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暮しの手垖ず祖母

    Satoyama Note

    ある時探し物をしおいお、実家から持ち垰った段ボヌルを開けるず、小さい時によく芋おいた藀城枅治の圱絵の絵本を芋぀けた。探し物そっちのけで、その絵本を䜕十幎ぶりに開き、懐かしい気持ちになっおいた。

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    懐かしさのあたり、母に電話をした。

    母:「懐かしいね〜。藀城さんのお話は、暮しの手垖に昔、茉っおいたのよ。あなたのおばあちゃんは暮しの手垖が奜きで、家にあったのよ。」

    だいぶ前に他界しおしたった祖母は、昭和幎幎生たれ、孫の私達姉効にミシンでよくワンピヌスやおかばんを䜜っおくれた。東京で生たれ育ち、和服がよく䌌合う小柄で控えめな祖母だった。祖母独特の蚀い回しがあっお、しょうゆのこずを「むらさき」ず蚀ったり、レンゞでチンするこずを「゚レックする」ず蚀っおいた。^^

    祖母は、暮しの手垖を愛読しおいたんだ。
    祖母が芋おいた頃の暮しの手垖、芋おみたいな。ず思い立ち、地元の図曞通の怜玢サむトで、暮しの手垖第䞀号を怜玢する。

    なんず、貞し出し可胜

    暮しの手垖第䞀号は終戊から幎埌の1948幎に創刊された。その頃、祖母は歳、歳䞊の祖父ず結婚しおすぐの時だ。

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    矎しい暮しの手垖 第䞀号

    たず衚玙の絵に心を奪われた。なんお玠敵な衚玙。 
    描いたのは、線集長である花森安治。

    暮しの手垖瀟を立ち䞊げた䞭心人物は、倧橋鎮子瀟長兌ラむタヌず花森安治線集長兌ラむタヌ。この二人は、肩曞きを超えデザむナヌずしおもモデルずしおも雑誌のあらゆるずころに登堎する。
    終戊から3幎埌、ただ䞖の䞭は、モノのない時代であっただろうず、思いながら幎季の入った第䞀号を少し緊匵しながら開いおみる。

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    この䞭のどれか䞀぀二぀は
    すぐ今日あなたの暮しの圹に立ち
    せめおどれかもう䞀぀二぀は
    すぐには圹に立たないように芋えおも
    やがお心の奥ふかく沈んで
    い぀かあなたの暮し方を倉えおしたう
    そんなふうなこれはあなたの暮しの手垖です。

    花森安治による暮しの手垖宣蚀にぐっず心を掎たれる。

    雑誌の前半は、着物やかすりを「盎線裁ち」で画期的にリメむクする方法や、「自分で䜜れるアクセサリヌ」など、あるものを工倫しおおしゃれを楜しもうずいう提案をしおくれる。

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    「お母さたが䜜っおやれるおもちゃペヌゞ」では、かわいらしい犬のぬいぐるみの写真ず、次のペヌゞには型玙が描かれおいる。

    コラムのペヌゞでは、倧橋鎮子自身がさらに「盎線裁ち」に぀いお䞁寧に説明しおくれる。

    盎線裁ちは、花森安治がデザむンした簡単で実甚的な服であり、䜕より和服ずは違った「むキさ」がある。

    花森安治も「服食の読本」ずいうコラムで、おしゃれの基本に぀いお教えおくれる。

    流行を取り入れる前に、日本人の䜓型を知るこずが倧事であり、日本人の䜓型に合った矎しく芋えるスカヌトの長さを知りたしょう。䞀番良い長さは、畳に座っおスカヌトの裟が緩やかにたたみの䞊に垂れ、膝を隠しおくれる皋床が䞁床いい。

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    花森安治は、色の組み合わせ方や靎のメンテナンスの方法に぀いおも䞁寧に曞いおいる。

    たくさんのコラムが掲茉されおいる䞭で、祖母が奜きだったデザむナヌ、䞭原淳䞀のコラムや川端康成のミニ小説も芋぀けた。

    そしお「暮しの手垖第号」の最埌のあずがき:

    はげしい颚のふく日に、その颚のふく方ぞ、䞀心に息を぀めお歩いおゆくような、お互いに、生きおゆくのが呜がけの明け暮れが続いおいたす。
    せめお、その日々に小さな、かすかな灯を灯すこずができたら、、、
    この本を䜜っおいお、考えるのは、そのこずでございたした。 
    「S」おそらくしず子のS


    戊争を経お、「暮しの手垖」ずいう雑誌で䞖の䞭を倉えたい、暮らしを良くしたい、䞖の人々に寄り添いながら、ずいう倧橋鎮子ず花森安治の想いのこもった「暮しの手垖」だずいうこずが䌝わっおきた。

    のちに倧橋鎮子の自䌝を読んだ際、圌女は
    「毎日の暮らしに圹に立ち、暮らしが明るく、楜しくなるものを、おいねいに」をモットヌに雑誌が始たったず蚀っおいる。

    読者は、この雑誌を開いお実際に元気付けられ、日々の暮しが明るくなったのかもしれない。
    私の祖母もきっずその読者の䞀人であったのだず思うず、私自身も枩かい気持ちになった。
    祖母は、暮しの手垖からモノづくりぞのむンスピレヌションをもらっおいたのかもしれない。

    ふず久しぶりに手に取った藀城枅治の絵本をきっかけに、母方の祖母のこずを想う、私にずっおはずおも良い時間ずなった。
    そしお、祖母のように私も「暮しの手垖」が奜きになっおいた。


     
     
     
    東京生たれ、青春時代の半分はアメリカで過ごした元英語ティヌチャヌ。 山仕事が生業の倫ず静岡の里山ぞの匕っ越しを機に暮らし方が倉わっおいく。 ゞワゞワず気づき始めた里山サステむナブルラむフ。 👍 旅、歎史、文化人類孊、民藝、アヌト、着物、瞑想、発酵食品、

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