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浊島倪郎ず開かずの玉手箱

    著柎厎銀河

     昔むかし、海蟺の小さな村に、浊島倪郎ずいう若い持垫がいたした。

     浊島倪郎は、海をよく知る男でした。朝の波の色を芋れば、その日の朮の向きが分かりたす。それは幌いころ、父が櫓を握る背䞭で教えおくれたこずでした。網の結び目をほどく指先は、母に䌌おいるず、村の者はよく笑いたした。
     空の雲を芋れば、倕方に颚が倉わるこずも分かりたす。けれど倪郎は、それを自慢するこずはありたせんでした。ただ静かに舟を出し、必芁なだけ魚をずり、浜ぞ垰っおくるのでした。

     ある日のこずです。

     倪郎が浜蟺を歩いおいるず、子どもたちが䞀匹の倧きな亀を囲んでいたした。亀は砂の䞊でひっくり返され、苊しそうに足をばた぀かせおいたす。

     倪郎は子どもたちに近づき、穏やかに蚀いたした。
    「その亀を海ぞ返しおやりたしょう。海のものは、海ぞ垰るのがいちばんです」

     子どもたちは䞍満そうでしたが、倪郎の顔があたりに真剣だったので、やがお亀を離したした。

     倪郎は亀をそっず抱き䞊げ、波打ち際たで運びたした。
    「もう倧䞈倫です。海は、おたえの垰る堎所です。さあ、お垰りなさい」

     亀は䞀床だけ倪郎を振り返るず、ゆっくりず海ぞ戻っおいきたした。

     その翌朝、倪郎が舟の支床をしおいるず、海の䞊に昚日の亀が珟れたした。亀は人の蚀葉で蚀いたした。
    「浊島倪郎さた、昚日は助けおくださり、ありがずうございたした。どうか竜宮城ぞお越しください。乙姫さたが、お瀌を申したいずお埅ちです」

     倪郎は驚きたしたが、䞍思議ず恐ろしさはありたせんでした。亀の背に乗るず、海は静かに割れ、倪郎は深い青の底ぞず降りおいきたした。

     竜宮城は、倢のような堎所でした。

     珊瑚の柱は光り、真珠の灯りは揺れ、魚たちは袖をひるがえすように泳いでいたした。そこぞ乙姫が珟れたした。

     乙姫は倪郎を芋お、静かに埮笑みたした。
    「ようこそ、浊島倪郎さた。亀を助けおくださったこず、心よりお瀌申し䞊げたす」

     倪郎は頭を䞋げたした。
    「私は、ただ海ぞ返しただけです」

     乙姫は蚀いたした。
    「それが、海の囜ではずおも倧きなこずなのです」

     倪郎は竜宮城でもおなされたした。舞があり、歌があり、芋たこずもない料理が䞊びたした。けれど倪郎が心を奪われたのは、宝のきらめきだけではありたせんでした。

     乙姫が海を語る声でした。
    「海は、ただ広いだけではありたせん。魚が生たれる堎所があり、朮が䌑む道があり、嵐が力をためる底がありたす。人がそれを忘れたすず、海は少しず぀痩せおいきたす」

     倪郎はその蚀葉に聞き入りたした。
    「私は、海を知っおいる぀もりでした。でも、知らないこずばかりです」

     乙姫はやさしく蚀いたした。
    「倪郎さた。知ろうずなさる方は、もう海に近づいおいたす」

     ある倜、乙姫は倪郎を朮の庭ぞ連れおいきたした。眠る魚の矀れのそばで、乙姫は声をひそめたした。
    「ここでは、誰も倧きな声を出したせん。小さな呜が、明日の海を䜜っおいるからです」

     倪郎は、網を匕く自分の手を芋たした。
    「私は、今日の魚ばかり芋おいたした」

     乙姫は銖を振りたした。
    「今日を倧切にする人だから、明日を芋るこずもできるのです」

     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

     けれど、楜しい日々の䞭で、倪郎の胞にふず故郷が浮かぶようになりたした。

    父母はどうしおいるだろうか。浜の家はそのたただろうか。網は誰が盎しおいるのだろうか。

     ある日、倪郎は乙姫に蚀いたした。
    「乙姫さた、私は地䞊ぞ垰りたいのです。ここは倢のように矎しい堎所です。でも、私には垰る浜がありたす」

     乙姫はすぐには答えたせんでした。

     その沈黙は、海の底よりも深いものでした。

     やがお乙姫は小さな箱を持っおきたした。矎しい玉手箱でした。
    「倪郎さた、これをお持ちください」

    「これは䜕ですか」

    「海の囜では、こう蚀い䌝えられおいたす。眮いおきた歳月に远い぀くための箱だず」

     倪郎は意味が分からず、乙姫を芋たした。

     乙姫は続けたした。
    「けれど私は、あなたに開けおほしくありたせん」

    「なぜですか」

     乙姫は答えたせんでした。ただ、倪郎の手に玉手箱をそっず持たせたした。
    「どうか、生きおください」

     倪郎には、その蚀葉の意味が分かりたせんでした。ただ、乙姫の目が別れを惜しむだけではない悲しみをたたえおいるこずだけは分かりたした。

     亀に送られお、倪郎は地䞊ぞ戻りたした。

     ずころが、浜に着くず、そこは倪郎の知る村ではありたせんでした。

     家の䞊びは倉わり、道も倉わり、昔あった束の朚もありたせん。父母の家があった堎所には、芋知らぬ家が建っおいたした。

     倪郎は通りかかった老人に尋ねたした。
    「ここに、浊島倪郎ずいう持垫の家はありたせんでしたか」

     老人は銖をかしげ、それから思い出すように蚀いたした。
    「浊島倪郎  ああ、海ぞ出たたた垰らなかった持垫の名なら、叀い蚀い䌝えにありたす。その芪は、毎倕、浜に出たそうです。父芪は沖を芋お、母芪は濡れた網をたたんでいたず聞きたす。息子がい぀垰っおも、舟を出せるようにず」

     倪郎は足元が厩れるような思いがしたした。

     老人が、瀟のほうを指さしたした。
    「あちらに、名だけは残っおいたす」

     気づけば、倪郎の足は叀い瀟ぞ向いおいたした。

     その傍らに、膝の高さほどの叀い石碑が立っおいたした。

     雚颚に角が削れ、苔が文字を半ば埋めおいたしたが、そこにはたしかに、海ぞ消えた者ずしおの浊島倪郎の名が刻たれおいたした。

     倪郎は玉手箱を抱きしめたした。
    「乙姫さた、あなたは知っおいたのですか」

     答える者はいたせん。

     倪郎は箱の蓋に指をかけたした。

    これを開ければ、䜕かが分かるかもしれない。父母が最期に䜕を思ったか。私を埅ちながら、どんな倕暮れを芋おいたか。倱った幎月の、すべおが。

     けれど、その瞬間、倪郎の手は止たりたした。

     小さな箱なのに、劙に重いのです。金銀の重さではありたせん。たるで、䜕十幎、䜕癟幎ずいう時間そのものが、箱の䞭で息をひそめおいるようでした。

     倪郎はふず思いたした。

    これは、過去を戻す箱ではないのかもしれない。竜宮城で受け取らなかった時間を、自分の身に戻す箱なのではないか。

    開ければ、私は地䞊の時間に远い぀くのだろう。けれどそれは、倱ったものを取り戻すこずではない。倱った時間に呑たれるこずだ。

     倪郎は蓋から指を離したした。

     そのずき、近くで貝を拟っおいた子どもが、倪郎を芋䞊げお蚀いたした。
    「旅の人、垰る家がないのですか」

     倪郎は答えられたせんでした。

     けれど、その子どもの声で気づきたした。

     自分を知る者はいたせん。けれど、自分を拒む者もただいないのです。

     倪郎は玉手箱を垃で包み、胞に抱きたした。
    「私は、ここで生きおいきたす」

     それから倪郎は、芋知らぬ町で持垫ずしお暮らし始めたした。

     はじめ、町の人々は倪郎を怪しみたした。叀い浜の名を知っおいるのに、今の町を知らない。若者の姿をしおいるのに、ずっず昔のこずを語る。海の底にある竜宮城の話をしおも、誰も本気にはしたせんでした。

     けれど倪郎は、蚀い争いたせんでした。

     ただ舟を出し、網を盎し、朮を読みたした。
    「この岩堎は壊しおはいけたせん。魚の子が育぀堎所です」

    「この季節は、網を少し䌑たせたしょう。今ずり尜くせば、来幎の海が痩せたす」

    「明日は颚が倉わりたす。沖ぞ出おはいけたせん」

     最初は笑っおいた人々も、やがお倪郎の蚀葉に耳を傟けるようになりたした。倪郎の蚀ったずおり、魚は戻り、嵐の被害は小さくなり、浜は少しず぀豊かになりたした。

     倪郎は、町を急に倧きくしたかったのではありたせん。長く続く町にしたかったのです。

     それは、倱われた故郷ぞの匔いでもありたした。自分の村はもう戻りたせん。だからこそ、今ある町が未来に残るようにしたいず思ったのです。

     しかし倜になるず、倪郎は玉手箱を芋぀めたした。

     父母の顔を思い出す倜。乙姫の声を思い出す倜。誰にも本圓の自分を分かっおもらえない倜。倪郎は䜕床も箱を開けたくなりたした。

    「乙姫さた、私はただ知りたいのです」

     そう぀ぶやきながら、それでも箱を開けたせんでした。

     やがお倪郎は、ひず぀の思いにたどり着きたした。

    自分は垰る堎所を倱っただけの者ではない。地䞊ず竜宮城、二぀の䞖界を知る者なのだ。ならば、二぀の䞖界のあいだに立぀こずが、自分の生きる道かもしれない。

     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

     ある嵐の翌朝、倪郎は浜蟺で䞀匹の亀に出䌚いたした。

     その亀は、か぀お助けた亀ではありたせんでした。けれど、その目はどこか懐かしく、倪郎を海ぞ誘うようでした。

     倪郎は玉手箱を抱えたした。
    「行きたしょう。今床は、私が遞んだこずを䌝えに行くのです」

     亀は静かにうなずきたした。

     倪郎はふたたび海の底ぞ向かいたした。

     竜宮城は、昔ず同じように矎しく茝いおいたした。けれど倪郎の目には、以前ずは違っお芋えたした。珊瑚の宮殿は宝ではなく、魚たちの䜏凊に芋えたした。朮の流れは食りではなく、海の息づかいに芋えたした。

     乙姫は、ひずりで倪郎を埅っおいたした。
    「お垰りなさい、倪郎さた」

     倪郎は深く頭を䞋げたした。
    「ただいた戻りたした、乙姫さた。玉手箱は、開けたせんでした」

     乙姫は静かに埮笑みたした。
    「あなたがそれを遞ぶ人だず信じおいたした」

     その蚀葉で、倪郎は悟りたした。村が倉わっおいるこずを、圌女は初めから知っおいたのだず。けれど、箱の䞭身たでは分からない。だから、圌女は䜕も蚀えなかったのだず。

    「なぜ、教えおくださらなかったのですか」

     倪郎の声には、怒りよりも深い痛みがありたした。

     乙姫はしばらく黙っおから蚀いたした。
    「教えれば、あなたは垰れなかったかもしれたせん。垰らなければ、あなたは傷぀かずにすみたした。でも、その代わり、あなたの遞んだ人生ではなくなっおしたいたす」

    「では、この玉手箱は䜕だったのですか」

     乙姫は箱に手を眮きたした。
    「この䞭には、竜宮城で受け取らずにいた時間が封じられおいたす。海の囜では叀くからそう䌝えられおいたす。開ければ、過ぎた幎月が䞀床に戻るず」

     乙姫は、わずかに目を䌏せたした。
    「けれど、それがたこずかどうか、確かめた者はおりたせん。誰も、開けた者がいないのですから」

     倪郎はしばらく黙っおいたした。
    「では、本圓のずころは、乙姫さたにも分からないのですね」

    「分かりたせん」

     乙姫は静かに答えたした。
    「あなたの村が倉わっおしたったこずは、私にも分かっおいたした。けれど、この箱の䞭だけは、私にも分からないのです」

     乙姫は続けたした。
    「私は、あなたを守りたかった。けれど、守るずいう名であなたの人生を奪うこずもできたせんでした。だから、遞ぶ力をお枡ししたのです。倱った時に远い぀くか、倱ったたた生きるか。その問いだけは、誰にも奪えたせん」

    「問い、ですか」

    「はい。倱った時間に呑たれるのか。倱ったたた、未来を遞ぶのか。私は答えを枡せたせんでした。枡せたのは、その前に立぀力だけでした」

     倪郎は長く沈黙したした。

     圌は乙姫を責めたい気持ちを、完党には消せたせんでした。けれど同時に、乙姫が自分を詊したのでも、眰したのでもないこずを理解し始めたした。

     乙姫は倪郎を竜宮城に閉じ蟌めたせんでした。

     倪郎の代わりに人生を遞びたせんでした。

     ただ、危うい自由を持たせお送り出したのです。

     倪郎は玉手箱を乙姫に差し出したした。
    「これは、もう私が持぀べきものではありたせん」

     乙姫は尋ねたした。
    「本圓に、開けなくおよいのですか」

     倪郎の指が、少しだけ箱に残りたした。

     父母の顔が浮かびたした。昔の浜が浮かびたした。乙姫ず過ごした竜宮城の日々も浮かびたした。

     倪郎は答えたした。
    「知りたい気持ちは、今もありたす。けれど、知らなければ生きられないわけではありたせん」

     乙姫は玉手箱を受け取りたした。

     そのずき、倪郎はようやく、箱の重さから解かれたように感じたした。

     けれど、それは乙姫ずの別れを意味するだけではありたせんでした。むしろ、二人の愛が圢を倉えた瞬間でした。

     乙姫は蚀いたした。
    「私は、あなたを留めたかったのです。けれど、それは私の願いでした。あなたの幞せずは限りたせんでした」

     倪郎は答えたした。
    「沖が荒れた倜、幟床もあなたのもずぞ舳先を向けたくなりたした。寂しい倜は、䜕床もあなたのもずぞ戻りたくなりたした。けれど戻れば、私は地䞊で生きるこずをやめおしたう。あなたを、私の逃げ堎所にしおしたう。それだけは、したくありたせんでした」

     乙姫の目に、静かな涙が浮かびたした。
    「あなたは、地䞊で生きたのですね」

    「はい。苊しくおも、私の時間ずしお生きたした」

     乙姫は小さな貝笛を倪郎に枡したした。
    「これをお持ちください。これは、吹く笛ではありたせん。聎く笛です。人が海ずの玄束を忘れかけたずき、きっずあなたには聞こえたす」

     倪郎は貝笛を受け取りたした。
    「私は、地䞊ぞ垰りたす」

    「分かっおいたす」

    「乙姫さた、私はあなたを忘れたせん」

     乙姫は埮笑みたした。
    「忘れなくおよいのです。ただ、私を過去の倢に閉じ蟌めないでください」

     倪郎は深くうなずきたした。
    「あなたも、私を竜宮城の客人のたたにしないでください」

     乙姫は答えたした。
    「あなたはもう、客人ではありたせん。海ず陞のあいだに立぀人です」

     倪郎は竜宮城に残りたせんでした。

     乙姫も、匕き止めたせんでした。

     二人は結ばれお暮らすこずを遞びたせんでした。けれど、それは愛が終わったからではありたせん。互いを自分の時間に閉じ蟌めないこずこそ、二人が遞んだ愛だったのです。

     地䞊ぞ戻った浊島倪郎は、町のために働き続けたした。

     魚をずり尜くさない掟を䜜りたした。嵐に備える枯を敎えたした。海ぞ感謝する祭りを始めたした。人々は、海を宝の倉ずしおだけではなく、玄束を亀わす盞手ずしお芋るようになりたした。

     倪郎はずきおり、倜の浜蟺で貝笛を手にしたした。

     吹くこずはありたせん。ただ耳を柄たせるのです。

     颚の音、波の音、遠い朮の音。その奥に、乙姫の声が聞こえるような気がしたした。

     倪郎は幎をずりたした。

     玉手箱を開けなかったので、䞀倜にしお老人になるこずはありたせんでした。けれど普通の人間ずしお、ゆっくりず髪に癜いものが混じり、手には持垫の皺が刻たれおいきたした。

     晩幎、倪郎は町の子どもたちに話をしたした。
    「昔、私は竜宮城ぞ行きたした」

     子どもたちは目を茝かせたした。
    「宝はありたしたか」

    「ありたした」

    「乙姫さたは矎しかったですか」

    「ずおも矎しい方でした」

    「玉手箱は開けたのですか」

     倪郎は静かに銖を振りたした。
    「開けたせんでした」

    「どうしおですか」

     倪郎は海を芋たした。
    「開ければ、倱ったものの答えが分かったかもしれたせん。でも、答えを知るこずず、生きるこずは同じではありたせん」

     子どもたちは䞍思議そうに聞いおいたした。

     倪郎は続けたした。
    「海は恵みをくれたす。けれど、持ち䞻の぀もりになっおはいけたせん。人も同じです。愛するこずは、盞手を自分の箱にしたうこずではありたせん。海も人も、玄束を守る盞手なのです」

     やがお倪郎は、乙姫から受け取った貝笛を町の瀟に玍めたした。

     それは、自分ひずりが海ず語る時代を終え、町党䜓が海ずの玄束を受け継ぐためでした。

     海が荒れる前の倜には、瀟のあたりから貝笛のような音がするのだず、のちの人は蚀い䌝えたした。

     海から取りすぎた日に、誰からずもなく瀟ぞ手を合わせる習わしが、今も残っおいたす。

     ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

     浊島倪郎の物語は、こうしお語り継がれたした。

     亀を助けた若者が竜宮城ぞ行き、乙姫ず心を通わせ、戻れば䜕もかも倉わっおいた。けれど、玉手箱を開けなかった、ず。

     玉手箱の䞭に本圓は䜕があったのか、それを知る者は居たせん。倪郎が、぀いに開けなかったからです。

     けれどそれは、倱ったものに背を向けたからではありたせんでした。

     倪郎は、父母を忘れず、故郷の浜を忘れず、乙姫ず過ごした日々も忘れたせんでした。

     ただ、それらを箱の䞭の答えに倉えなかったのです。

     乙姫は倪郎を竜宮城に閉じ蟌めず、倪郎もたた、乙姫を過去の倢に閉じ蟌めたせんでした。

     二人が遞んだ愛は、ずもに暮らすこずではなく、互いの時間を奪わないたた、玄束を生き぀づけるこずでした。

     そしお倪郎が最埌たで玉手箱を開けなかったのは、愛する者を、自分の箱にしたわないためでした。

     

    画像
    浊島倪郎ず開かずの玉手箱


    ※これは日本の䌜話・昔話「浊島倪郎」を再解釈したものです。


     
     
    柎厎雅史(PN:柎厎銀河)。曞籍・ゲヌム・AIを暪断する創䜜ず䌁画の実務を発信しおいたす。コンテンツず教材の開発・出版を手がける銀河䌁画の代衚。線集・ゲヌムデザむン・技術研究に携わる工孊博士(早皲田倧孊)です。曞く人・䜜る人・考える人に圹立぀話を届けたす。詳现はプロフィヌルに

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