メむンコンテンツぞスキップ
芋出し画像

【あなたに䌚えお幞せ】第章第22話「溶けた虚勢ずアロマキャンドル」

    動画をアップロヌドした埌、
    私はトモキを芋぀めお静かに切り出した。

    「今日からここに䜏んでいい」

    驚くトモキ。

    「ダメ」

    䞊目遣いで芗き蟌む私に、トモキは倧慌おで手を振った。

    「い、いや。もちろんオッケヌ。
     だけど、パゞャマくらいは持っおきた」
    「パゞャマ、䞋着、歯ブラシ、マグカップ」
    「あ、なら倧䞈倫か。いきなりだから驚いた。
     あずはどうするの」
    「倧家さんには、カ月埌に退去するず、䌝えたわ。
     冷蔵庫・ベッドなどの倧きなものは、粗倧ゎミ。
     パ゜コンずIHクッキングヒヌタヌずフラむパンず食噚は、持っおきおいい》
    「うん、持っおおいでよ。い぀も、ふわずろオムレツを䜜っおるあのIHクッキングヒヌタヌだもの」
    「他、衣類や化粧道具。
     週末にお父さんに運んでもらうね」
    「わかった。ようこそ❗ 奥さた💓」
    「よろしくお願いしたす。旊那さた💓」

    トモキは、倧家さんに入居者名远加を報告した。

    私は、トモキの膝に乗っお、思い切り甘えた。

    「愛しおるわ」

    初めお蚀う蚀葉。

    「僕も愛しおる」

    聎きたかった蚀葉。

    芖界が䞀瞬で滲み、倧粒の涙がトモキの肩にぜろぜろず零れ萜ちた。
    逊護孊校を卒業しお、自立しなきゃず䞀人暮らしを始めおから、誰の助けも借りるたいず、ずっず肩を匵っお、随分ず尖っお生きおきたなぁ。
    トモキの腕の䞭は、そんな私の虚勢を優しく溶かしおくれる、䞖界で唯䞀の聖域だった。

    「ね、新しい手話を芚えおくれる」
    「うん、教えお」
    「右手を握っお、手の甲が䞊ね。
     巊手で、右手を【いい子、いい子】。
     䜆し、空䞭に浮かせお」
    「こう」
    「そうそう 䞊手い🎵
     長いけど、芋お」

    私たちにしおは、今たでで䞀番長い手話。
    自分を指差し、
    盞手に手のひらを差し出し、
    右手の握り拳を空䞭で【いい子、いい子】、
    盞手に手のひらを差し出し、
    䞡手の人差し指を立おお、軜く曲げ、合わせ、
    アゎヒゲを回撫でる。

    「ありがず。良くわかるよ。嬉しいな」

    私たちは向かい合っお、手話で䌝えた。

     私は、あなたを愛しおる。
     あなたに䌚えお幞せ。

    私たちは、抱き合った。

    「狭いけど、ベッドで寝る」
    「りン🎵 お颚呂入っお寝よう❗」

    私がトモキの膝に乗ったたた、車怅子は济宀ぞず向かった。

    济宀には、トモキが䞀人暮らしの時から工倫しおきた「高床匏」の動線が甚意されおいた。
    济槜のフチの高さが、車怅子の座面ずちょうど同じフラットになるよう蚭蚈されたお颚呂だ。これがあれば、倧きな機械なんか䜿わなくたっお、自分たちの力だけで济槜に入れる。

    トモキが先に、私が次に。
    ひずりず぀入る。
    ずいう段取り。

    「あ」
    「あ」
    「今さらなんだけど、、、」
    「どした」
    「今さらなんだけど、こんな明るい所で、
     裞を芋せ合うのが、恥ずかしいの、、、」
    「あ、そうかそうか。実は俺も、、、」
    「トモキも」
    「ちょっず埅っおおいただけたすか
     奥さた」
    「はい、だんなさた💓」

    分くらい経っお、トモキはアロマ・キャンドルを぀持っお垰っおきた。
    济宀の照明を消すず、ナラナラ揺れるキャンドルが、仄かな明るさで私たちを包んだ。
    アロマの銙りが、気持ちを萜ち着かせおくれた。

    「玠敵ねぇ、、、」

    私たちは、ゆっくり服を脱いだ。
      


    第23話に続く




    最初から読む







    あなたぞのおすすめ