慣れてもらうことだ。もしくはカメラのレンズとして意識しないような状態を構築しなければならないのだ。

     会話を続けながら撮影を続けた。相変わらず被写体の女性は、カメラを意識するあまり、表情が硬くなり動きがぎこちなくなっている。プロのモデルのようにいかないのは当たり前だ。しかし、プロのモデルのようになる必要はない。プロのモデルの場合は、自然に振る舞っているようでも、実はカメラに自分の姿がどう捉えられるのかを意識してポーズを作っている。決して自然に振る舞っている訳ではない。被写体の女性に求められるのは、そういうことではない。いかにカメラの存在を忘れ、自分だけの世界に浸りきっていられるかだ。依頼人の要望はそんなところなのだろう。被写体の女性がそんな状態になれるのには、どのぐらいの時間が必要だろうか。被写体とカメラマンが親しくなれば、被写体は自然に振る舞うことができると思うかもしれないが、実はそう簡単なものではない。確かに気を使うことは少なくなるだろう。だからと言ってカメラマンの存在を意識しなくなるものかといえば、そういうものでもない。親しくなればなるほど別の意味で相手のことを意識していることになる。そうなれば完全な自然体という訳にはいかない。これはなかなか難しい問題だ。依頼人はどこまでを期待しているのだろうか……。

     とりあえず今日のところは自然な振る舞いは諦めている。今日は逆に色々なポーズをとってもらうことにした。カメラに撮影されることに慣れてもらわなければならない。自然な振る舞いについては、撮影されることに慣れてから挑戦することにする。とにかく動作に対する要求を出していく。細かいことには拘らない。どうせ無理だろうから簡単な動きを色々試してもらうことにした。振り返っては微笑みを浮かべる。ソファーに勢いよく座り込んで、そのまま身体を投げ出す。俯いてから髪を掻き上げ頭を起こす。あえて最後はカメラのレンズに視線を向ける。そんな撮影を1時間ほど続けた。

    「どんなふうに映っているのかしら」

     自分の姿がどのように映っているのか、さすがに気になるのだろう。しかし下手に見せてしまえば、その酷さにやる気を失ってしまうかもしれない。それに被写体からは撮影した映像を被写体に見せてはならないと言われている。被写体もそのことは分かっているはずなのだが、やはり気になるのだろう。

    「映像はお見せできないのですが、いい線言っていますよ」

     編集でもしなければ、とても見せられる映像ではなかった。それを、そのまま話す訳にはいかない。しかし、被写体も僕の仕草で、何かを感じたようだ。

    「きっと酷い映像なのね……。私じゃあ、やっぱりだめなのね」
    「そんなことはありませんよ。初めての撮影で、ここまでできれば立派なものですよ」
    「御世辞なんていりません。私じゃだめなんです……」

     どうも機嫌を損ねてしまったようだ。今日はここまでだ。よけいな慰めはしないで引き上げることにしよう。

    「また明日、決められた時間に来ますから」

     被写体は苦笑いの表情で僕を見送った。

     被写体のもとから引き揚げて自分の作業場所へ戻った。初回の撮影はおもわしいものではなかった。素人をいきなり撮影しても、まともな映像が得られる訳もなく、特に失望した訳ではない。それでも実物をゴーグル越しではなく、自分の眼で直接確かめることができなかったことが、多少なりとも撮影に影響していたかもしれないと思った。実物を見ていれば、撮影する際の画像の調整加減も違っていたかもしれない。とにかく編集をしてみようと思った。多少なりとも見られたものにできるかもしれない。映像を見るたびに、素人の自分撮り映像のようにしか見えなかった。プロが撮影したはずなのに出来栄えは素人だ。自己嫌悪。不慣れな撮影だとはいえ、こんな映像になってしまうとは思っていなかった。何かが失敗だったのだ。やはり被写体に原因があるのだろうか。被写体も僕自身がどんな外見を持っているのか分からないだろう。ゴーグルを掛けたままの姿しか見ていないのだ。挨拶もゴーグル越し。これでは良好な関係を築くにも時間がかかるだろう。もっと会話をする必要がありそうだ。

     動きがぎこちない。手足の動きに自然さがなくなっている。身体のどこかに無駄な力が入っているからなのだろう。しなやかさに欠けている。普段はこんな状態ではないのだろう。無理にモデルを頼まれて、ウォーキングしても、同じ側の手足を同じ方向に降り出しているようなものだ。なんだか可哀そうになってしまうぐらいだ。作り笑いの表情も惨憺たるもの。口元が引きつっている。表情が硬すぎる。凍りついた笑顔とでも言った方がいいかもしれない。笑顔が泣き顔のように見えてしまっている。これでは素人でも酷過ぎるかもしれない。今どき自分撮りをしている映像を見ても、もっと自然に振る舞っている女性はいくらでもいる。僕の被写体は自分撮りをすることがないのだろうか。僕を眼の前にして緊張してしまったのだろうか。一人でなら自然な自分撮りができるのかもしれない。そうだとしたら、やっぱり被写体ともっと関係をよくしなければならないだろう。

     被写体と打ち解けるためにも、今日撮影した映像を少しは見られる状態にしてやらなければならない。その映像を見せながら、もっと自然に振る舞えるようなアドバイスでもしてやれればいいのだが、うまく編集を進めることができない。どこを切っても同じような動きと表情ばかりだ。これでは金太郎飴のようなものではないか。ここまで表情が一定というのも珍しいことだ。もしかしてわざとこんな表情をして僕を試してでもいるのだろうか。だとしたらかなりの演技派と言わなければならない。自分はやっぱり担がれているのだろうか? 依頼人と被写体が結託して僕を物笑いの種にでもしようとしているのではないのか? しかし何のために。僕を担いだところで何が面白いというのだろう。あまりにも手の込んだ暇つぶしをしているのだろうか。まあそんなことはないだろう。いくらお金や暇があっても、こんな悪戯に時間を費やすなんて馬鹿げたことだ。やっぱり被写体は天然の大根役者というところが落ちなのだろう。ここは指導係がしっかりしなければならない。その分の報酬はもらえるのだから、金額に見合うだけの仕事はしておこうと思った。編集を続けよう。夜も深まってきた。明日も被写体のところへ通わなければならない……。

    <次章へ続く>
    第4章 スチル撮影

     
     
     
    普通の初老のおじさんです。ヘッダー画像は2024年に撮影したアムステルダム国立美術館の資料室。本が好きなので本棚に資料が詰まった写真にしました。カメラを触ることが好きです。長編小説を趣味で書いています。ヨーロッパ旅行が好きです。プロフィール画像は数年前に息を引き取ったマルチーズ。

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